紀伊田辺のレトロ宿で見慣れないロゴを見つけて…
翌日の歩き旅に備えて
和歌山県田辺市の宿に前泊🙌
当初は歩く日の始発で行く予定が
特急利用でも2時間半かかると判明し
いつもながら急遽予約した宿でした🌱
最寄りの紀伊田辺駅から
徒歩5分ほどで駅近宿
美吉屋旅館
駅から続く街灯が途切れた先で
宿看板無ければ素通りしそう💦
駐車スペースには他府県ナンバーの
トラックや業務用バンが停まってたので
行楽よりもビジネス利用が多そうな印象
宿前にひしめく車やバイクの
隙間をすり抜けて玄関へ向かう💨
駅からの静かな商店街と暗がり道
想像の宿泊客層との場違い感から
ここまで緊張感に包まれてた😥
正直このタイプの宿には
泊ってる方やけど入りは慣れない…
玄関に入るが物音一つせず…
先客に習ってとりあえず靴を脱ぎ
フロントへ行くが人気が無く
ボタンを押すとガサゴソと音がなり
高齢の男性が出てきてくれた👴
予約してた名前を伝えると
ん？って顔して無言で電話し始める
「〇〇さんっちゅー人来とるけど…」
入る前までの緊張感は
だいたいフロントで抜けるけど
今回はさらに緊張感が増していく(-_-;)
しばらくして電話の相手と思われる
気さくな男性が来て無事チェックイン😙
緊張と緩和の落差はここ最近で一番でした🍃
レトロな宿
玄関からもレトロさは感じたけど
2階は思ったより和風な雰囲気
階段を登った先の廊下にベンチ
その脇にまた別の階段があるという
レトロ宿特有の入組んだ間取り
廊下は薄暗く古さは感じるけど
全体的に整備は行き届いてました🙌
部屋に行く途中の共同洗面
青系タイルがいい味出してる✨
部屋前の廊下には防火用か何か…
シャッターが設置されてました🤔
避難誘導用の平面図を見つけ
複雑な間取りを楽しむ🤩
宿泊は菊の間
都市部の駅近の安宿といったら
カプセルか狭めな洋室が多いので
和室やと地方に来たなと感じる♪
前泊でのんびりできんのが勿体ない💨
液晶テレビ下のテレビ台には
現役稼働してるか不明な硬貨挿入口と
昔懐かしいVHSデッキ（船井電機製）
窓際の椅子と机は古さはないが
レトロヒューチャースタイルな感じ
そしてビックリなのは洗面あること😆
共同あったので部屋に無いと思ってた…
部屋入口で間取り図に気を取られ
見逃したけどトイレも付いてる✨
だが昔懐かしの和式便器😂
僕は特に抵抗なく使える世代やけど
若い人は使えない人もいるそうな…
初見だとどっちが前かも
分からないんかもしれんな(-_-;)
普段トイレをじっくり見ることないけど
珍しく和式なのと市松模様の床タイルが
妙に綺麗に見えてしまい何枚か写真撮影…
タンクの側面に文字？
じっくり眺めてたところ
タンクの側面になにやら文字が…
Toyotoki…とよとき？
そんな便器メーカーあったっけ？
まれに海外製もあるからそれか？
気になったので調べてみました🔍
【Toyotoki 便器】で検索すると
TOTO株式会社が出てきました😆
てことで結論からいうと
Toyotoki＝TOTOの旧ロゴらしいが
気になるんはどれくらい昔なのか…
聞き馴染みのあるTOTO株式会社は
2007年の社名変更されたもの
その前は東陶機器株式会社だったそう
ただこの社名も1970年の社名変更で
1917年創業時は東洋陶器株式会社だった
【東洋陶器⇨東陶⇨TOTO】
漢字の略称からローマ字表記へ
社名変更をしていったようです
創業当時の東洋陶器を
ローマ字にするとTouyoutoukiだが
uは長母音で省略されToyotokiになる
1921年から40年以上にわたり
世界に向けてはばたく会社を意味する
大鷲を描いたロゴを使用したあと
1962年にそれまで商品ごとに違ってた
ロゴを食器用と同じ筆記体Toyotokiに統一
それが宿の便器で見つけたものでした
Toyotokiロゴは1969年TOTOロゴに
変更されるまで使用されたらしいが
TOTOロゴへ変更になる1年前に
文字は同じで字体変更されたため
初期Toyotoki、後期Toyotokiがあるそう
字体を比較してみたところ
宿の便器にあった初期Toyotokiなので
1962年～1968年製造だったと判明✨
1968年製造でも56年前…
まさか半世紀以上前の便器とは
好きな人からしたらお宝かもな🤩
話が大幅に横道にそれましたが
トイレ洗面付きの前泊宿は快適で
機会があれば再訪したい宿でした🙌
美吉屋旅館
場所｜和歌山県田辺市湊31-2
プラン｜1泊素泊り和室
料金｜税込￥4,200
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