見出し画像

「リボ払い」シュミレーション結果発表


はじめに

最近、リボルビング払い(リボ払い)を利用する人が急増しているようです。リボ払いは、欧米では一般的に利用されている支払方式ですが、利用者がリボ払いを正しく理解しているのか疑問があるため、この記事で手っ取り早く学んでいただけたらと思います。


リボ払いとは

クレジットカードの支払い方式の一つで、あらかじめ設定した設定金額を月々支払っていくものです。


シュミレーション条件

ごちゃごちゃとメリット、デメリットを記載するよりもシュミレーション結果を見ればすぐに理解できるため、無駄なことは全てすっ飛ばします。


あるクレジット会社で、「リボ払いシュミレーション(※1)」を実施してみました。そのときの条件は、次のようにしました。

(※1)ほとんどのクレジット会社はNETで提供しています。

利用予定年月日 ・・・・・2020年5月5日
利用予定金額 ・・・・・・100万円
手数料率(実質年率)・・・15.00%
支払いコース ・・・・・・定額コース
月づきの支払い金額(元金):20,000円


シュミレーション結果

上の条件でリボ払いシュミレーションした結果がこちらです。

支払い元金(合計)・・・・1,000,000円
支払い手数料(合計)・・・   316,798円
支払い合計金額 ・・・・・1,316,798円

ちなみに支払い完了年月は、2024年7月10日となりました。(約4年)


次に最初の 5か月分を見ていきましょう。

支払い金額(5か月分)・・・・158,153円
支払い手数料(5か月分)・・・  58,153円
支払い後残高(5か月後)・・・900,000円

なんと、支払い金額の1/3以上が手数料となっており、借金が思ったほど減っていません。しかも月づきの支払い金額は、設定した20,000円ではなく平均31,630円となります。


まとめ

・手数料率(利子)が実質年率15%と、かなり高いです。

・条件にもよりますが、1,000,000円借金すると1,300,000円返済となります。

・月づきの支払い金額を20,000円に設定したのに、返済前半は30,000円を超える支払い金額となります。

・支払い前半5か月分を見ると、158,000円を支払っても借金は100,000円しか減りません。(借金が減りにくい)

・クレジットカードは、自動的にリボ払いとなっている場合があります。



リボ払いの特徴と利用上の注意(日本クレジット協会)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?