絵本 ちいさなトガリネズミ
読後、ゆったりとタンタンとした日常が続く映画を見終えたような満足感があります。
絵のタッチがあたたかくて、それだけで心がほんわかします。
印刷してからも感じられる紙の目から、どの用紙使ってるのかなぁ、って原画を想像しながら。
絵本を読んでると、日常に溶け込むトガリネズミの姿に、人間って全員擬動物化して見たらどんな世界になるのかな、って思います。
そこからその人の本質が見えたりするのかなぁ、とか想像しながら。
内容はとてもシンプルです。
お話からして人間でも成立するけれど、動物だからこそ距離を置いて感じられて、かわいさがある。
まるまるっとした感じ。
日常に疲れた時に、読んで、ちょっと自分も動物だったらなにかなぁ、とか想像しながら休んでほしいですね。
例えば自分を疲れさせるあの人は動物に例えたらなんだろう、あぁあれか、そりゃ合うわけないか、とか。
思考を変えるきっかけをくれるかもしれませんね。
心にほんわか優しい日常を見せてくれる一冊です。おすすめです。
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