伝説の女 スズキ11
俺が20歳の頃に付き合った女はメンヘラ。
最近、夢と希望溢れるナイスデイ送ってます、俺です。
ちょうど昔話(または、君はいつか思い出になる)にスズキのことを書いたので、その記事の裏側っぽい記事を書こうと思います。
https://note.mu/challengekanata/n/n0a8965bb50d9
ほかの女にうつつ抜かし、スズキをほったらかす俺。
泣いたり、手首切ったりに慣れる。というわけのわからない状態の俺笑
慣れることじゃねえからな笑
スズキはこんな俺に痺れまくり、とうとう
「こんないい女逃すと、どういうことになるかわかりますか、あなた」的な時期に差し掛かる。
「スズキはいい女だから〜」という枕詞が増え、
「KNTはスズキの知識で生きてるしね(ハート)」
とよくわからないアピールをしてきていた。
なぜか強気なスズキは、「別れる」という言葉を使わずに別れを匂わせたりなど俺の気を引くために見え見えの創意工夫をこらしていた。
その中で、突然送られてくるメール。
わたしは、あなたが嫌いです
俺「lucky!!!!」
ほかの女と上手く行きそうな俺は、かなり喜んだ。
しかし…
あなた方はわかるだろうか?俺はわからなかった。
文学少女で小説も書いていたスズキ。
いつも自分のことは名前でいうスズキ。俺はあなたとか呼ばれたことは無い。
この言葉はある人物を模倣して送って来た言葉だったのだ。
三島由紀夫は、太宰治のことがとても嫌いだったそうだ。
ある時に、三島由紀夫は太宰治にこう言ったそうです。
僕は太宰さんの文学は嫌いなんです
諸説は色々あるようだが、ある評論家はこれを
「好きと嫌いは表裏一体だから、三島はホントは太宰が好きだった。」と見てる人がいるそうだ。
とまあ、そういうことだったらしい。
突き放しながら、「本当は好き」とわかる人にはわかるように送ってきた。
なにこの三島由紀夫きどりの女。
もちろん俺はわからない派だった。
とりあえず「わかりました」とだけ送ったら、長電話が始まったのである笑
この後も俺はスズキが死なない方法で別れる方法を少しの間探す旅に出るのであーる。