品行方正でないボクは万が一、億が一にでも有名になれば、過去のアイツからもコイツからもソイツからも暴露三昧になるんじゃないかと戦々恐々としております
2024年元日に発生した能登半島地震。
自然災害については普段の行いの結果だとか、自身の過ちの積み重ねとかではなく、不憫以外の何でもない。
ここに災害の犠牲者の方のご冥福をお祈りするとともに、被災されている方にお見舞いを申し上げます。家屋に残されている方の1分1秒でも早い救出を願っております。
よく日本人は犠牲者が出るような大きな事故や事件の際、大騒ぎせずに冷静に対応するようにと言われるけれども、ボクはもう少し犠牲者は騒いだ方(主張した方)がいいんじゃね?と思うこと「も」ある。
騒ぐことで動くことってある。っていうか騒がないとわからないタイプの人たち、政治家って確実にいるから。騒がないからわかってよ、というのは相手の能力や資質に対する過信だとボクは思っている。
被災者は救援してほしいこと、
国に援助して欲しいことを臆することなく、どんどん発信してもいいと思う。
◇
「万博のお金があれば被災地にまわせ」の主張に対しての違和感。
ボク自身は、関西にいながらも阪神優勝による経済効果が900億円なんて言われてもピンとこないほどの経済オンチだから、
万博は2兆円の経済効果が見込めるよ!、なーんて言われても、先行して会場整備費が2300億かかって、その一部は税金で賄われると判明した時点で、あー、これは吉村さんやっちまったな、と思うくらいの“プチ反対派”である。
けれども、
「万博反対!」の自分の主張を補強するのに今回の地震を使うのは、どことなく違和感を感じてしまう。東京五輪でも同じ議論が繰り返しなされたときに、
“コロナ対策優先だろ!”
なんて反対をしていた多くの国民(もちろんボクも含める)が、
「やって良かった」
と簡単に寝返ってしまった過去があるから尚更、そう思う。
人命最優先。
それはいついかなるときも間違いない。しかし実態として万博費用と、災害対策は国の予算としては別軸で計算されているものだから、万博が延期、中止したほうが良いと思うのならば、万博がなぜダメなのかを災害を理由にせず説明したほうがいい。
でなければ、その主張は
災害対策を「予備費で支出する」と決定がくだされた時点で崩れてしまうものだから。
(ボクはそう思っていないけれど)大きな災害と、エンタメは相反するものにみえるから、いま万博なんて、という「不謹慎」の感情ももちろんある。
しかし災害は世界のあちこちでずっと起こり続けている。いまなおウクライナで戦争をやっている。それなのに日本国民の多くはクリスマスや正月を普通に祝っている。それは他国だから関係ないのか、なんて考えだすと、どこまでが、いつまでが「自粛期間」なのか線引きが難しくなってくる。
だから、
万博が延期、中止したほうが良いと思うならば、万博がなぜダメなのかを災害を理由にせず説明したほうが良い。その方が主張としては真っ当であり、強いから。
ボクはそう思っている。
松っちゃんの週刊誌報道
大前提として、ボクは当事者じゃないので真実はわからない。文春の女性の「性交強要」の証言と、実際のLINEでのやり取りには食い違いがあるように“ボクには”みえるから、もはや第三者による正確な状況把握は困難である。
しかし強要だろうと、
合意であろうと、
はたまた普通のパーティだろうと、
一般的にいうところの妻子をもった男性が参加しても良い清廉潔白な会合からは程遠い気がする。さすがに我が家だったら、密室で若い子とパーティって時点でボクがいくら「絶対になにもなかった」「…いや、先っちょだけしか…」と言い逃れをしたところで、妻から『ゴッツン』されて半年間は行動監視下におかれた上で、お小遣い減の「懲罰」を食らうレベルである。
合意であっても不倫だからダメ。
不倫なんて「人間としてやってはいけないこと」なのはわかりきっている。そして世の正義マンが、不倫なき公正な世の中を目指そうという姿勢を茶化すほどボクはゲスくない。
だからボクはここでは、
不倫を一切肯定しない。
(※性加害であれば言語道断、議論の対象外)
SNS上の「ゆづお」では
それが公式見解であり、これ以上でも以下でもないので、これでご容赦願いたい。
しかし、リアルの非モテのボクは行き過ぎた公正な社会で真面目に生きるよりも、多少混沌とした社会の末席に籍を置いて、「変態!ゲス!どスケベ」となじられながらでも、おっパブでクールにビーチクを出している女性を眺める方がずっと好きだ。
ヤベェこの非モテおっさん、
と思われるであろうが、これがリアルだから仕方がない。
かくいう非モテのボクかて、
若かりし頃は、合コンもバンバンしてきたし、一夜限りもあったし、ナンパもしたし、彼女とヒドい別れ方もしてきた。過去を振り返ると品行方正な生きざまとは程遠いボクに、今でも恨みをもった女性はきっと何人もいるはずだ。
平凡な三流おっさんですらそうなのだから、みんなにちやほやされて、異性やタニマチが向こうからガンガンすり寄ってくる芸能人が真面目で品行方正な人ばかりではないことくらいは容易に想像できる。むしろそんな世界でずっと聖人でいられるほうが、ボクは「まともでない」気がする。
そもそも松っちゃんなんて、人格者だから芸人として売れたのではなくて、面白いことができるから売れたのだ。昔からボクは、彼のコントだの、執筆本だの、フリートークなどを見てきたから知っているが、性に対するルーズさも、風俗ネタも、女好きさも、その時代そしてこれまでは「それも含めて芸風なのだ」と、多くの人が受け入れていて、そのエピソードを聞いて爆笑していた。
ところが、今回の真偽不明(現段階)の報道でネガティブなイメージが強くなると、過去の女性関係が「女性軽視」と見なされるようになった。
(※ここでもう一度明確に述べておく。性行為ではなく“性加害”であれば「女性軽視」のくくりではなくて、犯罪。言語道断という意見である。)
じゃあ、松っちゃんが品行方正だとよかったのか、というと、それはそれで「松本らしくない」「つまらない」と言われた気がする。
そういった側面からある程度、“想像”できること。それは真偽不明の中、叩いている人の“多く”はそもそも松っちゃんのことが「嫌い派」なのだ。
だからクリーンではない部分が見え隠れしたときに自分の主張を補強して、加勢して叩いているような気がしてならない。
仲の悪い夫婦だったり、関係が壊れかけたカップルは些細なことがきっかけで喧嘩になる。なぜ些細なことで喧嘩になるかというと、お互いが常に「相手を否定するきっかけ」を常日頃から探しているからだ。
否定する事実が見つかった瞬間に、
自身の主張を補強して叩く。
それによく似ている。
今は大炎上しているようにみえるけども、
世の中は「怒っている人」と「好意的な人」に分断されているわけではなく、ほとんどが「そもそも関心がない」中間層にいる。
だからすべてが敵でもないし、すべてが味方なわけでもない。世の中のほとんどは、他人のことには無関心な“中間層"であるので、
事実無根であるならば、時間を要するかもしれないけれど、今までと変わらぬ芸風で臆することなく松っちゃんにはテレビに戻ってきてほしいな、
とボクはそう願っている。
◇
と、ここまで真偽不明の中において
“ちょっと松っちゃんを叩き過ぎじゃね?”
の方向寄りで意見したが、
しかし、あえてボクは松っちゃんを非難する。ボクが(真偽不明の現時点で)非難するのは、松っちゃん、その界隈芸人の行為に対してではなく、彼らがピースフルなお茶の間に「女性との密室パーティ」を持ち込んだことに対してだ。
テレビも週刊誌も、既婚者と若い女性の密室パーティの存在を連日報じる。
合意、非合意、いや合意…。
おかげで我が夫婦間の会話は、異性との飲み会・不倫がテーマのものにならざるをえず、ここ1週間その話題から逃れられなかった。
そういうムードをつくった松っちゃんの罪は重い。
「そういえば、最近飲み会多いけど、あなたはそんなことしてないよね」
と聞く妻に対し、
「会社では若い女性まあまあ多いけど…飲み会では襟を正しているよ、アハアハ(チラッ)アハアハ(チラッ)」
とわざと匂わせてみたが、彼女はパッと我に返り取り合おうともしなかった。
「まあ、松っちゃんと違って経済力もカリスマ性もないのに若い子が近寄ってくるわけがないよね」
といって高をくくった。
その言葉に慈しみはなかった。
同情もなかった。
もちろん愛情も感ぜられなかった。
ヤバい。
我が家こそ、関係が壊れかけた夫婦なのかもしれないや。
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