障害者手帳なき障害者の性同一性障害者も障害者に含まれると思うので障害者に関する記事が気になる。

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意地悪なベンチ バス停にも公園にも 公共の場で増殖する「排除アート」2023/4/28沖縄タイムズ


意地悪なベンチ バス停にも公園にも 公共の場で増殖する「排除アート」2023/4/28沖縄タイムズ

不自然な突起や形状によって休息しにくいように設計されたベンチ、日差しや雨露を防げないよう屋根をなくした休憩所…。公園やバス停などの公共の場で意地悪な構造物が増えている。路上生活者や野宿者を排除する目的があり「排除アート」「敵対的建築」とも呼ばれる。排除される側の視点に立てば、残酷な意図がむき出しになってそこに置かれている。(写真部・田嶋正雄) 【写真】全長100メートル! 沖縄の公園に現れた巨大な地上絵 誰がどう描いた?



屋根を撤去した休憩所

【屋根を撤去した休憩所】琉球王国時代に程順則、蔡温、山田親雲上の3賢者がここで語り合ったと伝わる三文殊公園。休憩所の屋根が撤去されて柱だけが残り、語り合うには適さない場所になっている=18日、那覇市辻

 2020年11月、東京・渋谷の路上生活者の60代女性が男に頭を殴られて死亡する事件が起きた。被害者が夜を明かしていたのがバス停の「排除ベンチ」だった。最終バスが出た後、座面が小さくて座りにくいベンチで毎晩、夜明けを待っていた心情を想像すると胸が痛む。



東京で

【東京で】3年前、バス停で夜明けまで体を休めていた路上生活者の60代女性が男に殴られ、亡くなった現場。座りにくく、横たわれないよう仕切りが付いた奥行き20センチほどの小さなベンチが当時のまま残っている=3月11日、東京都渋谷区



快適でないベンチ

【快適でないベンチ】日傘を差し、手すりで区切られたベンチで休憩する女性=22日、那覇市牧志

 沖縄のバス停ではどこからともなく持ってこられたような、自主的な椅子やベンチをよく見かける。バス利用者だけでなく、高齢の歩行者らも腰かけて休憩する姿もあり、とがめ立てる人はいない。そんな緩やかで包摂的な公共空間が残っている。



バス停の椅子

【バス停の椅子】ベンチのないバス停に誰かが持ってきた椅子が置かれ、助けられる利用者がいる。「排除」ではない風景が息づいている=22日、那覇市長田



滑りやすく

【滑りやすく】金属のバーに細いプラスチックの座面を付けただけのバス停のベンチ。尻が滑りやすいよう材質とデザインが「工夫」されている=2日、那覇市牧志
【木陰の方が人気】暑さをしのぎたい人は公園の木陰で休んでいる。日差しを防がない屋根と仕切り付きベンチがある真新しい休憩所は人気がない=17日、那覇市真嘉比

 気分が悪くなったときや災害時、ベンチや休憩所を必要とする可能性は誰にでもある。特定の層を排除する「反ユニバーサルデザイン」は、いつか万人にはね返ってくる。「誰一人取り残さない」社会に向け、排除的なベンチや休憩所を見過ごさないようにしたい。

意地悪なベンチ バス停にも公園にも 公共の場で増殖する「排除アート」2023/4/28沖縄タイムズ

家追い出されたり、虐待されたり、いじめにあいやすい性同一性障害者から見ても排除されてんの私だって感じやすい排除アートだよね。


「障がい者排除」と批判噴出…新宿区の公園がスロープにブロック設置、区担当者は「別な設置を検討」2023/5/1女性自身

《スロープに、スロープが必要な人を完全ブロックする障害物を設置。これだから新宿区はクソ》 4月29日、こんなコメントと共に、公園らしき場所のスロープに車止めのブロックが設置されている写真をあるユーザーがTwitterに投稿。「障がい者差別」だとネットで炎上している。 問題のスロープは、東京・新宿区の区役所通りとゴールデン街に挟まれた「四季の道」という遊歩道公園内にあり、本来なら区役所通りから遊歩道に通り抜けできるようになっている。ところが、スロープ上に四角い石のブロックが2つ設置されているため、車椅子やベビーカーの通行ができない仕様になっているのだ。 これにはネットで批判が殺到した。 《これはバリアフリーじゃなくバリヤ》 《スーツケースとかベビーカーも通れないしこれほんと酷いわ》 《障害や高齢者、乳児まで拒否してる事ですよね》 《ここまで幅を狭めても自転車は通れてしまうし、スケボーやキックボードなら持ち上げればいいだけ。結果として車椅子をピンポイントで排除してしまっている》 新宿区のホームページによると遊歩道公園「四季の道」は次のように説明されている。 《新宿遊歩道公園 四季の路は、昭和45年3月に廃止された都電13系統(新宿駅前~水天宮前)の専用軌道敷を、新宿区が東京都より譲渡を受けて整備し、昭和49年6月24日に遊歩道公園として開園しました。 失われつつある都心の緑の回復と、住民が安心して憩える場を提供するため、ビルの谷間に武蔵野の面影をしのばせる緑を再現しました》 仮に安全対策が目的だとしても、《住民が安心して憩える場を提供するため》とあるのに、遊歩道公園に車椅子やベビーカーが利用できないというのは本末転倒ではないだろうか。新宿区の担当者に話を聞いた。 ――設置の経緯は? 「今、区の方で確認をしておりまして、すぐに正確な設置の日時などはお答えできない状況なので、そこはご理解いただきたいと思います」 ――設置の目的は安全対策? 「これも推察なのですが、ホテルの側からのスロープにつきましては、ホテルが開設するときに“通路を作りましょう”ということで合意して作ったところです。ただ、その後の管理上の課題が出まして、ああした石製の車止めを設置したと考えているところです」 ――管理上の問題とは? 「いま確認しているところなのでこれも推察ですが、公園側に区役所通りから自転車やオートバイで通り抜けをする利用があったようです」 ――遊歩道公園自体に車椅子は入れる? 「入れます。ホテル側からの通路以外は入れるんですが、そこだけが管理上そうした状態になっています」 ――車椅子の人が入れないということに、設置当時は想定していなかった? 「そこは確認しているところですが、車椅子等で新宿遊歩道公園をご利用いただく際は、申し訳ないのですが、公園からホテル側への取り抜けができないので、他の入り口をご利用いただきたいということで、そこは少し説明させていただいていたというところです」 ――今後、ブロックはどうしていく予定? 「考え方としましては、仮に自転車やオートバイの利用を抑制するためとはいえ、あちらの通路についきましても車椅子の方がご利用できることが本来なら望ましいので、今後は車椅子も通れて、なおかつ自転車やオートバイの侵入抑止できるような別な設置について検討して参ります。ただ、物理的に有効幅員や傾斜など様々な制約があると思うのですが、そうしたものも踏まえまして、区として何ができるか、最善の対応を検討していきたいという風に考えているところです」 一歩ずつでもみんなが気持ちよく利用できる空間が広がっていくことを願うばかりだ。

法廷内の傍聴メモは紙とペン限定!…記者は思った。「デジタル全盛時代。なぜパソコン入力じゃ駄目なの?」 調べると…PCメモを認める地裁があった2023/4/30南日本新聞

被告人が質問に答えると、さらさらとペンを走らせる音が法廷内に響く。鹿児島地裁(鹿児島市)の傍聴席での日常だ。裁判傍聴では紙のノートとペンによるメモが常識とされ、デジタル全盛時代なのにパソコンを持ち込んでメモ入力する姿は見られない。なぜか。調べると、パソコン使用を巡り各地裁で「使える」「使えない」の判断が分かれているようだ。 魔改造フィギュアを販売、男に罰金30万円 鹿児島地裁

 鹿児島地裁によると、傍聴席でのルールに関しては、法廷警察権に基づき事件ごとの裁判長が判断するとした上で、「録音や撮影防止の観点」から、パソコンなどの電子機器の持ち込みは原則認めていない。鹿児島以外の九州6県の地裁に聞いても、同様に裁判長の判断に委ねられ、傍聴席でパソコンが使われる例はないという。  一方、那覇地裁では実際にパソコンを持ち込んでメモすることを認める裁判長がおり、報道関係者を中心に運用中。地元地方紙・琉球新報の記者は「刑事事件のやり取りは早口なので、手書きより早くメモできて助かっている。なぜ他の地裁で認められないのか」と首をかしげる。  裁判は原則公開され、電子機器による撮影・録音は禁止されているが、メモは認められている。元々はメモも「原則禁止」だったが、1985年、アメリカ人弁護士のローレンス・レペタ氏が「メモ禁止は知る権利を保障する憲法に違反する」として国を提訴。地裁・高裁で退けられたものの、89年の最高裁判決は「裁判を認識・記憶するためのものに限り、理由なく妨げられてはならない」との判断を示し、初めてメモを認めた。

 パソコンでのメモに関しては2017年、名古屋市の金岡繁裕弁護士が、傍聴席で使用した際に退廷を求められたことを不服とし国を提訴。だが、「録音・録画の可能性を排除できない。打鍵音が妨げになる」などとして棄却された。  金岡弁護士は「紙のノートは良くて、なぜパソコンが駄目なのか。届け出制にするなどし、事件関係者や報道陣といった必要な人が使用できるようにすべきだ」と主張する。  撮影・録音が禁止されている司法関係の記者会見でも、大半がパソコンでのメモを認めている。「開かれた身近な司法」を目指し司法制度改革がスタートして20年超。被告や被害者のプライバシーを守った上で、柔軟な対応を期待したい。

法廷内の傍聴メモは紙とペン限定!…記者は思った。「デジタル全盛時代。なぜパソコン入力じゃ駄目なの?」 調べると…PCメモを認める地裁があった2023/4/30南日本新聞

パソコンやスマホのような電子機器使わないとコミュニケーション出来ない障害の人もいるのですからPCによるメモも認めて頂きたいですよね。
音声言語が聞き取れない人や言語障害の人も使えるAutoMemoSのような文字お越しのICレコーダーはやっと出来たばかりですね。

れいわ新選組の木村英子議員が学校に身体障害者のためにエレベーター設置してと国会で言ってたけどエレベータ設置されてる施設や駅少なくて道路は段差だらけで車いす利用者には生きづらい世の中だよね。

https://www.youtube.com/watch?v=5cFrU_j9n6U




【議事録】

○木村英子君 
 れいわ新選組の木村英子です。
 本日は、学校のバリアフリーについて質問いたします。
 文科省は、障害の有無にかかわらず、誰もが同じ学校で共に学ぶことのできるインクルーシブ教育を推進しています。また、国交省では、バリアフリー法に基づき、令和3年に公立小中学校もバリアフリー化が義務付けられました。しかし、車いす用トイレが設置されているのは全校のうち65.2%に対し、エレベーターが設置されているのは27.1%と少なく、障害のある児童生徒にとって、バリアを感じずにほかの生徒と同じように安心して学ぶ学校生活を送れる状況には至っていません。
 教育は、障害の有無にかかわらず子供たちにとって大切な権利ですが、学齢期の子供同士のコミュニケーションは最も重要であり、共に学べる環境の保障は、大人になって社会に出たときに障害者と健常者が一緒に生きていくための礎となります。ですから、学校生活において障害児と健常児が一緒に行動できるように、学校のバリアフリーを整え、共に学べる環境をつくることは急務だと考えます。
 先日、私のところに、普通学校に通う脳性麻痺の中学生と保護者の方から、長年学校に要望しても一向にエレベーターを付けてもらえず困っているという相談がありました。その方は学校内の移動においてキャタピラ式の階段昇降機を利用しており、保護者はいつ事故が起こるかと常に不安を抱きながら学校に送り出しているそうです。そこで、私は、実際にその学校を視察し、キャタピラ式の階段昇降機を試乗してきました。
 資料1をご覧ください。
 私の利用している大型の電動車いすでは、前輪が昇降機の警告ラインからはみ出してしまい、きちんと乗ることができませんでした。また、電動車いすの重量は200キロ以上あり、昇降機の重量と合わせると300キロ以上になり、これでは規定の重量をオーバーするため危険と判断し、あらかじめ用意していた手動の車いすに乗って試乗しました。
 次に、資料2をご覧ください。
 この昇降機は階段を一段ずつ上がるたびに衝撃があり、段差が10段あれば10回の衝撃が首や背中に走り、私の体にはとても負担が掛かりました。毎日乗るとしたら、むち打ちになったり障害が重くなってしまいます。かなり傾斜もあったので、落ちてしまわないかと不安でした。
 特に不安だったのは、昇降機と車いすを合わせて200キロ以上の車体をたった一人で後ろから操縦しているので、もしキャタピラが階段の段差を踏み外した場合、操縦者は昇降機ごと一緒に落ちていくか自分を守るために手を離してしまうしかなく、大きな事故になりかねないという危険を感じました。また、資料3をご覧のとおり、介護者が体を支えないと昇降機に乗れない障害者の場合、事故が起きたときに介護者も巻き込まれてしまう可能性があります。
 このように、今回試乗したキャタピラ式の昇降機は、様々な障害や多様な車いすの形状に対応しておらず、バリアフリーになっているとは言えません。
 エレベーターや車いす用の設置型階段昇降機については、国民の生命、健康の保護を目的とする建築基準法の定めた基準を満たさない限り設置することはできないのに対し、キャタピラ式の昇降機など可搬型階段昇降機についてはそのような国の定めた基準がなく、安全性が保証されているとは言えません。
 資料4の消費者庁の資料によると、可搬型階段昇降機の事故は、学校現場ではありませんが、2009年以降に15件あり、そのうちの4件が死亡事故でした。
 また、資料5をご覧ください。可搬型階段昇降機はバリアフリー法施行令が定める基準を満たさないとされており、バリアフリーとは認められていません。
 文科省としては、資料6のとおり、令和7年度までに要配慮児童生徒等が在籍する全ての学校にエレベーターを付けることを目標としているはずです。しかし、今回視察した学校では、実際に障害を持つ生徒が通っているにもかかわらず、エレベーターを設置してもらえず、バリアフリーではない可搬型階段昇降機が長年にわたり使用されている現状です。
 安全を最優先しなければならない学校において継続的に使われている可搬型階段昇降機の利用実態について、文科省は早急に調査していただきたいと思っております。また、昇降機を操縦する人と乗っている障害者の人が認識する危険性の違いを知ってもらうために、文科省の方には、現場を視察し、実際に可搬型階段昇降機を試乗していただきたいと思いますが、文科副大臣のお考えをお聞かせください。

○副大臣(池田佳隆君)
 木村委員にお答えをさせていただきたいと思います。
 学校における教育活動が安全な環境において実施されるためには、学校の安全対策は極めて重要なことと考えております。
 文部科学省では、学校施設におけるバリアフリー化の状況調査を実施しているところでありまして、今年度実施予定の次回調査の際には、エレベーター未設置の場合の対応事例として、階段昇降車等の使用も含めて状況を把握することを検討してまいりたいと考えております。また、階段昇降車等の視察、そして試乗につきましても検討してまいりたいと考えております。
 以上です。

○木村英子君
 ありがとうございます。是非、昇降機を試乗していただいて、体感した上で改善に向けて取り組んでいただきたいと思っております。
 文科省がインクルーシブ教育を推進していく上で、障害児と健常児が交流する機会を保障することが最も重要だと考えられます。しかし、今回視察した学校のように、キャタピラ式の昇降機を利用する場合は、ほかの生徒と一緒に移動する機会が限られるため、普通学級においても学校生活の中で障害児は健常児と分けられることを余儀なくされてしまいます。これでは、自分とは違う他者とのコミュニケーションの機会が奪われてしまい、障害者と健常者が共に生きていく力を育むことはできません。
 子供のときから障害児と健常児が一緒に学び、多様性を認め合える関係づくりは社会に出たときに共に生きるための大きな助けになります。ですから、障害児にとって、学校生活の様々な場面で健常児と一緒に学び、遊び、支え合う関係を妨げないためにも、エレベーターの設置は早急に進めなければならない重要な課題であると考えます。
 文科省として、バリアフリーに該当しない昇降機の利用を続けている学校に対し、早急にエレベーターを設置するように指導と助言をしていただきたいと思っております。今後、インクルーシブ教育をより一層推進していくためにも、学校のバリアフリーに向けて、文科副大臣のお考えをお聞かせください。

○副大臣(池田佳隆君)
 木村委員にお答えをさせていただきたいと思います。
 学校施設は、障害のある児童生徒等が支障なく安心して学校生活を送ることができるようにするとともに、災害時には避難所としての役割も果たすことから、バリアフリー化を進めることは大変重要なことであると考えているところでございます。
 そのため、文部科学省といたしましては、国のバリアフリー化の整備目標として、今年度中に、学校設置者に対し、要配慮児童生徒等が在籍する学校にエレベーター整備を求めていること、そして、これには階段昇降車等の使用は含まれないことを改めて周知するとともに、エレベーターの設置など学校施設のバリアフリー化の積極的な取組を重ねて要請して、学校設置者をきめ細かく支援してまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。

○木村英子君
 ありがとうございます。学校設置者へのヒアリングや学校の視察など、積極的に取り組んでいただきたいと思います。
 そして、学校のバリアフリー化に向けては文科省が管轄ではありますが、バリアフリー法を所管する国交省においても、交通や建物、学校、避難所などのバリアフリー化を進め、誰もが生きやすい共生社会を実現する責任があると考えます。
 可搬型階段昇降機は建築物に附属したものではないということでバリアフリー法や建築基準法の対象になっていないため、これまで制度の谷間に落ちて、国交省からも文科省からも問題が見過ごされています。これでは責任の所在が不明なまま対応が遅れてしまい、事故を防ぐことはできません。学校に通う子供の安全と命を最優先に考えるのであれば、国交省もこの問題に目を向けて、文科省とともに学校のエレベーターの設置を早急に進め、障害児も健常児も安心して学べる環境を実現していただきたいと思っていますが、国交大臣のお考えをお聞かせください。

○国務大臣(斉藤鉄夫君)
 現場を視察してのご質問に対して、心から敬意を表します。
 障害者を含む全ての方が利用しやすい環境を整備する観点から、バリアフリー法では一定規模以上の建築物を建築する際にはバリアフリー基準への適合を義務付けており、特に上下階をまたぐ移動が必要な場合には基準を満たすエレベーター等の設置を求めています。
 このうち、学校のバリアフリー化については、児童生徒が子供のときからバリアフリーとは何かを学ぶことにより、バリアフリーが当たり前であると思える環境を構築する観点から大変重要な課題です。
 また、災害時の高齢者、障害者等の方々の円滑な利用の確保等も図る必要があることから、2020年のバリアフリー法改正では義務付け対象用途に公立の小中学校を追加したところでございます。さらに、2021年には、文部科学省にも参画いただき、学校のバリアフリー化の参考として活用できる建築設計標準、ガイドラインの改定を行い、設計者への周知を通じて既存建築物等のバリアフリー化の促進を図っております。
 今後とも、建築設計標準の普及と併せて、エレベーター等の設置を求める基準の考え方の周知に努めるとともに、文部科学省とも連携しながら、学校の適切なバリアフリー化の促進に向けてスピード感を持って取り組んでまいります。

○木村英子君
 エレベーターの設置など、学校のバリアフリー化については今後も注視していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 ありがとうございました。

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https://eiko-kimura.jp/2022/05/25/activity/2119/
2022.5.24 国土交通委員会質疑『学校のバリアフリー なぜエレベーターがつかないの?』

2022/05/25





車椅子ギャル、“割り込みされた動画”で炎上《見た目が醜いから譲られなくて当然》誹謗中傷の中身を明かす2023/4/27週刊女性


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「障害者手帳の不正利用」で炎上した“レンタル障がい者”当人を直撃、その思惑は2023/4/8日刊SPA


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「障害者手帳の不正利用」などの批判で炎上



笑顔で障害者手帳を見せるレン障さん

 今年1月上旬、ツイッターに投稿された「レンタル障がい者」というサービスが話題を呼んだ。投稿には「美術館や博物館などの施設で『障がい者を介助したいシーン』でご利用ください。かかった交通費だけもらいます」とあり、ツイート主である21歳の男性(レン障さん)をレンタルすることができる。 ⇒【写真】乙武さんにレンタルされ、YouTubeで対談したレン障さん  また「障がい者手帳を持っているため、施設の利用料は介助者ともに割引されることがあります」とも書かれている。障害者手帳を持っている人の介助者は、同伴すると入場料等が割引・無料になるというのが“売り”となっている。  最初は「いいね」もフォロワーからの1つしかなく、依頼も来なかった。しかし数時間後、インフルエンサーたちがリツイートしたことで、爆発的に拡散。募集した2つの投稿は合わせて、約3800いいね、約7600リツイート、アカウントは数日で約2000万インプレッションを記録した。レン障さんいわく「今まで見たことないくらい」の注目を浴びたのだ。  これに「障害者手帳を不正利用している。制度の悪用では」「手帳の取得や利用に制限がかかるきっかけになりかねない」「制度を作ってくれた国や、協力してくれる施設に対しても失礼だ」などの批判が殺到して炎上した。  このレン障さんとは、どのような人なのか。どうしてこのようなサービスを始めたのか。そして、実際にレンタルした人はどう感じたのだろうか。

「レンタル障がい者」と映画館に行ってみた

 まず、取材とは別に彼をレンタルしてみた。  筆者は一人で映画館に行けない。鬱気味でひきこもり、また多動や暗闇が不安だからだ。そこで「一緒に映画を観てほしい」と依頼した。  交通費はペイペイで前払い。映画も予め障害者割引の席を予約した。レン障さんは予定を忘れやすい特性があるので、前日にメッセージを送っておく必要がある。さらに、遅刻など時間管理が苦手な部分もあるのではと思い、出発時にもメッセージした。  互いに遅刻もなく渋谷のハチ公前で集合すると、早速2人で写真を撮ろうとするなど、人懐っこい印象だ。グーグルマップで迷う筆者を見て、レン障さんは「実は道も調べてきた」と言って、道案内してくれた。「なんか依頼やるうちに有能になってきちゃって、ほどほどにポンコツやらなきゃ」と笑うレン障さん。  映画館代は通常なら約2000円だが、障害者手帳を持つレン障さんと、介助者として同行する筆者でそれぞれ1000円。どちらも筆者が払うので、値段的には1人で行くのとほぼ変わらない。  映画では、筆者は観ながら身体を動かし続けてしまっていたが、レン障さんはとくにこちらを気にすることもなく、落ち着いて観ていた。おかげで筆者も「自分も観続けられそうだな」と思うことができ、最後まで席を立たずに見ることができた。  そもそもシステム上、同行して割引や無料になったとしても、東京から離れたレン障さんの交通費を払ったり、一緒にご飯を食べておごったりすると、1人で行くよりも上回ってしまう。  筆者のおごりで一緒にご飯を食べていると、レン障さんは「お金かからないほうが嬉しい。しのびねえから」と言う。  レン障さんはある時「障害年金をもらっていて、お金ないです」という人にレンタルされて、ライブに行った。その内訳は「俺(レン障さん)の交通費が3000円、ライブ代が一人5000円」と、レン障さんには8000円払っていることになる。その人は当日誕生日だったそうで、彼の恋人も同席。その依頼者は合計3人分の費用を出したのだ。  さらに「彼は、親にも支えてもらっているらしいのに。友達になりたいというので、ラインで繋がって、また今度遊ぶことになった」という。障害を持つ当事者から「友達になりたい」という依頼は、ことの他多いらしい。  確かに、人当たりの良いレン障さんは「友達になりたいな」と思わせるタイプの人間だ。個人的には、筆者の鬱や多動にも気にせず接してくれることもあり、話をしていてとても楽に感じだ。
双極性障害で手帳2級「ひきこもっていると鬱になる」

 レン障さんは現在21歳、実家でアルバイトをして生活している。小学校低学年の時にADHDと診断され、高校生の時に双極性障害で2級の障害者手帳を取った。双極性障害とは、気分が高まったり落ち込んだり、躁状態と鬱状態を繰り返す病気だ。  高校生の時には躁状態になり「全国の高校生を集めた音楽フェスを開きたい」と、何百人もの有名人にメッセージを送った。「皆が協力してくれると信じて疑わなかった」が、その後に鬱がくると、その時の行動を思い出して引きこもってしまった。    高校卒業後はフリーター生活をしていたが、双極性障害の症状は出続けていた。「2、3週間ベッドの上で泣いてたかと思えば、突如マックが食べたくなり、山を越えて(マックがある)町に出かけて買いに行くとか。2年間で8回も引っ越していた。躁を繰り返すので」と語る。  話題になった投稿については「ある意味“ネタ”のつもりだった。色んな経験を聞いたり、友だちを増やしたりしたいなと思った。面白い人たちと、インターネットを通じて会えたら」と気軽な気持ちで書き込んだという。  現在は「多少躁かもしれない」。しかし「レンタルのスケジュールちゃんと合わせることができて、生活には影響していない。昔は予定が入っていると、そのことばかり考えて何も手につかなかったが、今は来月まで一日いくつもの依頼で埋まっていても、平常心で過ごせている」と落ち着いているようだ。  昨年行った離島でのアルバイト生活での経験や、「レンタル障がい者」を行ううちに、気にならなくなってきたと言う。  4月4日時点で、受けた依頼は31人。「リピーターが多く、女性は少なめ。障害当事者で、自分も手帳を持っていますという人は8人いた。あとは大学院生や役者などいろいろ。レンタルの理由は『話をしてみたい』が一番。今後も依頼がある限りはやる」と言う。  レン障さんは「そもそも鬱もあって大変な人間なんだから、面白いことしていた方が楽じゃん。家で引きこもっていても鬱になる。動いていたほうが楽じゃん。交通費タダで動き回れてラッキー」と笑う。  店を出る際、彼が机にマスクや携帯を忘れたが、筆者が指摘し事なきを得た。彼は注意が散漫な所も多少あるようだが、それはお互いさまだ。
障害を持っている依頼者と友達に

 批判の中で多かったのは「割引目的の不正利用」というものだ。実際に彼をレンタルした人は、施設等の割引目的だったのだろうか。 「にわかーず」さんは40代男性、投稿が出てから1週間後にレンタルした。依頼は「レン障くんの行きたい所を散歩したい」というもの。「友達を作りたい」「どんな人なのか知りたい」という理由からだった。  1時間遅刻したレン障さんさんを待つ。待ち合わせ場所の近くに川があり、そこから散歩開始だ。11kmも歩き、途中で団子を買って食べたり、2人で川べりに行って尾崎豊を歌ったりして楽しんだという。  にわかーずさんは生まれつきの難聴だ。しかし障害者手帳は取得していない。「耳が悪いので、突然話題が変わると、話についていけない」というが「レン障くんもレン障くんで『ごめん、今ボーッとしてて聴いてなかった』ってなりがちでウケた」と、ADHD特性を隠そうともしないレン障さんとの散歩は、リラックスできたとのこと。  印象に残ったのは、散歩しながらレン障さんが言ってくれた「難聴を開きなおれるやつに悪いやつはいないからな。開き直りが大事」と言う言葉だ。  にわかーずさんは「最近働き始めたこともあり、『聴こえない』ということが怖くなっていた」と言う。でも「レン障くんといる時間は開き直ることができていた。開き直ることを許してくれ、本音で語ることを受け容れてくれた」と、自分らしくいられる時間だったと言う。  にわかーずさんは「レン障くんはもう、友達です」と言う。歩いた後は近くの居酒屋へ行き、2人で飲んだ。後日2人はレンタル依頼とは別に、カラオケに行って今度はブルーハーツを歌ったとのことだ。

相手の弱い部分をさりげなくカバーする、レン障さんの気遣い

 あーるさんは、レン障さんいわく「少なめ」という女性依頼者の一人だ。あーるさんもレン障さんに会ってみたかったという。  理由は「厚労省が『介助者とは家族や友人、医療関係者が前提』という見解を出していた。障害者を世の中から分けた存在になることを助長してムカついた」という行政への反発の気持ちから。また「こんな炎上しやすいビジネスをなぜ始めたのだろうという興味もあった。  あーるさん自身も「握力が5kgしかない」上肢の障害を持っており、障害者手帳を持っている。また、香料などの化学物質を嗅ぐと倒れてしまうほどのアレルギーが出る体質でもある。  あーるさんのおごりで、2人でタイ料理を食べた。「(レン障さんは)おごってもらうくせに経済状況を心配してくれた」とあーるさんは笑う。またビジネスにはしていないこともわかった。  その後「以前からなんとなく行きたかった」水族館へ行った。水族館では「香水がきつい人が近づいてきそうな時に、率先して声をかけてくれた」と言う。あーるさんは香水のきつい匂いをかぐと動けなくなってしまう。しかしここでもレン障さんのエスコートがあったようだ。  最後に河川敷を散歩した。「堤防を登る時に(あーるさんの握力が弱いため)手を貸してくれた。優しくて気の利く方だった」と言う。「本当に楽しかったし、また遊びたい。次はレン障さんが淹れたコーヒーを飲んでみたい」と満足げに微笑んだ。
交通費と飯をおごってくれる友達がいたっていい

 レン障さんへの批判は、ほとんどネット上でのものだ。対面で批判されたことはほぼないという。批判的な意見は、主に障害当事者たちと思われるアカウントのものが多かった。とくに障害者手帳を持っていると思われる人から「介助者は本来、家族や友人、医療関係者のこと。ネットで募るのは、本来の使い方ではない」という意見が目立った。  レン障さんは「事情があって、家族には頼めない」と言う。さらに「別に、交通費と飯おごってくれる友だちがいたっていいじゃん」とも。    レン障さんはブログにこう書いている。「現実で遊ぶ友人となると交通費や食事代、その他少なくない経費がかかってしまう。『お金がない』という理由で、今まで一体いくつの遊びの誘いを断っただろうか? いつもお金がないから、と誘わなくなった友人はいないだろうか? だったら『交通費出してあげるからおいでよ』と言ってくれる人のほうが、自分に興味をもっている点で友だちになりやすいのではないかと思う」と、自分に興味を持ってレンタルしてくれる時点で友人になりうるとする。

当事者が引け目を感じるような福祉はムダじゃないのか

 もっとも、おごってくれるご飯については「僕の腹具合と、相手の財布具合。『おごってほしいな』ととりあえず言うけど、『やだ』っていわれたら『OK』です」と、ご飯をおごることは必ずしもレンタルの条件ではないという。  レン障さんに対する他の批判的意見としては、「友だちが欲しいなら、障害者手帳を使わずに『遊びませんか』と呼びかければよい」というものもあった。    レン障さんは「そんなつまんないやり方で、友達なんか増えるわけがない。それにこちらからダイレクトメッセージをして『遊ぼう』だなんで、そんなナンパみたいなことはできない。待ちの姿勢で、いかに人を集められるか」と言う。  さらに「障害者のイメージが悪くなる」という声には、レン障さんは「当事者が引け目を感じるような福祉ってムダじゃないのかな」と、逆に疑問を呈した。
乙武さん「『レンタル障がい者』は、健常者と障害者が出会うきっかけになる」

「障害者手帳での割引」を提示した友達募集の仕方は、本当に「本来の趣旨」に反しているのだろうか。  レン障さんは1月下旬、作家の乙武洋匡さんにレンタルされて対談を行った。対談の様子は1月28日に公開されたYouTubeチャンネルで見ることができる。乙武さんは先天性四肢欠損で、1種1級の障害等級を持つ。  乙武さんは「レンタル障がい者」を「社会的にすごく意義のある動き」と評価し、健常者と障害者が出会うきっかけの一つになりうると指摘した。 「僕らからしたら、いろんな人に介助してもらって生活を成り立たせたいと思うけど、健常者側からしたら、そんなことするメリットってあんまりない。そんな時『僕と行くと割引になるんで(一緒に)どうですか』というインセンティブが働くのは、僕はむしろ大事かなと思うんですよね」(乙武さん)  また、健常者と障害者との分断について語り、「小さいころから支援学校・学級で育った子どもは、健常者の友達を作る機会がない。だから友人に介助してもらってくださいって言われても、友人も同じ障害者ばかり。医療関係者といっても、身体障害の世界でも、普段から医療関係者と行動をともにしている人ってあまりいない」と、そもそも介助者が足りていない現状も指摘した。  ネットも批判ばかりでなく、「レンタル障がい者」を支持する声もある。ツイッターには「すごい発想。応援したい」「金銭目的じゃなくて本当に友達が欲しいだけだと思う。相手もお得に行けそうで、賢いやり方だとは思う」また「自分も一級の手帳持ちだが、今現在、健常者の友だちはいない。レンタル障がい者をやってみたい」さらには「割引のきく施設で働いているが、どんな形でも来てくれるのはうれしい」という声もあった。    レン障さんは「健常者とどっかいくより、引きこもっている障害者の助けになりたい」と言う。依頼ではないが、レン障さんの活動ぶりを見て「自分も障害があってひきこもりだが、展覧会や博物館に行ってみたいと思えるようになった」というメッセージも来たという。  現在の障害者福祉の制度は、当事者が友だちを作ろうとする時、外へ出て世界を広げたいと思う時、寄り添ってくれるものだろうか。さまざまな物議をかもした「レンタル障がい者」だが、制度を「こんなふうに使えたらいい」と思う、当事者たちのニーズをくみ上げたことは間違いないようだ。 文・写真/遠藤一

「障害者手帳の不正利用」で炎上した“レンタル障がい者”当人を直撃、その思惑は2023/4/8日刊SPA


「心身共にナイフでズタズタにされる感覚」NHKのツイートに批判殺到…同性介助は“理想論”? 背景に人手不足も2023/5/3ABEMA

福祉や差別問題などに焦点を当てる情報サイト「NHKハートネット」の投稿に批判が集まっている。 【映像】NHKが差別助長? 批判殺到のツイート(画像あり) 「女性障害者が男性から入浴や排泄介助を受けることは単なる羞恥心の問題ではありません。尊厳の問題です。心身共にナイフでズタズタにされる感覚でした。性犯罪被害に遭っているのと感覚は変わりありません」(※「NHK ハートネット」Twitterより)  同番組では入浴やトイレなど、プライベートな部分の介助や介護にスポットを当てていた。この投稿に対しTwitterでは「男性介護士の尊厳を踏みにじっている」「NHKは差別を助長したいの?」など批判の声が殺到。介護の現場からは「配慮は心掛けているが人手不足で現場が回らないのが現実」などの声が寄せられた。



NHKは「当事者の思いを伝えるものとして紹介」

 ニュース番組「ABEMA Prime」の取材に対しNHKは「投稿は男性の介助者を否定するものではなく、女性が男性を介助する場合も含めて、本人の意思に反して繰り返される異性からの介助における当事者の思いを伝えるものとしてご紹介させていただきました」と回答した。  問題の本質はどこにあるのか。兵庫県で高齢者の在宅医療や介護事業を行っている、株式会社ロジケア代表の佐野武氏は「言葉の力がすごく強い。事業所の職員も戸惑っている」と話す。



背景に介護業界の人手不足も

「本来は当事者の感想、感情を伝えたかったのだろう。こういう表現をせざるを得ないほど、つらかったことは理解できる。一方で、投稿は個別のケースの話で『男性のヘルパーによる入浴や排泄の介助が性犯罪加害者になりかねない』と読めてしまうのも事実だ。解きほぐしていく必要があると思う」  実際、現場でも利用者から同性介助の希望はあるという。佐野氏は「ツイートの当事者がどういった介護の場面だったのか、定かではない。我々は訪問介護なので、少し事情が違うかもしれない」とした上で「基本的には入浴や排泄の介助は、同性介助が基本だ。ただ、それができない特別な理由がある場合、やむなく異性の介助を行っていることはある」と述べる。  佐野氏が代表を務める「ロジケア」スタッフの男女比率は、男性が約20%、女性が約80%。利用者は男性が約30%、女性が約70%だ。 「異性介助を行う場合、希望のあるなしに関わらず、説明と同意が原則だ。体が大きくて女性ひとりでは介助が難しかったり、男性の介護職のほうがうまくいく場合でも、説明して同意をいただく。このプロセスが重要だ。特に高齢者の場合は認知症や、そのほかの事情でご本人様の意思がはっきりと表明できないケースもある。家族も含めて説明させていただくが、それが本人の本当の気持ちなのか白黒つけられないときもある。事情が違うので、多くの複雑な要素が絡み合った結果、異性介助やむなしという場合もあるし、何とか回避できる場合もある」  介護業界の人材不足も指摘されている。介護労働安定センター「令和3年度 介護労働実態調査」によると「介護事業所の人材不足感を感じるか」という質問に「不足している」と回答したのは63%だった。  佐野氏も「これ以上ヘルパーの人員不足が加速すると、もっと厳しい状況になる。我々も何とか苦労して、利用者さんにも協力いただいて、ギリギリでやっている」と述べる。  義足と車いすを使用し、ダンサー・俳優として活動する森田かずよさんは、過去に男性からの医療介助を経験した。 「ツイートの言葉が独り歩きしている。女性障害者の介助に対する尊厳は本当に必要。それは理解していただきたいと思う。男性障害者よりも女性障害者の声は届きにくいし、本人も言いづらい部分もある。今回、女性障害者の声がちゃんとメディアに届いたことは、非常に評価できる。ただ言葉の言い方、使い方の問題で、介護の人に対する批判につながるのは問題だ。介護職の待遇に関しても、もっと上げるべき」  実際に、男性から介助を受けた際のエピソードとして「許可を得ずに男性だったこともある」と話す森田さん。「今は変わって、最近では男性が処置してもいいか、必ず聞いていただけるようになった。昔はそうではなかった」と明かす。  8年にわたって介護の現場でアルバイトをしていた、EXITのりんたろー。は「一番尊重されるべきは、介助を必要とする人の意思だ」とコメント。 「男性の要介助者に女性が入れないこともあったし、逆に僕が入れないパターンもあった。『いつもは大丈夫だけど、認知症が出たから今日はダメ』というケースもある。でも、現場はそうも言っていられない。お風呂は特に技術がすごくいる介助だし、汗でビショビショになる。中にはご家族の方だとなかなか難しいから、お風呂に入ってもらうために、施設に預けている人もいる。本人は嫌がっているけど、ご家族の方は『入れてほしい』と。本人嫌がっていると伝えても『それは分かっているけれど、何とか納得させてお風呂に入れて』と言われるから、なかなか難しい。お風呂の他にも食事介助など、やらないといけない大変な仕事がある。女性が多い業界だから、男性の介護士がいない日もザラにある」  その上で、りんたろー。は「どこまで発信するかを決めて、発信する媒体を選ばないと誤解を産んでしまう」と指摘。「本当に伝えたかったものが結局伝わらなくて、歪んで伝わってしまったら、当事者も救われない」と述べた。(「ABEMA Prime」より)

「心身共にナイフでズタズタにされる感覚」NHKのツイートに批判殺到…同性介助は“理想論”? 背景に人手不足も2023/5/3ABEMA