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愛と大切。

掃除をする。繕う。
私がものに対して愛着を感じる時だ。

神保町のmagnif(ファッション専門の古本屋)限定トートバッグが使っていくうちに汚れた。ウェットティッシュで汚れを落としていくうちに、程よい疲労感を感じつつ、ふと長く使えることが尊いことのように思えた。

また別の日。
お気に入りの7年ほど前に買ったミナペルホネンのショルダーバッグに経年劣化で穴が空いていた。

黄色地に深緑で植物が刺繍してあるショルダーバッグ。どの服にでも合うバッグなので重宝していた。

7年ほど前に購入したミナペルホネンのショルダーバッグ

プロの修理に頼めば、1万円以上すると言われた。

そんな時、YouTubeでダーニングの動画を発見。
ダーニングとは、衣類の穴が空いているところやほつれているところを修繕するヨーロッパ発祥の修繕方法である。

ふとした興味で、ミナペルホネンのバッグにダーニングを試した。

刺繍糸で織り物をするように繕っていく。

出来栄えはあまりよくないが、私のもの!と強く感じられた。
オリジナリティが生まれ、自分の味をかみしめられたかのようだ。

ダーニングをした部分

最初は何気なくだったが、しかし長く使えるよう、これからもお気に入りでいてくれるよう、願いながら汚れを落としたり繕っていたりする。

ものを大事にしながら生きていく。

毎日を過ごす中で私が最近大切にするようになったことだ。

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