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コーディネーターオンラインサロン第2期開催報告&3期募集のご案内

こんにちは。チャレコミ オンラインサロンチームです。
2022年7月8日(金)19:00~21:00 チャレコミ相互メンター制度の第2期の報告会を開催しました!
今回は、チャレコミメンバーに向けて実施している「相互メンター制度」についてご紹介しながら、3期の募集をご案内していきます。

相互メンター制度ってなに?

チャレコミの会員団体のほとんどは社員数20名以下の組織です。
そうした組織では、
・社内に同期がいない&メンバーが少ない(そもそも類似する仕事をやっている人は地域内にあまりいない)ので相談相手が限られがち
・代表やベテランスタッフが言っていることが翻訳されない(代表者本人も無意識にやっている)ので新人スタッフが理解に時間がかかる
・地域で若者の挑戦を生み出すために必要なスキルや、文脈や言語を理解するのがめちゃくちゃ大変(量も質も多い)
・専門の人事部はないところがほとんどなので、社内はみんな忙しそう。。ゆえに社内の振り返りは後回しにされがち(※企業差あり):もちろん定期的にきちんとふりかえっている組織もたくさんあります。
などの現象が起こりがちでした。
これはコーディネーターという職業に限らず、地域の小規模組織では起こりやすい問題かと思います。

そんな中で、せっかく全国に同じ思いをもって事業を進めている人たちがたくさんいるんだから、相互に(お互いに)メンタリングしあいませんか?ということで始まったのが「相互メンター制度」です。

定期的にコーディネート業務をふりかえることは、コーディネーターとしての業務のレベルアップに必須です。
そうした振り返りの機会に直属の上司ではない第三者のコーディネーターを入れることで、効果的なフィードバック機会を設けます。
また、地域の中では相談しづらい内容を相談する同業の相談相手として、直接上司には言いづらいことを相談できる相手としてなど、企業の外に相談できる関係性を多くつくり、相互にサポートする関係性を構築することも狙っています。

オンラインサロンホームページより抜粋
https://peraichi.com/landing_pages/view/local-coordinator

第2期の相互メンター制度

第2期は14組27名が参加して実施されました。メンティー(相談する側)を申し込んでくれた人たちは、入社1~3年目の若手社員だけでなく、3~7年目の中堅社員、そして経営を担う代表者たちなど多様な人たちに参加していただきました。
基本は、3~5年目の中堅社員をイメージして作っている制度なので、3か月に一度、メンティーとその上長、そしてメンター(チャレコミ内の別団体に属する相談を聞く人)の3名でふりかえり面談を行うのが基本パッケージ。
しかし、若手社員の場合は基本的な業務に関する相談や悩みが多く、1か月に1回などより多い頻度でやっているペアも多くありました。

これまで実施してきた中で相互メンター制度にも、以下のような使い方のパターンがあると見えてきました。

①自分自身がスキルアップしたい分野を決め定期的にふりかえる
②現在行っている具体的なコーディネート業務の進め方の相談
③団体の運営や経営方針についての壁打ち

①自分自身がスキルアップしたい分野を決め定期的にふりかえる

コーディネーターには様々な視点やスキルが必要になります。しかし、そのすべてを満点まで高めることはすぐにはできません。
そのため、相互メンター制度ではチャレコミで持っているコーディネーターのスキル&マインドマップを活用して、自分が高めたいスキルとマインドをを1~2つ決めてから実施するようにしています。
たとえば、「コーチングのスキルを高めたい」と決めたら、現状に対して上長とメンティーの認識の差はないのか?(本人はできないと思っているけれど、上長はできていると思っている等)そのスキルを伸ばすためにどんなアクションを取っていくのか、などをメンターを交えて決めて振り返りを実施していきます。
なかなかすぐに意識が変わったりスキルが高まる、ということはありませんが、自分が目指したいコーディネーター像に向かって進むための道筋をつけたり、上長との認識の齟齬を丁寧にふりかえり解きほぐす機会になっています。チャレコミ内のプロジェクトなどで上長とメンターが日常的にコミュニケーションをとっていることも、フィードバックの方向性を間違えない等この制度を支える要素の一つになっているようでした。

Q.相互メンター制度をどんな人に勧めたいですか?

A.具体的なコーディネート業務に関して、フィードバックや他の視点が欲しい方。自団体だけでは足りない部分を補える、新たな気づきを得て視野を広げる、といった部分で、この制度の良さが特に活きる気がしました。(私のようにモチベ維持やふりかえりの時間だけだと、もったいない気もしたので)

参加者アンケートより

②現在行っている具体的なコーディネート業務の進め方の相談

これは今自分が行っているインターンシップや副業、そして行政事業などの具体的なプロジェクトについて現状を整理しつつ、定期的にメンターに相談するというもの。この場合、上長2~3回に一度同席し、メンターとメンティーだけの面談が月1~隔月のペースで実施されていることが多かったようです。
他社の人を巻き込んでいるので、実施する優先度が上がり、定期的にふりかえりの機会を持てるだけでなく、
他社が持っている事例やノウハウ、自社だけでは気づかないコーディネートの視点を得られることも大きな価値になっています。

Q.相互メンター制度を活用したことでよかったことや自身の変化を教えてください。

A.普段忙殺されて向き合う時間が取れていない自身のコーディネートに、準備時間とメンタリングの時間含めて「考える・振り返る」時間が作れることが最高でした。その中で、自身のコーディネートの強み(何が最も貢献できる部分なのか)が見える化されてきて、これからはいかにそれをマネタイズできる手段として整えていくか、検討していきたいです。

参加者アンケートより

③団体の運営や経営方針についての壁打ち

今回は、団体の代表者が相互メンター制度を使う場面もありました。団体の代表者や経営者はそもそも上長がおらず、相談相手も限られるもの。
ついつい目の前の仕事に追われて団体の中長期的な戦略を考えたいときに、相互メンター制度を使って強制的に団体の組織体制や中長期戦略を整理する時間をとっていました。
もちろんメンター側も経営者として各地域で組織を運営しているので同志としての励ましやアドバイスもできることも大きな強みだったのではないかと思います。

Q.相互メンター制度を活用したことでよかったことや自身の変化を教えてください。

A.①自身の変化に定期的に向き合うことができた。特にプレイヤーだけでなく、経営者としての視点、個人だけでなくチームの視点をもつようになった。
②内部からのコンサルティング、壁打ちはある程度、予測できることがあり、第三者視点かつ、先輩コーディネーターの知見をいただけたことで大きく成果が出た。会社としても新しいノウハウをいただけた。

参加者アンケートより

7月15日(金)まで第3期メンバーを募集中です

そんな相互メンター制度が7月15日(金)まで申し込みを受け付けています。
チャレコミメンバーだからこそ「地域に挑戦の生態系を作る」という同じ志のもとに集っている仲間として、お互いにコミットしあいながら成り立っている制度です
改めてメンター、メンティー、事務局メンバー全員の力がなければ成り立たない制度で皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです!

今年からは入社1~3年目の人たちに向けてはグループメンタリングの機会を実施する予定です。1対1だとまだ相談する内容が定まっていない、そもそものコーディネーターとしての考え方や業務の基礎を相談したい、知り合いを増やしたい!などなどの場面でも改めて使っていただきたいとおもっています。

ちょっとでも気になった方は、ぜひ以下のホームページの運営メンバーやチャレコミのslack内のスレッドにお気軽にご連絡ください。
皆さんのご参加お待ちしております!


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