中途半端な人間であること。
私は何者でもありません。学生であり、若者であり、人間です。が、何者でもありません。私は、なんにも持っていません。夢も希望もありません。
夢や希望を抱くことはあります。先程からたくさん矛盾していますが、夢や希望に関しては、"抱くこと"はありました。ですが、それに向かって努力をしたり、一歩踏み出したことはありません。それをせずに、楽な人生を歩んできました。
私は美術系の大学に興味がありました。デザインとかやってみたいな〜って思っていたんです。でもそこに、私の第一試練がありました。それは美大に進むか否かということでした。私は、絵がとびきりうまかった訳ではないし、無知だったので、絵を描く試験が無い学科をよくチェックしました。
それを軽〜く母親に言ったりしてみました。母親はいいんじゃない?と言いました。それと、本気で行きたいならねと言いました。私は、悩んでしまいました。だって、自分の本気が分からなかったから。ほんとに行きたいのかも分からなかったから。
私はここで、すぐに折れました。美大は私大よりお金がかかるし、とか、絵画教室には通ってなかったから勉強も大変だろうし、無理無理って。そして、美大に入った後、まわりのみんなについていける?人一倍努力が必要だよ、とも言われました。もう、図星すぎて、私は、私の希望は、すぐに折れました。べつに親に夢への道を遮られたとかそういうことじゃありません。
過去に戻れるなら、私はデザイン学科に行け!って自分に言います。だっていまその挫折を後悔しているから。なぜ、私は一歩踏み出さず、階段を登らず、ただ緩やかなスロープを下りているのかと。私ってほんとに弱いんですよ。こんなへにょへにょが、夢や希望を叶えるなんて絶対に無理です。
じゃあなんでこんなへにょへにょストーリーを書くかっていうと、読んでくれた方に、後悔してほしくないからです。人生は選択ばっかりです。よね。生きてて10数年のわたしでもそう思います。しかも、夢への道は茨の道で、うまくいかないことのほうが多いと思います。だけど、楽する方を選ぶべきじゃないです。それは、近道に見えるけれど、実際は遠回りなんです。きっと。いや絶対。
これは私へのメッセージ、啓示でもあります。簡単に諦める人生はもうやめて、人生を、人生の選択を、間違えることない、そんな生き方を。
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