家で勉強できない…のは「キリのいいところまで…」が原因!?
起立!気を付け!礼!
お願いしまーす!
どうもカメレオンマン4℃12です。(名前の由来が気になる方は↓)
今日は生徒にもよく聞かれる「家帰ったら勉強できないんです…」についてお話してみます。
「キリのいいところまで…」って気持ちを逆に利用してやろうって話です。
「キリのいいところまで…」
勉強でも何でもそうなんですが
「ちょっと待って!あとちょっと!キリのいいところまで…」
ってやっちゃうことがめちゃめちゃあると思います。
(えと…共感してくださいますよね?じゃないと話が終わっちゃいます笑)
でも、何かこういう風に思ったときの「終わらせたい欲」とか「途中で終わったら気持ち悪い感じ」とかって半端ないと思うんです。
そうなんですよね。
僕らには、何か「中途半端なものは完成させたい欲」ってのが備わってるらしいです。
ツァイガルニク効果(ザイガニック効果)
有名な言葉なので知っている人も多いと思いますが、
心理学の言葉でカッコ良く言うと、こんな風に言うらしいです。
Wikipedia先生の説明によると…
人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象。
目標が達成されない行為に関する未完了課題についての記憶は、完了課題についての記憶に比べて想起されやすい
ってことらしいです。
たとえば、
「正解はCMのあと!」とか「ドラマの次回予告」とか
そういうものをイメージしてもらったら分かりやすいと思います。
じゃあ、この「中途半端なものは完成させたい欲」を逆手にとって、うまく勉強にも応用してみましょ!っていう話なんです。
ツァイガルニク効果の勉強への応用
で、くれぐれも「えっ?宿題は全部やらなくてもいいの?」
とかそういう話ではないです。
(ほんまに、子どもって都合の良い解釈してきますよね笑)
これも「うまく使える場面、タイミングってあるよね!」ってことです。
具体的には…
①学校での学習を家庭学習につなげたいとき
②勉強を一旦中断してから再開したいとき
この2つの場面はすごく有効だな~って思います。
一つずつ見ていくと…
①学校での学習を家庭学習につなげたいとき
例えば放課後学校で学習していて、「集中が切れてきたなー」とか思ったところで「あえてキリの悪いところで学習をやめる」ようにしてみてください。
そしたら、「中途半端なものは完成させたい欲」に引っ張られて、誘惑の多い家であっても教材を開く確率は高くなると思います。
(そもそも論ですが、「家庭で学習ができないんです」という生徒には、「まずは学校・塾・図書館とか、自分がちょっとでも『勉強しないと…』と思える『環境』に身を置いて、その力を借りましょう」と言っております。)
②勉強を一旦中断してから再開したいとき
これも同じように、家事とかどうしても外せない用事で中断する場合は、あえて中途半端な状況で終えてみようにしてみてください。
そうしたら「中途半端なものは完成させたい欲」に引っ張られて、そのまま勉強をやめちゃう確率は低くなると思います。
「いやいや、カメレオンマン先生」(何やねん!その名前… こちら)
「途中でやめたら、再開するときにどこまでやったかわからんくなるやん!」
っていう声が聞こえてきそうですが、
それでいいんです!というか、それがいいんです!(カビラさん笑)
短期的な視点で考えたらかかる時間は増えるかもしれませんが、長期的に見れば、「勉強ののりしろ」が出来て、知識がつながりやすくなるんです。
まとめ
ということで本日のまとめに!
①「キリがいいところまでやりきる!」がダメ!っていう話ではなく、むしろ「長期的な目標」を設定して、そこから逆算して「毎日の課題をクリアする」を続けるのが原則!
②でも、勉強を一時中断する時など「場所・時間をまたぐ場合」は「あえてキリを悪くする」のも大事!
③中断前の部分に立ち返り「勉強ののりしろ」を作ることで「知識」をつなげる!
ということで、また明日!
起立!気を付け!礼!
ありがとうございました!
ほんまにありがとうございます。いただいたサポートは全て、これからの未来を生きる若者・子どもに還元します。