地方大学からの女性のキャリアの開き方
地方大学で勉強する皆様へ
地方大学出身者として、キャリアをどのように築いていくかについて、私の経験を共有したいと思います。とある大学の授業でも少しお話させていただきました。
私自身、地方の大学で勉強していた時、東京の大学生が情報に満ちた環境で学ぶことを羨ましく思ったのをよく覚えています。しかし、今となっては、地方大学での学びがどこに価値があったか、そしてその経験をどう強みに変えたかが分かります。
地方大学では、比較対象が少ないため、自分の強みを見つける習慣をつけやすかったと今振り返って思います。たとえば、私は建築を学んでいましたが、例えば絵が上手だったり、模型が得意だったり、構造設計や写真を得意としていました。比較対象が少ないため、自分の得意なことが見つけやすかったです。この自己把握は、自分の得意を伸ばす作業を重視しやすかったことを意味します。これは、全国規模のコンペでも同様だと思います。まず大学内で何が一番得意かを考え、その後で全国の自分のポジションも把握しやすくなります。
この習慣は就職後も続け、会社内で自分が何が得意なのかを常に把握し、自分にしかできないことを磨き続けてきました。何が一番得意かを見つけるのは難しいですが、複数のスキルを積み重ねることも重要です。2番手のものが10個あるのも良いし、1番のものが1つあるのも良いです。そうしてポジションを把握しながらスキルを磨く習慣を身につけると良いでしょう。
現在、インターネットの普及により、地方の学生にも多くの情報が開かれています。私は建築新人戦という全国規模ののコンペの第一回のコンペで最優秀賞を受賞し、そこからキャリアが開け始めました。情報収集を怠らず、可能であればイベントを主催したり、発信者になることで、地方にいても情報が集まるようになります。地方大学は、特定の地域や大学と自分を結びつけるブランディングを作りやすい強みがあります。
地方にいると難しいこともありますが、人と出会い続ける仕組みを維持できれば大丈夫です。それを常につくることを意識するべきだと思います。本でもいいです。私は、「運は人との出会いからしか運ばれてこない」という言葉を大切にしており、新しい道を切り開きたい時は、新しい人に会うことを意識しています。20代の頃は、アウェイな空間にも積極的に飛び込んでいました。今はオンラインのつながりも活用しながら、人との出会いを大切にしています。
ある憧れの人が言っていた言葉で気に入っている言葉があります。「地方出身者の強みは、東京に負けたくないという「野心」が持てること。誰かに負けたくないという気持ちや、見たことのない世界を見てみたいという想像力はモチベーションにつながりやすいなと都心で働く今改めて思います。要するに、マイペースで大きな夢を見られる環境にいることが大切だと思います。
アンバサダーをしているのですがPRではありません。
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