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#0154_ジブン株式会社_AI時代とホワイトカラー

こんにちは!
こーへい127です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日は2月14日の金曜日、バレンタインデーですね!
朝、妻からサプライズでチョコレートをもらい、私・妻・息子の3人で仲良く食べました笑 
長らくバレンタインデーのチョコを気にすることから離れていますが、やはりプレゼントをもらえるとテンションが上がりますね!
朝から小さな幸せを見つけました!

さて本日のテーマは「AI時代とホワイトカラー」です。
昨日のFP関根さんのVoicy配信で「ホワイトカラー職ではなぜ”カイゼン”が起きなかったのか?#1578」というお話をされていました。
トヨタ自動車で有名な生産効率化活動「カイゼン」はブルーカラーの精査性を向上させたが、ホワイトカラーには波及しなかった理由、そしてAIの爆発的普及に伴う今後について、めちゃめちゃ面白い配信でした。

是非皆様、必聴の配信です!
今回、私も日々生成AIに触れる中で感じる進化、そして私も含めたホワイトカラー職への波及について考察してみます。


はじめに

生成AIの爆発的な進化と新サービス

「AI時代」と呼ばれる現在、私たちはテクノロジーの急速な進歩がもたらす変化の真っただ中にいます。
特に最近私もProを登録したChatGPTをはじめとする生成系AIや、画像認識技術・データ解析ツールなどは、想像を超えるスピードで進化を遂げており、実社会での応用例も急増しています。
こうした潮流は当然、私たちの働き方を大きく変えつつあります。

これまで私たちは「AIがやってくる」と耳にしても、どこか他人事のように捉えていた部分があったかもしれません。
しかしここ最近のAI関連ニュースや各種サービスの急激な発展を見ると、いまや“脅威”というより“現実”としてAIが目の前にあることを実感させられます。先日リリースされたChat GPT ProのDeep researchが好例です。すさまじい深さと広さと考察に基づいた解析結果。もはやパートナーとして扱うべき存在までなってきたことを実感しました。

ホワイトカラー職業務への影響、自分の場合

なかでもホワイトカラー、つまりオフィスワーカーが担ってきた経理・財務・人事・マーケティング・金融アナリストなどの仕事は、AIによる効率化・自動化の影響を特に受けやすい分野と言われています。
私自身、営業マンという肩書きを持ちながら、日常のなかでExcelなどのツールを使いこなしているつもりでも、新しいAIツールが登場するたびに「これがあれば私の仕事のかなりの部分が自動化されるのでは?」と考えさせられることがあります。

では、この大きな変化の波に対して、私たちホワイトカラーはどのようなマインドセットを持って臨むべきなのでしょうか。本記事では、その可能性と具体的な心構えについて掘り下げてみたいと思います。

2. ホワイトカラーとブルーカラー:これまでの変化の歴史

ブルーカラー職の業務効率化は進展してきた。

まず、ホワイトカラーとブルーカラーの違いを考えてみましょう。
ブルーカラーは、製造業や建設業といったいわゆる「現場」で身体を使って仕事をする方々のことを指します。
長い歴史を振り返ると、ブルーカラーの領域では機械化やロボット化、IoTの導入などが進み、生産性向上や自動化が大きく進展してきました。
もちろん全ての作業が機械にとって代わられたわけではありませんが、技術の進化が着実に業務内容を変えてきたのは確かです。

ホワイトカラー職における業務効率の歴史

一方、ホワイトカラーは主に事務作業や企画立案、営業、マーケティングといったデスクワークを行う人々を指します。
ブルーカラーと同じように、ホワイトカラーの仕事も一部はパソコンやソフトウェアによって効率化が進められてきました。
例えば経理業務では電卓やExcelが導入され、人事や採用ではシステムで応募者管理ができるようになり、営業であれば顧客管理システム(CRM)が普及しました。

ホワイトカラー職の業務効率性の改善の難しさとリスク

しかし、この過程でホワイトカラーの仕事が全面的に自動化されたかというと、そうではありません。
むしろ「部署間の調整」や「無駄な会議」「書類のハンコ文化」など、人間同士のやり取りに起因する非効率な面が多く残っていたのが現状です。
結果として、業務効率化を進めながらも、膨大な会議資料作りや承認プロセスで時間を消費するという矛盾が続いてきたのです。
しかしこれからは、AIがさらに高度なデータ処理や意思決定サポートを担うようになれば、人間がこれまで受け持っていた「必要だが単調な作業」が一気に機械化されていく可能性があります。
ここに、ホワイトカラーの仕事がAIに取って代わられるリスクが潜んでいるわけです。

3. AIによるホワイトカラー代替の可能性

経理・財務・人事・採用の自動化

経理・財務・人事・採用といった部門は、AIの導入による自動化が最も進むと予測されます。
現時点でも、経費精算や請求書処理、給与計算などはRPA(Robotic Process Automation)ツールと組み合わせることで、多くのルーティン業務が半自動化・自動化されつつあります。

さらにAIがデータの傾向を分析して判断を下せるようになれば、決算処理や予算管理、人事の評価制度構築など、より高度な領域もサポートできるようになるでしょう。
もちろん、最終決定の責任は人間が負うことになりますが、企業の中で大きなウエイトを占める事務作業が削減されるのは間違いありません。

マーケティング・金融アナリスト領域の高度化

AIが真価を発揮するのは、膨大なデータを瞬時に分析し、その結果をレポートとしてまとめられる点です。
マーケティング領域では、顧客データやSNS上の反応、競合他社の動向などを総合的に分析し、具体的な施策を提案するAIがすでに登場しています。
金融アナリストの世界では、株価や為替レートの動きを瞬時に判断し、アルゴリズム取引を行う高頻度取引(HFT)などはすでに一般的です。

こうした高度なデータ分析は、これまでは専門家が長年の経験や勘を駆使して行ってきました。
しかし、AIを活用すれば膨大なデータを根拠とした予測が迅速に生成され、人間の経験や勘よりも的確な判断を下せるケースも増えます。
専門家の知識とAIの分析力を組み合わせる「ハイブリッド型」の働き方がこれからの主流になるでしょう。

4. 世代間の格差と“AIネイティブ”の台頭

40前後の世代にとっては、またも訪れる大転換期

いまの40代前後の世代は、バブル崩壊や就職氷河期、そして年功序列からジョブ型雇用への移行など、数々の社会変化に直面してきました。
さらにここへきてAI時代が到来し、「またも大きな変化を強いられるのか」と感じている人も多いのではないでしょうか。
私もその一人です笑

デジタルネイティブそしてAIネイティブ世代が登場してくる

一方、若い世代やこれから社会に出る人たちは、生まれたときからスマートフォンやインターネットが身近にある“デジタルネイティブ”です。
さらに言えば、10年後には“AIネイティブ”世代も登場してくるでしょう。
彼らは小さい頃からAIツールに触れる環境で育ち、当たり前のようにAIを使いこなすスキルを身につけています。
私の5歳の息子も既にタブレット端末を使いこなし、ゲームや学習をすることが自然。おそらく小学校に入ってからは、自然と生成AIを活用する世代になるでしょう。

重要なのは年齢ではなく、環境の変化に対応すること。

こうした環境差は、単純な年齢の問題ではありません。大切なのは、新技術を怖がらずに学び、使いこなそうとする姿勢です。
若い人がすんなり受け入れられるのは当然かもしれませんが、中堅以上の世代であっても「わからないまま放置しない」「分からないことは教わる」というマインドを持つ人は、AI時代でも十分に活躍できる素地があります。

5. AIに代替されないための心構え

「変化し続ける」ことが最大の武器

AI時代においては、「これをやっていれば安泰」という固定的なポジションがますます減っていきます。
むしろ、職務領域や必要なスキルは絶えず変わり続けるでしょう。
したがって、いち早く新しい知識をキャッチアップし、業務に活かせるようにアップデートを続けることが重要です。

営業マンである私自身も、かつては「足で稼ぐ営業」や「飲み会などによる顧客とのリレーション構築」が主流だった時代から、「インターナルなSNSやチャットツールを使ったコミュニケーション」が当たり前になっています。
そして、さらに今後はAIを活用したカスタマージャーニーの分析や効率的な案件管理などに取り組むことが必須になります。
変化のスピードに驚きながらも、常に「新しい手法やツールを学ぶ」姿勢を持ち続けることが、自分自身の市場価値を保つうえで欠かせないと感じています。

AIを敵ではなく味方にする

AIが自分の仕事を奪うかもしれないと考えると、どうしても「AI=脅威」という感情が先立ってしまいます。
しかし、それではこの先の環境変化に対応しづらくなってしまうのも事実です。
むしろAIを「業務を支援するパートナー」として捉え、積極的に活用するほうが、結果的に自分の役割を高められます。

たとえば、営業の領域であれば、AIが顧客の行動データを解析して「次にどの提案をすべきか」をサジェストしてくれたり、問い合わせ対応のチャットボットが一次対応を行ってくれたりすることで、営業マン自身はより戦略的な思考や顧客との関係構築に時間を使えるようになります。
これは間違いなく生産性を高める要素です。

“人間ならでは”の強みを活かす

AIは膨大なデータを解析し、統計的に最適解を導き出す点に優れています。
しかし、最終的に「誰かを説得する」ことや「人の感情を汲み取り、共感を得る」ことには、まだまだ人間の強みが活きる場面ではないかと思います。

営業マンとして実感しているのは、やはり最後の意思決定には「人間関係」や「共感・信頼」が大きく影響するということです。
顧客が複数の提案を比較検討している場合でも、「この営業担当は自分のことを理解してくれている」「一緒に仕事をすると楽しそうだ」といった感覚的な要素が大きく作用することがあります。
意外とウェットな部分が重要だったりするんですよね。これは、私も営業に異動するまでは、全く想定していませんでした。結局人と人がコミュニケーションの根幹。
AIの提案がどれだけ“正しい”ものであっても、そこに人間的な説得力がなければ最終的な契約には至らないこともあるのです。

したがって、「人間ならではの強み」を活かしつつ、AIと協業する姿勢をとることで、より高い次元で価値を提供できるのではないでしょうか。

6. 具体的なアクションプラン

では、実際に私たちはどのようなアクションをとるべきでしょうか。
私が実施しているいくつか提案します。

1. AIツールを試してみる

ChatGPTやMidjourney, Gemini, Perplexityなど、手軽に使えるものはすでにたくさん出回っています。
まずは無料プランやトライアル版などを活用し、自分の仕事にどのように応用できるかを探ってみてください。
私はChat GPT Pro(200ドル/月)とMidjourney(100ドル/年)は有料課金、GeminiやPerplexity(Yモバイル契約なので、2025年6月までは無料)、Claude、Canvaは無料版を使っています。
実際に触ってみることで、AIへの抵抗感が薄れ、使いどころのヒントが得られます。

2. 自ら学ぶ習慣を身につける

AIに限らず、テクノロジーの進化は今後も続きます。
セミナーやオンライン学習、書籍など、学ぶ手段はたくさんあります。
重要なのは「自分で学び続ける姿勢」を常に持つこと日々の積み重ねが、気づくと思わぬ大きな差につながります
仕事が忙しいとつい後回しにしがちですが、小さくとも継続的にインプットを続けることで、いざというときに差がつきます。

3. 社内でのAI活用プロジェクトに積極的に参加する

もし勤務先やプロジェクトでAI関連の取り組みが始まった場合は、積極的に手を挙げて参加しましょう。
実務でAIに触れる機会があるのは貴重です。
早い段階からAI導入に携わることで、ツールの導入プロセスや課題点をリアルタイムに学べますし、自身の経験値も大きく上がります。
私も社内で生成AI活用のセミナーがあり、積極的に参加しています!

4. コミュニケーション力・共感力の強化

AIに代替されない仕事の本質として「人間関係の構築」が挙げられます。
特に営業やマネジメントを担う人にとっては、コミュニケーションスキルと相手の気持ちを理解する力がますます重要になるでしょう。
AIには真似しづらい「人間らしさ」を磨くことも、これから生き残る上での鍵となります。
私も生成AIにルーティン業務を代替してもらう代わりに、お客様のニーズをタイムリーに探り、解決策を提示できるような取り組みに注力し、人間関係を築きます。

7. これからを生き抜くためのマインドセット

不確実性を前提とする

未来は常に不確実ですが、AIの急激な発展はその不確実性をより強めています。
5年前は生成AIがこのような進化を遂げると、私は全く想定していませんでした。
皆様、今まさにChat GPTのDeep researchを筆頭に目の当たりにしていると思いますが、想像もしなかった技術が、いまや実用レベルで登場しているのがAIの世界です。
そこで大切になるのは、「変化があって当たり前」と受け入れる心構えです。過去の成功体験や常識に固執せず、柔軟に対応していく姿勢が必要です。

失敗を恐れず挑戦する

新しいツールや技術を導入するときは、何かとトラブルや学習コストがかかるものです。
生成AIも、様々なサービスが日々勃興しており、中々最初の一歩が踏み出せないですよね。
最初は失敗や遠回りがあるかもしれませんが、そうした試行錯誤こそが“AIネイティブ”世代とのスキル差を埋める最短ルートです。
とにかく触ってみて、色々試すことが一番です。
怖がらずに一歩を踏み出し、失敗を糧に改善を重ねる姿勢こそが、これからのキャリアを切り拓きます。 

自分の付加価値問いを問い続ける

「もし、いまの自分の仕事がAIに置き換えられたら、自分は何ができるのか?」

これは極端な問いのように聞こえますが、自分の存在意義や付加価値を明確にするための良いきっかけになります。
ルーティンワークや定型作業が削減されることで、本質的なクリエイティブ作業やコミュニケーションに集中できるようになるのなら、むしろ歓迎すべき変化だという見方もできます。
AIが代替してくれる部分と、自分が担うべきオリジナルの価値提供部分を明確に切り分けることで、自分のキャリアをより広げるチャンスを得ることができます。

さいごに

AI技術の進化は、ホワイトカラーにとって明らかに大きな転換点をもたらします。
経理・財務、人事・採用、マーケティング、金融アナリストなど、これまで人間が時間をかけて行ってきた業務がAIに置き換えられる未来は、もはや遠い話ではありません。

しかし、これを“ただ奪われる”脅威として捉えるのではなく、“共に進化し、業務を効率化し、新たな価値を生む”チャンスと考えることもできます。
実際、AIを積極的に活用する企業や個人は、既にその恩恵を享受し始めています。
私自身、営業マンとしての経験を活かしながらAIツールを積極的に取り入れ、より質の高い提案や顧客とのコミュニケーション向上ができるようになりました。
これは、AIと人間が上手に補完し合うことで実現した成果だと感じています。

テクノロジーの進歩は誰にも止められません。
しかし私たち人間が持つ創造力や共感力、そして変化に適応する学習意欲は、簡単にはAIに真似できない強みです。
だからこそ、AIを怖がらずに学び、取り入れ、共存する道を模索することが大切です。

最後に、これからの時代を生き抜くにあたり、私が特に意識したいポイントが次の3つです。

1. 「変化は当たり前」と考える柔軟性

2. 「学び続ける」自己成長への投資

3. 「人間らしさ」を発揮するコミュニケーションや共感力の強化

この3つを大切にしていれば、AIがさらに進化したとしても、“ただの脅威”どころか、自分の可能性を広げる力強いパートナーになってくれるはずです。
これから先も激動の時代が続くでしょうが、自分の強みを再認識し、AIをうまく活用してステップアップしていきましょう。

今回、「ホワイトカラーが今後AIに代替される可能性と、これからのマインドセット」をテーマに考察した内容になります。
営業マンとしての実体験や、関根さんの配信から得られた示唆、そしてこれまでnoteで発信してきた内容を総合的にまとめました。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです!
皆様も是非、AIを味方に、より成長していきましょう!

これからも最新の情報をキャッチアップしつつ、学びと実践を繰り返しながら、AI時代をポジティブに生き抜いていきます。
私自身も、noteでの情報発信や日々の営業活動を通じて、皆さんと共に成長していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!