2024/09/13
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熊本県がTSMCを誘致している。誘致したというより、民進党から金をもらっている台湾フィクサー、そして台湾プロジェクトチームという名の台湾利権組の議員たちが、一生懸命TSMCを日本に招き入れているが、経済効果があるという良い部分だけが報道されて、影の部分は語られていない。
どれだけTSMCが台湾を汚染してきたのか。そして今、熊本で地価が高騰し、農家が農業を諦めているとか、近隣の人々が引っ越し先を見つけられないとか、農家の皆さんは「最近、水が減った」「なかなか水田に水がたまらない」と色んな問題が発生している。こういう問題は台湾でも起こっている。
台湾はもっと悲惨で、TSMCが農業用の干害用水から水を横取りし、近隣の農家は水が無く、完全に作物が取れなくなったり、半導体工場の汚染水をそのまま垂れ流しているために、牡蠣が緑色になり養殖業者が倒産している。台湾の河川全体の1/4、つまり25%が、二度と飲料水として使えないほど汚染されている。
こうした色んな被害を隠蔽しながら、政治家たち、国会議員から地方議員まで、TSMC万歳!万歳!!とやりながら、国民県民を見殺しにしているが、更に酷いことが起こりそうだ。
TSMCは地下水を取るといっていたが、ダムの水も使用しようとしている。ダムの水まで使ったら、熊本の人たちは一体どうなるのか。竜門ダムから工場用水を取ることをTSMCに命令された熊本は、企業局が一生懸命、漁協や水利権者を騙しにかかっているという、打ち合わせのメモがある。
開示請求で取得された「竜門ダムからの工業用水取水に伴う菊池川への影響報告」という打合わせのメモがある。菊池川漁協事務所で開催された打合わせだ。漁協の江藤組合長、理事15名、堀内参事、企業局からは岡田課長補佐、高松主幹、村上主幹、榎田参事が出席しているとある。
竜門ダムから工業用水取水による菊池川漁協への影響について話し合っている。企業局がここで騙し打ちしている。今回の水利権に関しては、新規取得ではなく、もともと有った白石での水利権を一部ダムヘ付け替えるというかたちで考えているとあり、これが法的にOKなのかは明らかではないが、本当にそれをやっていいのか?まだ嫌疑があるところを誤魔化しながら付け替えをすると主張している。
そこで、漁協側は漁業権があったところから付け替えることについて「変更」だと考える。変更するならば、ちゃんと申請しなさいと言っている。しかし、企業局側は水利権の変更申請は行うとしていて、漁協側は、ちゃんと説明をしない企業局に対し、変更するのに漁協との話し合いが一方的でいいのかと言っている。
熊本県は、漁協を騙して勝手に水の付け替えをして、水利権の変更をするだけだから別に漁協を通さなくてもいいとして、黙って漁協を騙し討ちしようとしていたのだ。本当に悪どい。最近の役人が何故こんなにも悪どいのかと思うと、公務員人事制度が変わったせいかもしれないが、こんな地方まで及ぶのだろうか。
更にひどいのはここだ。
「<拝水関係>
漁)TSMCが使った水はどこに流すのですか。
企)そこはまだ。
漁)竜門ダムから取った水をどうして合志川に流して菊池川に戻さないのか。県は(企業に対して)そういう指導をしないのか。そうすれば良いのではないか。」
まだ決まっていないのか、教えられないのかどちらなのか。更に、ここで漁協が言っていることの意味か分かるだろうか?
熊本県の企業局は、どれだけTSMCの水が汚染されているのかを漁協に説明していない。そのため、漁協は工業排水といえども、そこまで汚れてないだろうと勘違いしているのだ。
これは半導体製造で使われる軽金属や重金属の例である。
「アルミニウム、ガリウム、インジウム、ヒ素、ベリリウム、ガリウム、水銀、鉛、亜鉛、アンチモン、ビスマス、ゲルマニウム、セレン、テルル、マンガン、夕ンタル、モリブデン、タングステン、コバルトなど。化合物になると有毒性が増すもの。ヒ化ガリウム、アンテモン化ガリウム、リン化インジウム、アンテモン化インジウムなど。」
毒がたっぷり入っているのだ。普通にヒ素とかを流していいのか。特に、アルミニウムを流すと魚が斃死(突然死ぬ)してしまう。
今回、企業局は漁協を騙して、排水先に合志川経由で菊池川に流すと水量が戻るので菊池川に流すと言っている。何故か、坪井川や堀川は排水先になっていないが、この辺りは良くわからない。
下水道法や水質汚濁法、この法律がそもそもザル法で、指定されている発表しなければいけない化学物質は限定されていて、TSMCが使っている毒は最先端の毒である。しかも何の化学物質を使っているのか住民に対して発表していない。それなので、どんな毒をどれ位の濃度で流されているのか我々は知ることも出来ないし、それを熊本県に開示請求を出しても、TSMCと熊本県の間で秘密保持契約を結んでいるため、住所を教えることも、毒の種類を教えることも出来ません。熊本県民は黙って死ね。何も教えてあげないという酷い政治が行われている。
熊本県知事は中央政府に対してこんなお願いをしている。
「半導体関連事業の集積促進に伴う排水対策への支援」として、内閣官房、内閣府、総務省、外務省、経済産業省、国土交通省、環境省に対して要請を出している。半導体関連産業の集積に伴う排水対策への財政的・技術的支援をお願いします。」
なぜ技術的支援なのか。普通の工業排水であれば技術的支援はいらない。TSMCが自分達で除害設備と呼ばれる、自分達で使った毒を中和する設備を自分で買えば要らないものを、わざわざ国家予算でやれとお願いしようとしている。私達の税金を使ってTSMCを大儲けさせてあげるために、その除害設備、有毒物質を中和するための技術指導、財政措置を講じて欲しいと熊本県知事が言っている。能力がないなら辞めろという話だ。