きりちゃんの記録小説1⃣
いろんな要因があるが、最近の目標、大きく軸となる自分のアイデンティティにおいて、きりちゃんは、施術家になることに決めました。
セラピストともいうのかな。生きる目標を見失い気味だった私は、
少しでも誰かの役に立ちたいというのもあった。
私は、ちょっと前、リラクゼーションサロンで、研修を受けていたのだが、
そこの院長からプロポーズされてしまった。
とはいっても、冗談ということっだった。
けど、その前に何度か付き合ってくださいと言われることもあったので、
うぬぼれと言われるかもしれないけれど、半分本気だったと、本能は感じている。
人生の中で、何を大切にしたらいいのかわからないが、
生きる目標を失った時、
私は、ある地と出会う。
そこで生活する人々の雰囲気が何とも言えず好きで、また、その場所も好きで、こういう人達と関わりながら生きられたらと思うようになった。
そして、それが、私の夢になった。
院長には良くしてもらった。心開ける関係ではあった。数回しか会っていないけど、何でも話し合える関係になれていた気がする。
今までの人生経験において、こんなに自分を受け入れてもらったのは、初めてというくらい、居心地の良い環境だった。
研修行くたびに、綺麗になってるね、と言われるようになった。
それは、嘘であっても、とてもテンションが上がる言葉で、
「ほんとですか!ありがとうございます!」といいながら、ポジティブな言葉を受け取っていた。
するとある時、「本当に最近きれいになったね。付き合ってください。」と手を出された。
それは私にもわかる。冗談だと。
でも、冗談のかわし方が得意ではない私、また、綺麗だねと言われ続け、この人好意あるのかな?とどこかで感じるようになった私には、どこか本気な気がしてしまい。
「えー!!」と「どういうことですか?!」と
そしたら、相手は
「嘘でもそこは、ありがとうございますって言って手を握るんだよ。」といった。
ありがとうございます。手を握った。
今はわからないけど、その時は、自分にとって最大のコミュニケーションだった。
長くなりそうだから今日は、ここまで。
きりちゃん
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