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繰り返される飢餓地獄ー苦難の行軍再び?#79

こんにちは。

この頃、すっかり肌寒い季節になりましたね。日中は暖かいですが、夜と朝方はグッと気温が下がります。
こういう時期は体調管理が難しいです。

我が家は葛根湯を常備していて少し喉が怪しいと感じたら、すぐに服用するようにしています。
葛根湯は風邪のひき始めが一番効く気がします。

宣伝のようになりましたが、製薬会社にこだわりはありません😸
葛根湯を手放せない今日この頃です。


さて、日本から最も近い外国である朝鮮半島は(韓国と北朝鮮ともに)水分をたっぷり含んだ重たい雪が降ったそうです。

北朝鮮では、数ヶ月前に水難に遭った避難民たちが今もテント暮らしをしています。
この寒さでどんな生活をしているか、心配になります。

最近、北朝鮮では穀物の価格上昇が著しく、その上昇率は数ヶ月で60%に達したといわれています。
例えば、今まで1000円で販売されていた、お米が1600円になるイメージです。

こういった話を聞くと、私のnoteでよく登場する「苦難の行軍」を思い出します。

当時、10歳なったばかりの時でしたが、お米の価格高騰について両親が心配そうに話していたことをよく覚えています。
その後、住んでいた街に大量の餓死者が現れ始めました。

そして、私の友達であるウンボクも、両親が食料を得るため遠い親戚の家に行き戻ってこず、一家解散になった1人です。

ウンボクは長女で下に妹と弟がいました。弟は3〜4歳だったと思います。3人は何度か私の家に来て食事をしました。しかし、私の家もその3人に食事を毎日与えるほどの余裕はありませんでした。

当時、市場に行ってもお米を買うのは大変でした。連日高値を更新するお米を売ろうとする人は少なかったのです。

しばらくすると、ウンボクを含む3人はどこかに行ってしまい、家は空き家になりました。まだ幼い妹や弟を連れてどこに行ってしまったのか。その後ウンボクに会うことは二度とありませんでした。

ウンボクの家はキッチンを含め3~4畳くらいの部屋一つしかなく、トイレも街の共同トイレを使用していました。

家というものは人が住み、手をかけて維持をしないとあっという間に廃墟になります。その家も、窓ガラスは割れてドアがなくなり、子どもたちの遊び場になったり、共同トイレが混み合っているためそこで用を足す人すら現れました。

… … …

今、北朝鮮は”苦難の行軍”当時の状況と似ているそうです。

北朝鮮の貨幣価値はどんどん下がり、自国の通貨があっても物が買えない状況に陥っています。

特に、穀物と燃料が不足しているといわれています。

市場に行っても販売されているお米が少ない上に、価格は高騰しています。そして、北朝鮮の貨幣は価値がないためにお米を買うだけでも外貨が必要となります。これでは生きいけません。

金正恩が軍人を傭兵に出したことでロシアから毎月高額の報酬を手にするため、そのお金で多少は飢えている国民に食料を供給するのではないかと推測するメディアもありました。
これを機に生活苦で離れていた民心を少しでも戻すことができるのではないかという見解です。

しかし、金正恩が最初にロシアに要求したのは国民を助けるための食料ではなく、自分の身を守るための防空システムでした。

金正恩は、多くの国民が飢え死にしても、多くの若者が他国の戦争で消えていっても、100kgを超える自分の体を守ること以外に関心がない様子です。

あの国は、民衆主義国家の物差しでは計れないということを改めて思い知らされた気がします。

「苦難の行軍」の時は中国との交流がありました。そのため、密売人や脱北する人が後を立ちませんでした。

しかし、今の北朝鮮は中国までたどり着くのはほぼ不可能であり、奇跡的に中国への入国を果たしたところで、最新技術を駆使した防犯カメラによる顔認証システムで、100%補足されてしまう現実が待ち受けているそうです。

北朝鮮には「ツボの中のネズミ」という言い回しがあります。
国家自体が巨大収容所のような北朝鮮で暮らす国民は「死を待つのみ」の状況であると言えます。

ロウ戦争は、アメリカのバイデン大統領の判断でさらに激化しています。
終末期ともいえるバイデン政権が冷静な判断をくだすことができたのか不明ですが、11月19日ウクライナはアメリカ製長距離ミサイルでロシア本土を攻撃しました。

それに対し、11月29日、プーチンはウクライナの「意思決定の中枢(司令部)」を攻撃するとまで言っています。

あとどれくらいの命が消えればこの戦争は終わるのでしょうか…
自分の命や家族、大切な人を失ってまで得るものはあるのか…

政治家が自分たちの利益のために振りかざすイデオロギーの犠牲になるのはいつも一般庶民です。

韓国籍に帰化したロシア人の話を聞くと、最初はプーチンを支持していた人々も、今はプーチンの「ソ連時代のように強い国になる」という発言に苦笑いをしているそうです。

5回も再選したプーチンの支持率は毎回6%ほど上昇していて、次は100%を超えるのではないかという笑い話まであるのだとか😅
選挙の投票箱が透明であるため、違う人の名前を入れるとやり直しをさせられるようです。

現在のロシアでは、プーチンの独裁政権の前で自身の気持ちを正直に言える人はいないとのことです。

日テレNEWSから借りてきました。

このような独裁者であるプーチンと不良国家の金正恩が手を組んだ結果が、良いものになるわけがありませんね。

目下の悩み事が気管支の不調や乾燥肌である私は、幸せなのだと思います。そして、日本は今はまだものすごく平和なのです。
こういう国に生きていて、本当に本当に良かったと心から思います。

最後に韓国の状況を少し。

「ソウル聯合ニュース」によると韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が3日夜、非常戒厳を宣言しました。
6時間で解除されたものの、政局は大混乱に陥る事態となったそうです。

彼は歴代大統領の中でも北朝鮮や脱北者問題に関心があり積極的に取り組んでいたため、脱北者の中では尹大統領を支持する人は多くいます。

そして、私もその1人でした。

しかし、今回の判断は誤りだったと思います。国民の利益を最優先に考える立場である大統領が戦時状態ないしそれに準ずる時期などに発令する非常戒厳を(何らかの理由であろうが)安易に利用するのは許せません。

4日午後、韓国の野党6党は尹大統領の弾劾訴追案を国会に提出したと言います。
仕方ないかな…と思います。

あ〜あ〜😮‍💨

これで韓国と北朝鮮の関係はどうなっていくのか心配です。

引き続き国際情勢に注目していきたいですね。

ではまた👋。


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