きりちゃんの記録小説3⃣
施術の研修の成果発表で、院長への施術が始まりました。
人の身体を借りて練習する機会は研修中しかなかったので、順を追うことで精いっぱいです。
なんとか、順調に進んでいたとき
院長に、「君は人を好きになったことはあるんでしょ?」と言われます。
あります。叶わない恋のことが多いですが、と、伝える。
「じゃあ大丈夫だよ!」
何が大丈夫なの?
でもちゃんと、お付き合いしたことないです。付き合うってことがどういうことかよくわかりません。
「君はまだ赤ちゃんなんだなぁ」
そしてまた結婚の話に。
結婚って何ですか?と言ったら、真剣に考えてしまった院長は、「子孫を残すために、男女が一緒になることだよ。」
ほー!そういうことかぁ!といいましたが、私としてはずっとなんでプロポーズされたのかが気になっているわけです。
そして、私の将来の話になりました。
その会社での正社員の話が上がりつつ、他2社から、アルバイト期間中ですが、社員の話がありました。施術家という意味で、その院長先生を尊敬していたし、その先生のもとで働きたいし、修行したかったので、そこに務めるつもりでいたのですが、コロナの影響で、なかなかシフトが入れずお金をもらえていない他のスタッフも、見ていました。し、シフトの話をしたときに都合よい人が必要なのだというのを感じました。
このままでは、生活できないと途方に暮れていたところ、アルバイト先の店長、前からアルバイトで受付としてかかわっている院長が、正社員になる声をかけてくれたということです。
説明がながくなりましたが、結果、もう一つの院の院長に、仕事を継続させてもらえることになり、そこでアルバイトしつつ、他でもアルバイトしていたのですが、その仕事場が結構内から遠かったのです。
そこから、もっと近くに住なよとか、どうしてそんな遠いところで仕事するのという話になりました。
私は、憧れの地で働くために、決めたバイト、そしてそこで働く仲間が好きで、そこへ通って仕事しています。院もだし、もう一つのバイトも!
他もありますが、一緒に働いている人が好きなのです。
だから、そこで働きたい。
その時の私の生きがいは憧れの地で生きること。そのために仕事を頑張るモチベーションでした。
会話の流れなので、そんなに細かく説明するタイムミングはなかったのですが、
その遠くへ通ってることや、憧れの地で生きたいということにを伝えると
「やっぱり赤ちゃんだね、もう少し現実的に考えないと」
と言われました。
アドバイスはありがたく思います。
もちろん、いろんな人に、無謀だとか、もう少し方法考えないとと言われています。
私も、何度もバカかなと思っています。
だけど、それで、今の私は精一杯です。
その言葉を言われたとき、はじめて私は傷つきました。
何にも知らないのに、なんでそういう言い方するのかな、
もやもやしつつ研修成果のテストは続きます。
そして、そのあと、
長くなったのでまた次回に。
きりちゃん
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