夫と離れたい理由
結婚生活は窮屈で制約があって
世間一般のレールに乗って耐久レースをしているような
そんな感覚
でも何が良くてこのレールに乗っかったままなんだろう
結婚して赤の他人と生活を共にして気を遣ってイライラして
外でも気を遣うのに家の中でも何者かの気配に調整を図る
結婚て強制じゃないよね?
若かりし頃の私はもちろん自分自身が結婚生活を望んで選んだ
でも今の私は結婚生活を望んでいない
夫と離れることを選びたくなってる
ならば、その望む生活ができるように努力できた暁にはそれを選択をしてもいいんだよね?
でも、なんとなく夫と離れる決定的な理由はモヤモヤしたままだった
性格も明るくコミュニケーションお化けな夫
何かしら私を笑わせてくれる
笑い上戸の私は引き笑いで涙目にまでなるから、夫からは「笑い方、おっさんかよ!」と突っ込まれる
勉強もできて賢い夫
子ども達への鮮やかな指導だけでなく、私が悩んだ時は冷静に、論理的に物事を整理してくれる
夫婦の話し合いもしっかりある方だ(時に寝る前2~3時間話し合ったりもする)
私へも優しい夫
私が少しでも体調が悪そうだとすぐ「寝てな!あとは俺がやる」となんの迷いもなく言ってくれる
料理嫌いな私のために年末年始は私をキッチンに入れようとしない
私がキッチンに立ち入るのはお酒を取りにいくくらいで
3食夫が作り、洗い物も片付けも全部夫がやってくれる
こう書き出してみると端から見たら「いい旦那さん!」となるかもしれない
でも私は離婚を考えている
人から見て一般的にいい旦那さんだとしても、私にとってそれが幸せなのかどうかは違うようだ
もうしたくもないセックスを迫られること
第1子が生後6ヶ月、胃腸炎で吐きまくってた日に言われた言葉が未だに色濃く刻み込まれていること
なんなら年々濃くなっていっていること
(妊娠・出産・産後の恨みは一生と言うけれど、これは大マジだと思う)
未だにゴミの分別が曖昧なこと
未だにお皿を戻す場所も覚えてなくてトンチンカンなところにしまわれること
細かいところも含め、その小さな塵は12年間で積もりに積もって
一緒に暮らすのがストレスというところまできた
離婚したい思いと、
手放してから気付く後悔があるのだろうという覚悟のような思いが入り混じる
※離婚できない理由によく立ちはだかる子ども問題
子ども達には
「あなた達はママから生まれてきたけど、ママとは別人格
罪を犯すとか人様に迷惑をかけるとか、そんな時には厳しく口を出すけど、あなた達の人生、好きなように生きてほしい
ママもあなた達のママには変わりないけど、ママにもママの人生がある
もう少し大きくなったらママにも自分なりの選択をさせてほしい
と話していて
子ども達がそれをちゃんと理解できる時が来たら、「子ども達」が離婚できない理由にはならないと思ってる
そんなある日のSpotify
ジェーン・スー「生活は踊る」内の「相談は踊る」というコーナーに、気持ちいいほど腑に落ちたジェーン・スーさんの言葉があった
苦労してお互いが譲歩しながらなんとか自分の姿を変えて
生き方を変えてでも一緒にいたいかと言われたらNoだ
もう自分なりの生き方で1人で生きていきたい
心底嫌いになったわけじゃなくて、情もあるし愛もあるんだけど
ただ、一緒にいても幸せじゃないんだよね
これはYesだ
きっと私達は婚姻関係を解消して、時々酒を酌み交わしながらお互いの困ったことを相談し合って、子ども達の成長を共有し合って、別々には暮らすけど、チームとしてはいつでも集まり助け合える仲間
そういう関係性や距離感が最高に幸せな気がしている
自分の心が「ああ、幸せだな~」って感じるのはどこなのか
1つの大切なアンテナが見つかった気がした
ジェーン・スーさん好き!
(着地そこ?)