『痛み・しびれ』の原因はカラダに溜まった〇〇?
「痛み・しびれ」に悩んでいて、病院に行って検査をしたけれど、どこにも異常はないですよ、と言われました・・・という受講者の方がいらっしゃいました。
痛みには様々なものがあります。
頭痛、顔面痛、歯痛、胸痛、関節痛、神経痛、腹痛、筋肉痛、打撲痛、月経痛
など
漢方で痛みしびれとは、つまって通じない、という意味。
外から邪の侵入によって起こると考えるのです。
外からの邪というのは
漢方では 「風・寒・湿・熱」の邪のいずれかが侵入して気血水のめぐりが悪くなり、痛み、しびれがおこります。
いくつか種類はあるのですが
代表的なのが
長年湿が体にたまってしまって起こるタイプ
湿邪の特徴は、重くて濁っていて、ねばねばしています。症状としてはしつこく重だるい痛みとしてあらわれ、関節部位にたまって腫れをおこします。しつこいので、なかなか回復しずらく、しかも繰り返します。
梅雨の季節、雨の日に症状が悪化します。
これは水のめぐりが阻害されて起きる痛みなので、湿を取り除いて気血水のめぐりをよくする食材を取ると良いのです。
このタイプの方は日ごろから湿を除けるための食材を意識して食べてほしいです。
脂の多いお肉よりは、意識をして青み魚や貝類
はとむぎ、とうもろこしのひげ、甘くなく煮たあずき、緑豆なども良いですね。
食物繊維の多い根菜類、、人参、大根、ごぼうなどや、これから冬瓜なども出てきますから、それも良いですね。
こんにゃくやバナナもカリウムが豊富で塩分排出効果もあり、血圧が高い方に良いです。もちろん適度にという量ですが。
このタイプの方に、くれぐれも避けていただきたいのが、甘いもの、脂っこいもの、冷たいものです。
漢方のヨクイニン湯(麻黄、当帰、そう朮、ヨクイニン、桂皮、芍薬、甘草)、もしくは防已黄耆湯(防已、黄耆、そう朮、生姜、大棗、甘草) などで改善もされます。
寒邪によるしびれ、痛みはタイプは
冷えによって、組織が収縮されて気血の流れを阻止し痛みの箇所がが固定されて筋肉がこわばります。
寒い環境に長い時間いたり、寒い冬に悪化します。温めると楽になります。
カラダを温めて寒を除く ための食材・・・
羊の肉、あわの入った雑穀米、ゆり根、貝類、卵、黒ゴマ、黒きくらげ、イモ類
生姜、くるみ、にら、ねぎ、エビ、
杜仲茶
漢方 桂枝加じゅつぶ湯(桂皮、芍薬、そう朮、大棗、甘草、生姜、ぶし) もしくは桂枝加苓朮附湯、牛車腎気丸(地黄、山薬、さんしゅゆ、茯苓、沢瀉、牡丹皮、桂皮、ぶし、午膝、車前子)
血が滞ってのしびれ、痛みタイプ
全身のしびれや、筋肉痛、関節痛、関節の腫れ、変形が慢性化している方が多いです
このタイプは原因は様々で、外傷や打撲、出血したときに血が体に残ってしまっていたり、気が足りなかったり
滞ったり、また血が足りない、水が滞っている、などなどで結果的に、お血(血が滞っている状態)が
引き起こす、しびれや痛みです。
対策としての食養は・・・
やはり、青魚、いわしやさんま カニ、 たまねぎ、にら、にんにく、らっきょう(血の流れを良くし、動悸、不整脈、心によい)、黒きくらげ(血の浄化作用)、夏なら桃がよい(血流良くし、月経や生理痛軽減する 便秘にも)
お茶は、ウコンや紅花のお茶
検査を受けての数値が出ないのが痛みでしょう。そんなときは、気血水の滞りを疑ってみて、より健康な食生活、生活習慣に変えてみると良いと思います。
この『痛み・しびれ』に関する内容はポッドキャストでも発信しています。
宜しかったら、聴いてくださいね🎵
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織田 縁 東京都杉並区で日本のハーブブレンド『チャカラティーズ』を製造販売する会社㈱ワイズ・ドット・ファーム代表。登録販売者。国産ハーブブレンド、漢方薬・健康食品の販売、上級漢方養生指導士。
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