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夏の、はじまりのような終わりのような
夫が死なないで帰って来る事を願う日々だ。
大袈裟でなく真面目なはなし。
部屋の神棚に居る神様に毎日手を合わせている。
夫の仕事は高校の用務(殆どが屋外の修繕や草刈り)と、その後は副業で農園の草刈り。
暑い、暑いのだ。とにかく死ぬほど暑いのだ。死ぬほどという事は死ぬかもしれないのだ。
夕方になっても熱風が吹くこの季節、炎天下。身体中の水分が持っていかれその先には脱水が待ち受ける。これだけ毎日バッタバッタと人が倒れ病院に運ばれる中、夫だけが無事であると何故言える。若い頃とは身体が違う。や、若いとか年寄りとか関係ないのが熱中症。
だから私は毎日神様に手を合わせ、無事に夫が帰宅すれば「生きててありがとう、死なないでありがとう」と真面目な顔で告白する。
勿論本人もこまめに水分を摂り(塩入りの麦茶)、こまめに休憩をし、今日はキツイなと感じれば農園バイトはパス、を心がけてはいるけれど、これだけ暑いとね。
命はだいじ。戻らない。
私はいつもとても大袈裟だけれど、このくらいで丁度いい。
で、昨日は夫。日頃の作業のご褒美に(嘘、県の規定が変わったか何か)作業着を何枚か買って下さいと学校の事務長に言われ指定のホームセンターで買い物をしたらしい、勤務時間中に。なんか面白いと思ったけれど、そういう時間も込みの勤務で細かく色々決まってるらしい。
そう、お買い物。
作業着がもう古くなって来てたから良かった。襟なんてもうボッロボロで。
え、それを見兼ねた事務長が県に掛け合ったとか?それはないな。いや、あるのか?
知らないけれど、とにかく嬉しい。良かった。
あとは車のエアコンが治れば万歳だ。
そう、壊れたのだ、車のエアコンが。ぱったりと止まり温風。この酷暑の中。続けてラジエーターも故障。エアコンよりラジエーターが重要という事でそちらを先に修理。
エアコン修理は来年に持ち越し?
あー、宝くじ当たらないかなー。
当たれー、神様ー。
いや、神様が怒るで。
神様には、夫の命を最優先に。
ね。