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【生活の哲学】 #0 碧いままで
気楽に、気負わずに、日記を書いてみようと思う。私は完璧主義かつ中途半端なところがあって(今のところは自分をそう見ている)、そのせいで何かを形にするのにはいつも気後れする。
でもとにかく書いてみよう。だって毎日こんなにも鮮やかで、美しい。そしてそんなことを簡単に忘れてしまう。
以前は5年日記を2年目くらいまでつけていたのだけど、電車の網棚にリュックごと忘れた時から、ショックでなんだか書く気力がな
【暮らしを旅する日記】 ドイツ編 ep. 2
📍Hamburg (Germany)
13 Apr. 2022
もぞもぞと起き上がる。ソファベッドの固いところと柔らかいところの間で眠ったせいか、体がところどころカチカチする。
すでにSと彼女の恋人は仕事へ出ていた。しんとしたリビングをペタペタと歩き、おもむろに冷蔵庫を開けてみる。二日目のカレー、フルーツ、ヨーグルト。それらの横を通り過ぎ、上の段の隅っこに入った缶に手を伸ばす。昨晩、なんで
【暮らしを旅する日記】 ドイツ編 ep. 1
昨年の春と夏、Couch Surfing というサービスを利用して、様々な人々の生活を覗きながら旅をしました。その日記を少しずつ、残そうかなと思います。
📍Hamburg (Germany)
12 Apr. 2022
ハンブルク駅から普通列車とバスを乗り継ぎ東へ30分、夜7時前、ようやくSの家に辿り着く。(バスや電車で1度もチケットを確認されずびっくり)。
川辺に建つ小さな小屋のようなお
【暮らしを旅する日記】 デンマーク編 ep. 5
昨年の春と夏、Couch Surfing というサービスを利用して、様々な人々の生活を覗きながら旅をしました。その日記を少しずつ、残そうかなと思います。
12 Apr. 2022
📍Esbjerg (Denmark) - Kolding - Hamburg (Germany)
Fanø島を後にした私は、ドイツのハンブルクを目指し、経由地点のKolding駅へ。乗り換えの仕方が分からずにいる
言葉の限界を知りながら、それでも言葉にする。そこからコトバを受け取る人がいると信じて。
にわか雨。濡れたアスファルトから湿った匂いが立ち昇る。埃っぽくてほのかに甘い。春だった。
「つながりが大事」なんて知った顔で言うのは、私がずっとさみしいからなのかもしれない。
さみしい。素直になりたい。と、ずっと叫んでいる。でも分からないのだ。人と繋がる感覚も、その方法も。それがたまらなく悲しくて、いやになる。
なんて悲しいことなのだろう。ひとりよがりなのだろうか。
憎しみの行き場と「怒る」という現象について
ちくっと刺さる言葉には、憎しみがこもっている。刺した相手にはそれが伝わる。それって必要なことなのかな。
怒るって何か。ルールに則っていないから、その責任を持つ人が怒る。でもそのルールってそもそもなに?ってはなしはしない。
怒られて、泣き出したり、言い返したりするときって2つあると思う。ひとつは、その説教が的を得ていて、恥ずかしい時。もうひとつは、その説教に理不尽な点があって納得がいかない時。後
【暮らしを旅する日記】 デンマーク編 ep. 1
昨年の春と夏、Couch Surfing というサービスを利用して、様々な人々の生活を覗きながら旅をしました。その日記を少しずつ、残そうかなと思います。
📍Esbjerg, Denmark
7 Apr. 2022
緊張する私に、隣に座る男性が話しかけた。デンマークから友人たちとスコットランドへ旅行に訪れていたという。話し込んでいると、ほどなくして1時間遅れで飛行機は着陸した。
彼らと