新紙幣を発行する目的は？

みなさま、こんにちは。


新紙幣が発行されてから2ヶ月が経ち、
だいぶ出回ってきましたね。
私も時々お釣りで手にする機会が
増えました。💴


さて、なんで新紙幣を発行するのか？
ということなんですが、
表向きの目的は、偽造防止の強化と
言われています。　


技術の進歩に伴って、今までの紙幣
に施された偽造を防止する技術が陳腐化　
してくるので、偽札が発行される
リスクが高まってきます。


なので、だいたい20年おきにデザイン
や人物が変更されることになっている
ようです。


ですが、裏の目的は、
・キャッシュレス化の推進
・タンス預金のあぶりだし　　　
と言われています。

　
新紙幣が出回るとなると、
企業などでは、新紙幣に対応すべく
システムを更改しないといけません。
そのために生じるコスト負担を
キャッシュレス対応に向けさせて、
キャッシュレス化を進めようという
作戦です。


また、もう一つの裏目的は、
各家庭に眠っているタンス預金を
表に出すことです。


第一生命経済研究所「Economic Trends」の
試算によると、2023年12月末のタンス
預金は59.4兆円になるようです。

　
このタンス預金は、税金逃れになりやすく、
税務署の調査も厳しくなってきています。　　


また、新紙幣発行を機に、タンス預金が
市場に出回ることで、消費活動の活発化
や投資による経済効果も期待できる
ことが予想されます。


ですので、多少はかまわないかも
しれませんが、100万円以上の
タンス預金がある方は、しっかり
申告した方が良いかもしれませんね。