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猫に噛まれたら~フィリピン

※2024/3/28 ラストの接種を終え、「処方の内容とお値段」に加筆修正しました!


今回は、フィリピンでの生活情報の一つを書いてみたいと思います。

ちょっとアクシデントで猫ちゃんに噛まれたのですが、傷跡が腫れて、腫れが引かないので、「Animal Bite(噛む)Center」に行ってきました。

その様子を書きたいと思います。



フィリピンは街中(まちなか)に犬猫がいっぱい


フィリピンでは、交通量の多い大都会でも、普通に犬や猫が歩き回っています。

たいていはノンビリ昼寝をしていたり、勝手にあちこち歩き回っているだけで、人間に危害を加えようとはしてきません。

ですがもし万が一、アクシデントで、噛まれたり引っ掻かれたりした場合は気を付けなければいけません。


気を付けるべきことー狂犬病、その他


発症すると、ほぼ致死率100%と言われる狂犬病は、犬だけではなく、猫やそのほかの野生動物でもウィルスを持っている可能性がある病気です。

狂犬病ウィルスを持った動物に噛まれたり引っ掻かれたりすると人間も感染します。

噛んだり引っ掻いたりした動物がこのウィルスを持っているかどうかは、その時点ではわかりませんので、すぐに傷口を洗い流し、病院を受診した方が良いです。


また、狂犬病ウィルスでなくとも、傷口から感染症を起こすことがあるので、やはり、噛まれたり引っ掻かれたりした場合は病院を受診する方が良いです。


アニマルバイトセンター (Animal Bite Center)


フィリピンには、そういったケースに対応する、動物に噛まれた時に受診できる診療所があります。名前はABC(アニマルバイトセンター)です。

※政府が運営しているABCでは処置は無料、という記事もいくつか見たのですが、今回行ったところは政府運営のものとは違うのかもしれません。有料でした。(⇒値段はのちほど)

今回、私はうっかり知人の飼い猫ちゃんに噛まれてしまったのですが、傷口が腫れあがってなかなか腫れがひかなかったので、アニマルバイトセンターに行ってきました。

通常(左手)
腫れている右人差し指
ここまでしか曲がりません

なお、この猫ちゃんは完全室内飼いで、狂犬病ウィルスを持っている可能性は限りなくゼロに近かったのですが、それ以外の感染症の処置の目的で訪れました。



マカティにある、ABC


今回行ったのはこちらです。朝7:00から夜11:00まで(受け付けは10:30まで)やっています。


ABC Evangelista Makati City


外観はこんな。周囲はローカルエリア


閉まってる?!と思ったら、入り口前に腰かけてた人が「開いてるよ」とドアをあけてくれました。


処方の内容とお値段


まず、噛まれた場所や傷の深さで、処置が変わるようです。

私の場合、傷口が手の指であったため、傷の大小にかかわらず「カテゴリー3」と分類されました。危険部位だそうです。

危険部位は首から上と、手の先、足の先、プライベートゾーン(陰部)
カテゴリー2とカテゴリー3

Anti-Tetanus は破傷風予防です。1回のみ、200ペソです。
(現在のレートだと536円)

Anti-Rabies が狂犬病予防で、4回打つ必要があります。
値段が、1回 650ペソ(1,740円) と 1,500ペソ(4,020円) の2種類あります。

どちらも4回接種になりますが、1,500ペソの方は、一回で、1本のみ。
600ペソの方は、両腕に1本ずつの合計2本です。

最後の、Equine Rabies Immunoglobulin は、1回ですが、全ての接種が終った後です。もしこれを受けないならサインをしてくれ、とのことです。(受けるか迷い中です。。。)
⇒ (2024/4/2追記)※これは、噛まれてすぐ~7日目までに打たなければ効果はないそうです。私は初回で「打たなくてもいい」と意思表示していたので、結局打たずじまいです。

さて狂犬病ですが、今回は両腕に打つ 600ペソ を選択しました。


これは破傷風の方の接種風景(自撮り:自撮りしてても怒られないのがフィリピン。。。)「こちらの方が痛いよ」と言われましたが、3回とも全然痛くありませんでした。先生お上手!!でも、私、「冬彦さんの口、”ムーッ”」ってしてますねw


上が狂犬病、下が破傷風
反対側にも狂犬病

ということで、今回は 破傷風 200 狂犬病 650 の合計 850ペソ(2,277円)でした。


その他、飲み薬として、抗生剤を1週間分処方されました。
近くのマーキュリードラックで購入。 840ペソ。(2,250円)
これが、一粒ずつが大きい!


抗生剤(錠剤) 大きい!
このあと3回の接種予定日も書きこまれています。左下は処方された抗生剤(大きい!)



外国人でも受診できる?


外国人だからといって、特に何もありませんでした。

IDの提示も求められませんでしたので、念のため持って行ったパスポートも、居住者VISAのカード(私の場合SRRVカード)も見せませんでした。

ご覧のように、説明の紙を写真にとったり、その場でスマホで意味を調べたりしても全然OK。

むしろ先生の方が、ゆっくり丁寧に説明してくださった上、「わからないのはスマホで調べて。」とすすめてくださったくらいです。

よくわからないところを何度か聞き直しましたが、嫌な顔一つせず答えてくださいました。


ビックリした禁止事項


全ての接種が終わる4週間後まで、

鶏肉、卵、シーフードは食べないで

と言われました!😱😱😱


6年前との比較


実は6年前にも、フィリピン渡航後1年以内に野良猫ちゃんの爪が当たって小さな小さなかすり傷をおったことがあります。

その時は慌ててすぐに大きな病院(マカティメディカル)に駆け込みました。

時間帯が夜間だったため割高となり、その時は日本で暴露前接種をしていたにも関わらず、暴露後4回接種で当時の値段で8万円ほど(約4万pesoほど)かかっていました。

それに比べると、今回は、
200 + 650*4 (+ 2000) なので、マックスでも4,800ペソ(12,860円)で済みます。

少しホッとしました。

センターに行くまでは、いくらかかるのか不安だったので。


(でも、円換算するとあぁぁやっぱり 不注意一瞬。。。って感じます。ううう)

ということで、何かのお役に立てれば幸いです。


おまけ

少し前に転んで盛大に膝を擦りむいた時買った、こちらの抗生剤入り軟膏。

病院に行くまで、噛まれた傷口にこれを塗っていました。


本日2本目購入

今日の先生に見せたところ、「それも引き続き塗っておきなさい」と言われましたので、ぬりぬりしております。


私に関わる全ての人に元気と勇気を!
そしてその人の変化を有形無形で応援していきます!!!

フィリピンでの生活情報をお届けしました!
ちか (2024.3.2)

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