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本 ロシアの装丁と装画の世界

別の本を購入するにあたり、他にもなんかないかな、で見つけた本です。

この本のあとがきに、この図録がまさに絵だけのものである理由が書かれているのですが、、、わかる〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!て、共感しかなかったです。
まともに長い文章を読むことができない私にとって、それでも本に触れる理由が感覚に語りかけてくるから、というのがあります。
部屋の、棚の、そこにいるだけで、色が出るんですよね。
たまに手を取ってその感触を楽しむ。
まぁ確かに一冊でも試行錯誤しながら読んだら、それなりに勉強にもなるし、吸収出来ることもある。
けれど、やっぱりその最初の、この本いいな、って思える装丁、手触り、って、ずっと残るんじゃないかな、って思います。
実際、私、若い頃はいろんな小説読んだんですが、覚えてないんですよ。覚えているとしても一文とか。やけに印象的なものだけ。
確かにその時は影響されたり考えされたりしたけれど、ずっと記憶に残ってるものなんてなくって、それよりも、あの表紙良かったよな、とかで覚えている方が圧倒的に多いです。
タイプによるのかな。こう書いていくと、自分が圧倒的に感覚で生きてるんだな、って思い知らされてます。
だからか、この図録は本当にシンプルに楽しめます。
そして、いつかこの中のどれかの本に出会うこともあるのかな、とか思ったりもしつつ。
デザインの勉強にもなりそうです。
おすすめの一冊です。

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