プロも実践!家と家族を守る防犯
※ 平成30年12月8日 追記
正月、ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク、年末年始
ハッピーマンデー等々によって外出される人は多くいると思います。
そこで心配なのが泥棒です。
家を空ける予定がある貴方は是非【適切な】対策をして出掛けて下さい。
なお、本記事は表記上【泥棒】としていますが、襲撃してくるような犯罪にも対応可能な方法を提案しています。
1、対効果の低い対策、危険を増す恐れのある対策
防犯対策にお金や労力はあまり掛けたくない人が多いと思います。
しかし、適切な知識がないとお金だけ費やして、あまり効果がない対策とか、危険を増す対策をしてしまうことがあります。
そこで、まず初めにそのような対策の代表例を挙げておきます。
これらがダメな対策方法と言うわけではなく、その効果やリスクを理解した上で活用して下さい。
<防犯カメラ>
【値段】 5万円~10万円前後
【効果】 弱い
防犯知識のない人がまず最初に設置しようとするのがこの防犯カメラです。
【防犯】と付いていますが、防犯カメラに防犯能力はそんなにありません。
ニュースなどでも
「防犯カメラの映像から犯人の割り出しに成功し、逮捕に至りました」
のような報道がされます。
このことから防犯カメラの有用性は認知されています。
しかし、ここが落とし穴です。
犯人が映っていると言う事は、防犯カメラが設置されている周辺で犯罪は行われていることを意味します。
犯罪が行われていなければ、そもそも【犯人】は映らないわけですから。
つまり、防犯カメラは犯罪を発生させない効果は弱いと言うことです。
防犯カメラが優秀なのは、捜査・検挙のための証拠としてです。
決して犯罪を事前に抑止する防犯の段階ではありません。
<金庫>
貴重品を入れておく金庫は危険を増す可能性がある対策です。
もし貴方が泥棒で、金庫を発見したとします。
その金庫の中身をどうしても欲しい貴方はどうしますか?
「金庫ごと持ち出しますか?」
「金庫の破壊を試みますか?」
そのような泥棒もいますが、賢明な泥棒は違います。
住民の構成を調べて、家人を待ち伏せします。
そして、家人を脅して金庫を開けさせます。
その方が手っ取り早く、簡単に開錠できますからね。
ここで重要なのが【住民の構成】です。
脅すと言っても、泥棒本人で勝てないような家人の家なら待ち伏せはしません。
この手口を使う泥棒は家人が女性だけ、老人だけの家で行う傾向にあります。
金庫そのものは直ぐに財物を盗まれないで有用ですが、使う者によってはこのような危険性を含むと言うことを知っておいて下さい。
<チェーンロック>
防犯意識が高めの人は
「在宅中に玄関の鍵だけでは不安だ」
と言うことで備え付けのチェーンロックも使っていると思います。
しかし、実はチェーンロックにはそんなに防犯効果はありません。
その理由は単純です。
強度が弱いからです。
ある方法を使うと素手で簡単に破壊できますので、あくまでも用心のためにって程度です。
そのため、防犯まで意識するなら
【アーム式ドアガード】に交換して下さい。
<自動ドア設置の集合住宅>
自動ドアで、管理人さんもいる住宅は確かに、それらがない住宅より安全です。
しかし、あくまでも「ない物件よりは」って程度です。
それらがあるから防犯対策がバッチリと言うことではありません。
それだけで安心してしまい、自動ドアを入ったら自宅と同じように気を抜いてしまう人が物凄く多いです。
それはお金を見せながらスラム街を歩くくらい危険だと思って下さい。
集合住宅で一番危険な場所は、自動ドアを入った共用スペースなんです。
一番危険な場所で気を抜いてしまうんですから、「狙って下さい!」と言っているようなものです。
<セキュリティー会社>
セコムやアルソックに代表されるセキュリティー会社の導入です。
これも個人宅で、防犯と言う意味ではあまり効果はありません。
このサービスはセンサーなどを設置し、それに反応すると、管理している部署に通報がいきます。
そして、そこから外に出ている警備員に指令が下ります。
つまり、不審者が来てもすぐ家に来れるわけではありません。
しかも警察と違って、緊急走行もできませんからね。
そのため、一般家庭で設置してもそれほど防犯の効果は高くないんです。
泥棒は警察が来るよりも早く犯行を終えて逃げるくらいですから、警備員なんて怖くない泥棒の方が多いです。
2、家の防犯の基礎知識
間違いガチな対策方法をご紹介したところで、ここからが本番の対策方法です。
それをお話していく前に、家の防犯を行う上でまず知っておかなければならないことがあります。
これを知らないと不十分な対策しか出来ません。
それは
【日本の家屋は侵入しようと思えば、必ず侵入可能】
と言う事です。
つまり、どんなに侵入予防の対策をしても、セキュリティーがしっかりしていると売り出しているマンションに住んでも、集合住宅の何階に住んでも、その気になれば必ず入られます。
これは防犯よりも、災害被災時の避難・救助のための基準があるからです。
そのため、家の防犯をする時に侵入防止の対策だけでは不十分だと言うことです。
しかし、多くの人は「泥棒対策」と言うと、侵入予防対策しかしない傾向になるので、重要な基礎知識として言いました。
3、侵入予防対策
「侵入予防対策だけでは不十分」
と言うだけで、この部分の対策をすることはとても重要です。
基礎で言ったように、その気になれば何をしても侵入されますが、泥棒が嫌がる対策をすると、諦めてくれる可能性が高まります。
つまり、入れなくすると言うよりも、泥棒に諦めてもらう、嫌がってもらうための対策です。
<補助錠>
【値段】 100円~
【効果】 高い
サッシ、窓、玄関に設置する追加の鍵です。
写真はサッシ・窓に設置する補助錠です。
玄関用もあり、どちらも工事不要ですぐ設置可能な物も多くあります。
100円均一でも売っていますので、今この文章を読み終えた直後からでも準備可能なほど簡単です。
泥棒の多くは5分以上かかって侵入できなければ諦めます。
それ以上粘ると人の目に触れるリスクが増えること、防犯意識の高い家なのでリスクの割に対効果が薄い可能性があるから等があげられます。
そのため、最新システムや高価なカメラなどを設置するよりも、単純に開錠しないといけない鍵の数を増やすことはとても効果的なのです。
<防犯フィルム>
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