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こうえんで・・・4つのお話
一箇所に集った人たち、それぞれの人生と思い。
それが感じ取れる面白い絵本です。
それぞれの視点の違いが、同じ場所で時間を共にするけれど、結局はまたそれぞれの戻るべき場所へ戻っていく。
公園って不思議な場所でもありますよね。大人にとってはそんなことはあまり感じないかもしれませんが、子供にとっては全く見知らぬ子と遊べる時間だったりします。
私が住んでいる団地は棟と棟の間に小さな公園があるんですが、子供と遊んでいると他の子たちが出てきて、なんとなく話し、なんとなく遊び始め、先日は私も混ざって鬼ごっこなんぞをしたのですが、あぁこの感覚久しぶりかも、って。
思い出しました。昔もこうやって遊んでいたことを。
そんな子供たちも一人抜けまた一人抜け、じゃぁもう解散ね!って散っていく、それぞれのお家へ。
けれど、一緒に共有した楽しさは持ち帰ってるんですよね。
とても後腐れのない関係。
子供にとっては、公園ってもしかしたら誰かと楽しさを共有できるかもしれない場所。けれど、大人にとっては、少しの気分転換に立ち寄る場所。
そう書くと、なんだか大人の哀愁が濃くなってしまいますが、大人も子供のように楽しめる日があってもいいのかな、ってぼんやり思いました。
まぁ公園で話しかけられても世間話で終わるくらいですけれどね。
やっぱり公園だー!遊ぼうー!!って思えるのは子供のパワーなのかな。
公園って『間』でもありますよね。その『間』こそ、心の余裕を作り出す大事な場所だとも思います。
書いてたら色々考えが出てきちゃいましたが、視点が狭まってる方に良い絵本かもしれません。