サンタクロースを信じるのは何歳まで?子どもへの伝え方と大切な考え方
クリスマスまでもう少し。お子さんのいる家庭で話題になるのは、プレゼントやサンタクロースについてではないでしょうか?
小学1年生の我が子もサンタクロースをまだまだ信じており、今年も一生懸命お手紙を書いてリビングの目立つところに貼っていました。その姿はとてもほほえましいですが、いつかやってくる“卒業”のことも頭に浮かびます。
そこで今回はサンタクロースがテーマです。「サンタクロースを信じるのは何歳までか」に関する調査結果を紹介しつつ、真実をどう子どもに伝えたらよいのか一緒に考えてみましょう。
<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>
サンタクロース、いつまで信じる?
子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」による2017年の調査によると、以下のような結果が出ています。
現在6歳の娘はまさにピーク時にあたります。私もそれとなく「お友達とサンタさんの話をする?」と探ってみましたが、特に反応もなく、少なくとも娘の周りではみんなまだ信じているようです。
また、くらし情報メディア「ヨムーノ」による2016年の調査では「4人に1人のこども(最多)が『小学校中学年』の時に『サンタクロースが実在しない』と知った」そうです。
小学校中学年とは3~4年生、つまり9~10歳。2つの調査結果を見る限りでは、10歳頃がサンタクロースの真実を知る目安なのかもしれません。
サンタクロースの存在意義
遅かれ早かれ、サンタクロースの真実を知る時は必ずやってきます。その時に、子どもはどう感じるでしょうか?「ずっと嘘をついていたの?」「信じていたのに」とショックを受けるかもしれません。
私もこの点がずっと気がかりでした。子どもには「嘘をついてはいけないよ」と普段から言っているのに、サンタクロースの存在なんて特大級の嘘じゃないのかと。
しかし、とある文章に出会って意識が大きく変わったのです。それは児童文学作家・松岡享子さんの本に書かれた、次の内容でした。
なるほど。会ったこともないサンタクロースの存在を信じることは、目に見えないものを信じる力を育むということ。確かにそうかもしれません。というか、こんなに壮大な規模で「信じる力」を養えるのは、サンタクロースぐらいなのかも?とさえ思えます。
だから、嘘というよりも、全世界で大切にされているファンタジー。そこには意味があり、子どもの期間しか味わえない貴重な体験、そしてある種のトレーニングでもありそうです。
そんなの屁理屈と思うでしょうか?でも、確かに意味があると思えることで、真実を知った子どもの心に少しでも寄り添えるはずです。
子どもに真実をどう伝える?
いざ子どもに真実を告げる時は、以下3つのことが大切だと考えています。
1.否定はせずに真実を話す
我が家では、子どもが自ら気付くまでは親から伝えない予定です(年齢にもよりますが)。そして「嘘をついてごめんね」と謝るのはやめようと思っています。それは先ほど触れたように、子どもにとって大切な体験や見えないものを信じる力、これらをすべて否定してしまうことになるからです。
サンタクロースを信じることにはこんな意味があったこと、信じられた分だけ素晴らしい想像力を養えたこと、そう話した上で、パパとママは毎年この季節を大切にしてきたんだよ、と伝えてあげたいですね。決して子どもに嘘をついて楽しんでいたのではないと。
ちなみに「サンタクロースは実在しない」ともいえません。職業としてのサンタクロースは実際にいるので、嘘ではないのです。これもまた屁理屈でしょうか?(笑)でも、忙しい彼らの代わりにプレゼントを渡していたんだよ、という話であれば納得してくれる子も多いでしょう。
2.両親で方針をすり合わせておく
そして、パパとママであらかじめ話をすり合わせておくことも必要です。親から伝えるのか?その時期は?どんな風に?……など、ある程度は方針を共有しておきましょう。
つじつまが合わなくなって困るのは両親です。事前に話しておけば、どちらかが不用意な伝え方をして子どもが傷つくことも防げます。
3.友達への配慮
サンタクロースの真実に気付く時期は子どもによってまちまち。我が子が何かのきっかけで本当のことを知ったとしても、周りのお友達はまだ信じているかもしれません。
だからこそ「サンタさんのこと、自分からお友達に言うのはやめたほうがいいんじゃないかな」と伝えるつもりです。その先は子どもに任せますが、なにげない“暴露”でお友達を想像以上に傷つけること、トラブルになることは避けた方がいいですね(これは私自身の反省も込めています……)。
さいごに
サンタクロースからのプレゼントを楽しみに待つ子どもの姿は、とてもかわいいものです。成長に伴って現実的な考えをするようになりますが、見えないものを信じる力を育む、今しかない貴重な期間を大切にしたいですね。
今年のクリスマスも、子どもたちにとびっきりの幸せが訪れますように!
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