チャイ日記2024.11.01
ずいぶん間が空いてしまった。
全国のチャイ日記ファンのみなさん、ごめんなさい。
チャイは日に日につくってたし、書こうと思ってたことはたくさんあったし、いくつか書き留めてたこともあったけど、そのままずいぶん日が経ってしまった。
淀んでしまった。でも淀んで沈んでしまったものがあるから、上澄みもあるわけで、それを少しだけでもすくって日々のことを残しておこう。
新しい基本のプレーンチャイ(仮)
チャイは相変わらずのペースでつくっている。その中で思いついて、試してみたらこれはすごい発見かもしれない!と一人喜んだものがあったので書いておく。もう少し試してみないとだけど。
材料(2杯分)
CTC:6g
水:200cc
牛乳:200cc
砂糖:10g
CTC:2g
つくり方
鍋にCTC茶葉(6g)と水を入れて中火にかける
沸騰してから2分ほど煮出して、牛乳と砂糖を入れて、中火のまま加熱
混ぜながら加熱して、沸騰する少し手前で火をとめる
CTC茶葉(2g)を入れて30秒ほど混ぜる
茶漉しで漉してカップに注いで、完成
ポイントは最後に追い茶葉すること。茶葉のフレッシュな香りが上乗せされて、いつもより明るく爽やかなチャイになる、気がする。
最初から煮出す茶葉の量を8gにしてもみた。がっつりした飲み口になるけど、渋みも強く出るのでいまいち。追い茶葉をすると、ミルクで隠れてしまう軽い部分も感じられる(気がする)ので、茶葉の風味を余すことなく感じられるいい方法なんじゃないだろうか。
茶葉もアッサムだけじゃなく緑茶や烏龍茶などに変えながらいろいろ試してみたい。うん、楽しい。
雑感
11月1日の夜、飼っていたカブトムシがお亡くなりになっていることに気づいた。メスのカブトムシ、名前は「メス郎」。子どもが付けた奇妙な名前のカブトムシ。たしか7月の上旬には成虫になっていたので、だいぶ長生きだったんじゃないかな。
子どもが寝たあとに気づいたから、明日の朝教えてあげて、一緒に供養してあげようと思う。昆虫って死んだらどこに行くんだろうね。
昆虫の飼育は変化が多くないから、飼いたいと望んだ子ども本人の関心は成虫になってからはそんなに高くなかった。けど、ほぼ毎日寝る前にはゼリーをあげて、その瞬間はたしかに関心を寄せながら、彼ができる範囲の世話をしていた。
ぼくもできる世話はした。子どもが世話を忘れた日はゼリーをあげて、ゼリーがこぼれて土がじっとりしすぎてしてしまったら土を入れ替えて、ぼくはぼくができる範囲で世話をした。
そういうことがあったから、動かなくなったらかなしくなった。もうゼリーあげることないんだ。明日それを知った子どもがどんな気持ちになるのか、想像したらかなしくなった。世話はしたものの狭い虫かごの中で一匹、卵を産むこともなく一生を終えさせてしまったことに申し訳ない気持ちにもなった。虫といえど、コミュニケーションを取ったわけではないけど、短い時間だけど、同じ空間にいたと思うとしっかり愛着がわいてたんだなと思う。
やだね、今年は新たに7匹の幼虫を迎えちゃったよ。来年ぼくは、昆虫の死に殺されちゃうんじゃないだろうか。
でもやっぱり、秋はいい。大好きな冬を予感させてくれるからドキドキする。日に日に変わる景色もたまらない。遠くの山が見事な見栄えだし、足元の落ち葉も美しい。
というのを、意識するようになったのは地方に越してから。そして最近よりそれを感じるようになった。きっかけは1冊の本。
『平山英三・平山和子 自然・造形・絵本の世界を歩いた二人の画家』は、絵本作家の平山和子さん夫妻の作品集を、娘の日菜さんが編纂して自費出版で刊行した本で、自費出版とは思えない質と量の、すごい本。
身近な自然を描いた絵がすごい数収録されていて、そのどれもが素直な目線でとらえられて美しい。何気なくあふれてる植物も虫も、そんなまなざしを向けるとそんなに美しくうつるのかということをわからせてもらって、感動する。ぼくは人のものの見方、まなざしに感動するんだなとも思った。
パラパラとページをめくって眺めては、家の外に広がる自然をもっと見たいと思う。
雪が降るまであと1か月と少し。真っ白になるまでは、秋のみずみずしい自然を体いっぱいに感じたい。
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