TRANS・YZEO まめ知識 その3 コースとチェックポイント
コース図とチェックポイント
トランス・エゾは1日が1ステージのステージレースです。その1日のコースは、前日夜のミーティングで地図が配られ、その時に分かります。ミーティングの時間は、節度時間(最終ゴール時間)の20分後と決まっています。その日ゴールしてから、次の日のコースが分かるのです。
これがその地図です。この地図は数年前の物です。toえりものステージの地図の一部です。コース図には、国土地理院の25000分の1の地図が使われています。地図の1ページのサイズはB5サイズです。B4サイズの用紙に、B5サイズの地図が2ページ分印刷されてます。
トランス・エゾは地図通りに走り、コースの中にあるチェックポイントを探し出して、ゴールに向かうのです。
これがチェックポイント表の一部です。これは10年近く前の物で、今は全く違う場所がチェックポイントになっています。(このチェックポイントの場所は今はコースになっていません。)
この用紙にチェックポイントの通過時間と、抜け文字を記入していきます。
一昨年からチェックポイントの通過を写真に撮り、その写真をメールで呼びかけ人に送ることも加わりました。私は「用紙に記入するだけで良いのに」と思いながら一昨年のトランス・エゾを走っていました。
チェックポントについてから
チェックポントについて、抜け文字を確認したら、次のような手順を行います。
チェックポイント表と筆記用具を出す。
チェックポイント表に、時刻と抜け文字を記入する。
チェックポイント表と筆記用具をしまう。
スマートフォンを出す。
スマートフォンで、チェックポントが入るように自撮りする。
チェックポントを撮影した写真を、呼びかけ人との連絡LINEに投稿する。
スマートフォンをしまう。
この手順で行うと、一つのチェックポイントで約2~3分かかります。10のチェックポイントがあると、そのチェックポイントでの手順で30分かかってしまいます。「うーん。この時間は無駄だなあ。」と思っていました。
写真をLINEで報告することは、昨年もありました。これからは毎年行われるようです。チェックポントの通過を報告することで、呼びかけ人にはランナーがどこを走っているのか確認することができます。
この写真を撮ることが必須なら、時間短縮のために、工夫できることがあります。チェックポイントの写真を撮るときに、チェックポイントの抜け文字が分かるように撮影しておきます。その写真を連絡LINEに投稿します。ここではチェックポイント表には記入しません。チェックポイント表の記入は、ゴール後にその写真を見ながら、通過時間と抜け文字を記入していきます。
実際にそうしている人が、私以外にもいました。私には、このやり方のほうが、短時間でチェックポントを通過できました。また、雨が降っている時にチェックポイント表に記入していると、だんだんと濡れていきボロボロになってしまいます。写真撮影だけにすれば、雨の中でチェックポイント表を出す必要がなくなり、チェックポイント表は濡れません。スマホの写真には自動的に時間も入りますから,後で記入するための時間や抜け文字の情報は写真を見れば分かります。
コースの情報を知るためにミーティングは大切
何度か書いていますが、この地図とチェックポイントは、今は全く違っています。毎年、コースとチェックポイントは少しずつ変化していて、その変わったコースは前日夜のミューティングで分かるのです。
ゴール後のミーティングの時に、次の日のコース図をもらいます。チェックポイントの説明や、補給できる場所の説明を受けます。ランナーからの質問もします。聞いたことはコース図に書き込んでいきます。
トランス・エゾを走るためには、このミーティングはとても大切な時間です。ここで得た情報で次の1日を走るのです。
最近のミューティングは、ランナーがあまり話を聞いていない感じがしています。ランナーはゴールした後で疲れているとは思います。でも、この場の情報が走るためにとても大切なこと、コースが分かっているウルトラマラソンとコース図を見ながら走るトランス・エゾの違いが、十分に伝わってないのではと思いました。このときの気持ちも、トランス・エゾのまめ知識を書くことのきっかけになりました。