子育て、好きですか?ママになったあなたへ伝えたいこと
「子どもが好き」と「子育てが好き」は違う、そんな話を以前Twitterで見かけました。これにはまさに大共感。私自身、子どもは好きでも、子育てには向いていないなぁと感じることが多いからです。
今回はこの違いについて少し考えてみます。子育てが好きになれない……と感じているママにとって、少しだけ肩の力を抜くヒントになれば幸いです。
<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>
「子ども好きだったはずなのに」というギャップ
多くの新米ママにとって、子育ては大変なものです。自分が子ども好きだと思っていた人ほど、そのギャップにどこか苦しめられていませんか。「子どもが好きだったはずなのに、子育てが楽しくない」そういうママは多いかもしれません。
私は「子どもが好き」と「子育てが好き」は全く違うと思っています。なぜなら、
子どもが好き=子どもという「存在」が好き
子育てが好き=子どもを育てるという「行為」が好き
と、似ているようで全く異なるものを指すからです。
好きの対象が違うのだから、当然、子どもは好きでも子育ては嫌い、というママがいても不思議ではありません。「子育ては嫌い」なんて口にすると「母親なのに」と言われそうですが、別にそれだけで自分を責める必要は全くないのです。
そして、人によって必ず向き不向きがあります。子どもと接することは得意でも、子どもを育てるには、日々のお世話やしつけ、勉強を教えるなど、また別の能力(と体力と精神力)が求められます。母親になれば上手に子育てができて当然、というのはちょっと乱暴だと思いませんか。
私はこれまで「子育てが得意」と言える人に会ったことはありません。子育てに絶対的な正解も指標もないですし、どこまでいっても難しいものだからでしょう。
子育ては、生活だ。
私もまだまだママ6年目ですが、子育てって「生活」だなと思います。好んで楽しむというよりも、そこにあるもの。出産と同時に子どものいる日常も生み出したわけで、簡単に逃げ出すことはできません。母親としての責任も伴います。
娘が5ヶ月になって離乳食を始めた時、私はぼんやり「あぁ、ここからずっとこの子の食事を作り続ける生活が始まるんだなぁ」と考えていました。少なくとも10年以上、長ければ一生、食事を準備しなければいけないという、続く毎日への覚悟です。
可愛いだけでは子育てはできません。子どもとの生活には、綺麗事だけではない色々があるからです。だからこそ「好きかどうか」の感情とは切り離して、ただ日々をやっていく、そのぐらいの温度感がちょうどいい。その中にある喜びを味わうことが、子育てを楽しむということだと思います。
さいごに
子育てに向き合う毎日の中では、母性本能だけでは乗り切れない、ネガティブな感情が生まれることもあります。でも今もし「子育てが好きになれない」「子育てに向いていない」と感じていても、自己嫌悪に陥る必要はないし、我が子が好きならそれで十分です。
実はこの記事を書くにあたって、抱えていた複雑な思いをうまく言語化できず、時間がかかってしまいました。それでも「いいんだよ」「大丈夫だよ」という気持ちが少しでも伝わったなら、私としても嬉しい限りです。
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