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今年と、これから。

2021年は、あっという間に過ぎ去っていき、もう終わろうとしている。本当にいろいろあった一年だった。気づいたら、今になっていた。毎年思うけど、1年って、そんなもんだと思う。

でもちょっぴり、今考えてることを、吐き出しといたほうがいい気がしたから、久しぶりにnoteを開いた。

2021年の4月に鳩間にえいやあって引越して、もうすぐ9ヶ月が経とうとしてる。

夏休みが終わってからの4ヶ月間は、本当にとても早かった。気づいたら、年末になってしまった。

ここ最近の、わたしにとっての最大の議題は「来年の4月からどこで何をするか」である。

鳩間にくるときは、ほとんどノリに近くて、とりあえず1年と思ってたけど、その1年は案外早く、残すところ、あと3ヶ月になってしまった。

はて、来年の4月からどうするの?

と、出会う人全員に聞かれる。先週、鳩間を船で脱出したときも、ふと校長先生と世間話をしていて、その話にもなった。

鳩間の学校は、ふつうの学校とは少し違うので、通っている子どもたちのほとんどは都会からやってきていて、寮に入って生活している。

なので、年明けの1月にはこのまま残るのか、地元に帰るのか、が決まるそうだ。それから先生たちの人事異動も話し合われる。先生たちも、本島から赴任してきてる人がほとんどなので、子どもの在籍人数に応じて、入れ替わる。

なので、私たちの結論も1月までには、、、と校長先生に言われた。

さて、どうしようか、と
この1ヶ月くらい、会う人会う人に言っている。

せいちゃんは、横浜に帰るの一点張りだったが、2学期の終わりくらいから、少しずつ、悩み始めている。

わたしはせいちゃんを理由にして、話を誤魔化しているけど、本当は自分でも結論を出せずにいる。

わたしは横浜の実家には、もう帰るつもりはない。昨日、実家に帰ってきて、なおさら実感した。

せいちゃんにとってここは、甘えてもいい場所であり、少しわがまましても許される場所であるべきだ、と。でも日常を過ごすには、あんまり向いてないと思う。ここはやっぱりじいじとばあばのスタイルに則られている家で、わたしとせいちゃんのスタイルを作れる家ではないからだ。

じゃあ、横浜に帰らずにどこに帰ろうか。
正直なところ、どこにでも住めてしまう。もはや、どこでもいいというのが正直な思いだ。

でも、私は埼玉がすきだ。いつかは住んでみたい。けど、夏にも思ったけど、せいちゃんにとっての居場所はまだない。私の知り合いはたくさんいるけど、せいちゃんの友達は、埼玉には居ない。だから、簡単には踏み出せずにいる。

私にとっての埼玉は帰る場所だけど、せいちゃんにとってはまた新しく居場所を作らなければいけない場所だから。

子どもにとっての1年は、本当に大きいと思う。だから、そんな気軽には、転校することはやっぱり躊躇する。鳩間のようには、気軽に選べない。

だから私は、今年の4月に埼玉ではなく鳩間に来たのだ。

この後どうしたらいいかなんて、ほんとは選べない。それでも選ばなきゃいけない。今年の4月は選びきれなくて、鳩間にきたけど。次の4月は選ばなきゃいけない。

ただひとつ分かっていることは、わたしは2020年よりも確実に、2021年に一歩は踏み出せたんだなあってことだ。家出には成功した。少しでも、私とせいちゃんの二人の暮らしをつくることには成功したのだ。


つづく

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