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それは恋のように

7/25(日)

生まれて初めて、絵を買った。


アート好きな友人は周りに多くて、コレクターも沢山いる。

オークションなどに定期的に参加している友人も複数人いるし、アート作品を買いすぎて家に置けないのでコンテナを借りてそこで保存しているという友達もいる。


そういう人の話を聞いたりインスタで様子を見ていても、ほえーすごいなーというくらいであった。


両親がアートが好きなこともあり、小さい頃から定期的に美術館には連れて行かれていたし家には展覧会の図録やアート関連の本も沢山置かれており、小学生の頃から髪の毛を乾かしながら何気なく読んでいたし、アート関連の番組を父と一緒に見たりしていた。そのためか、自身も美術館には足を運ぶし、絵画を見るのは好きだ。


だが生活とは結びつかないというか、ただただアートは鑑賞するものという意識があったのだろう。


たまたまアート関連の仕事をしている友人の1人が、若手のアーティストの展示会の様子をインスタストーリーズに上げているのを見た。


その瞬間に、一目惚れをしてしまったのだ。

彼の作品の全てが好きだと思った。

いてもたってもいられず調べ、予約制だったので予約をしてすぐに向かった。

行ったところその場で購入予約もできるようで、

一番いいなと思った作品たちはもう売れてしまっていたのだが、

じっくり吟味をして欲しい作品を予約した。


その場でアーティストの方とも少しお話をする。


彫刻作品は買ったことがあり玄関にあるのだが、

絵ははじめて!

少しドキドキする感覚だ。


彼のタッチ、色使い、モチーフの選び方、アングル、

その全てが美しく素敵だと思った。

これは恋に近いものがある。

一瞬で心が射抜かれてしまった。

(彼本人ではなくて作品にですよ笑)


高揚する気持ちを抑えながらギャラリーを出て歩いていたら通りがかったカフェに、

ちょうど私がこの作品を見たきっかけとなった人が仲間といた。

偶然にも程がある笑


彼とは実は先週ばったり別のアート展のレセプションでもお会いしたので、最近よく会うね!と話していて、

たった今、絵を買ったいきさつを興奮してお伝えした。

きっかけになれて嬉しい!僕も何点か買ったよー!と言われ、

その場では彼も仲間といらしたのでお邪魔にならないようにすぐお暇したのですが、

そのあとメッセージを頂き、

また少しおしゃべり。

アートは本当に、出会いだからねえ。

という彼の言葉に、本当に納得しました。


さて、私が興奮ながらにまた自分のインスタストーリーズに

素敵な作品の数々を載せたところ、

複数の友達から、これなんて人?どこで展示しているの?

と問い合わせが。

教えたところ、なんと2名がすぐ展示会に足を運び、作品を購入したとのこと。

拡がる拡がる、アートの輪。


作品は正直安いわけでもないのですが、

私はついている値段以上の価値がかなりあると思ったし、

とにかくその値段など関係なく欲しいと思った。


そこまで物欲がある性格でもなく、買い物にもかなり時間をかけて吟味するし、衝動買いをするタイプではないので、


自分のパッションを感じられて、今日はとてもよかった。

いつ届くのかな。

どこに飾ろうか、などと考える時間も愛おしく、

これからまた心を奪われる作品と出会える機会があるのなら、購入したいと思ったのだ。


こうして今日も、生きたのだ。


とっても励みになります。 また記事を書くモチベーションにさせていただきます。本当に、ありがとうございます。