隠れて交通取り締まりをする警察について、元警察官が本音で語ります。
警察官による交通取り締まり。
交通安全のためと分かっていてもそのあり方に疑問の声が多いのが事実です。
「何で隠れて取り締まりしているの?」
「事故防止なら見えるように立っていろ!」
「どうせボーナスのために頑張ってるんでしょ?」
等々。
そのような貴方の疑問に対して、元警察本部刑事部警察官の私が本音でお答えします。
そこで今回、本音で話す内容は次の4点です。
◎、警察官が隠れて取り締まりをする理由
◎、何故見える交差点等で取り締まりをしないのか?
◎、交通取り締まりをする警察官にノルマはあるのか?
◎、交通取り締まりを頑張る事で警察官が得られるメリットは?
どれも本音の部分で知りたい情報ばかりですよね?
今回これら全部にぶっちゃけますので、この記事を読む事でこれらに疑問を持っている貴方の疑問が全て解消します!
では早速各項目について見て行きましょう!
元警察本部警察官が本音で語る『警察官が隠れて取り締まりをする理由』
結論:『警察官の人数が足りないから』
警察官は公務員ですので、
「なりたい!」
という人は多いです。
そのため、定員という目線では足りています。
しかし、実際問題として、事故を減らすための交通取り締まりだけを行っていられる警察官はいません。
例えば、都道府県による違いはあるかもしれませんが、私のいた県警では、交通取り締まりの主力は地域課(交番とパトカー)でした。
交通課は地域課のサポートか、切符の集計・管理が主でした。
地域課の業務は警察業務のほぼ全てです。
交通取り締まりの主力の課が警察業務のほぼ全てを扱う部署。
つまり、交通取り締まりだけやってるわけにもいかないんです。
そのため、交通取り締まりで重要になってくるのが
『警察官がいなくても安全運転をしてもらう事』
になります。
だから
『いつ、どこに警察官が潜んで取り締まりをしているのか分からない』
という一定の緊張感を作っておくことで、それをある程度実現しているわけです。
常に交通取り締まりだけ行える警察官がいれば、見えるように立っていることも可能になるかもしれませんが、現状は不可能。
だから隠れて取り締まりをしています。
これが建前だと思っている人も多いようですが、これも本音ではあります。
嘘ではないんです。
もっとも、
「実際に現場で取り締まりを行っている警察官みんながそのような目的意識を持って取り締まりを行っているのか?」
と聞かれると、そんなことはないんですけどね。
その辺りについては先の疑問に回答することで見えて来ると思いますので、引き続きお付き合い下さい。
元警察本部警察官が本音で語る『何故交差点等で見えるように取り締まりをしないのか?』
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