「人生のスパイス」非正規公務員に出戻った50代の片づけ物語#47
春からずっと片づけ続けて、バカンス中につき、只今作業はお休みしている。
先日久しぶりに服屋さんを訪れた。
そこの店主はかなりクセが強い人なのだが、
コーディネートはピカイチ、
品揃えは確か。
もう15年近く通っている。
しかしとうとうその店とは決別することとなった。
あまりにショックだったので、
多くを語る元気はないが、
非常に不愉快な対応だった。
こちらが何か気に障ったことを言ったのかもしれないし、
最後に行ったときに店主の提案を受け入れなかったからかもしれない。
たまたま虫のいどころが悪かったのかもしれない。
どんな接客をするかは店主の自由だし、
お客を選ぶ権利は店にはあるのだろう。
人とは別れることができる。
嫌な思いを抱えてまで、付き合うことはない。
もう行かないのですが、
そこで買った15年分の服。
服に罪はないが、
どうしたらよいかモヤモヤしている。
これも今の自分の気持ちで決めればよいのか。
今までどうにも処分が難しかった服。
ノベルティ含めて、思い切って整理できるチャンスを得たのかもしれない。
かなしいことや嫌な思いは、生きている限りあるだろう。
数日人をしょんぼりさせるくらいの破壊力。
でもそのスパイシーさが、ときに自分の深い気持ちを呼び起こし、
輪郭をハッキリさせる作用がある。
かなしいけれどありがとう。
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