イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は日曜日、テロ集団の頑固な態度が続いているのであるから、人質取引を求める米国や国内の野党からの圧力は、イスラエル政府にではなくハマスにかける必要があると表明しました。ブライトバート・ニュースのジョエル・ポラークが8月18日に伝えています。
ネタニヤフ首相は、金曜日にカタールのドーハでハマスの代表の出席なしに交渉が終了した後、与党連合との会談の冒頭でこう述べました。新指導者ヤヒヤ・シンワル率いるハマスは会談をボイコットしました。
イスラエル政府は、ジョー・バイデン大統領が5月に提示した条件をすでに受け入れているものの、合意に同意するよう米国から圧力を受けてきました。(ブリンケン国務長官は今週、10月7日のテロ攻撃以来9度目のイスラエル訪問を行う予定です。)
イスラエル国民の大半はまた、ハマスが打倒され、ハマスの再武装を認める合意を拒否することを望んでいるにもかかららず、イスラエル国内の野党勢力も、合意を求めて毎週デモを行っています。
交渉は進展し、イスラエルはガザ地区とエジプトの国境沿いの道路であるフィラデルフィア回廊からの軍撤退問題で柔軟な姿勢を示したとの報道もありました。
イスラエルは5月にラファを攻撃した際にこの回廊を占領し、数十箇所の国境を越える密輸トンネルを発見しました。
しかしハマスは会談への出席を拒否し、イスラエルが新たな要求を加えたと非難しましたが、ネタニヤフ首相はこの非難を否定しました。
ネタニヤフ首相は日曜日の声明で次のように述べました:
〈私たちは人質解放のための交渉を行っています。これは国家の最高レベルの使命です。私たちは非常に複雑な交渉を行っていますが、相手側は抑制がきかず強情な殺人テロ組織です。
しかし、私は次のことを強調したいと思います。私たちは交渉を行っているのであり、ただ与え続けるシナリオを実行しているのではありません。柔軟に対応できる点もあれば、柔軟に対応できない点もあり、私たちはそれを主張します。私たちはその2つを区別する方法をよく知っています。
(中略)
もう一度強調したいと思います。ハマスはこれまで完全に強情でした。ハマスはドーハでの会談に代表者すら派遣しませんでした。したがって、圧力はイスラエル政府にではなく、ハマスとシンワルに向けられる必要があります。
強力な軍事的、外交的圧力こそが人質の解放を確実にする道です。〉
イスラエルは、ハマスの要求に同意することを拒否してきました。ハマスは、イスラエルがガザ地区から完全に撤退し、戦争を終わらせ、二度とハマスを攻撃しないことに同意することを要求しています。イスラエルの目標は、軍事的脅威および統治権力としてのハマスを破壊することです。
バイデン政権は米大統領選前に合意を迫っており、イスラエルにロケット弾を発射しているレバノンのイラン支援テロ組織ヒズボラとイスラエルの間の停戦の可能性とその合意を結び付けようとしています。
資料:https://www.breitbart.com/middle-east/2024/08/18/netanyahu-pressure-for-hostage-deal-needs-to-be-on-hamas-not-israel/