【恩師が退職した話】
先日、恩師が退職されました。
この人が私にとって最高の上司でした。
出会いは社会人になりたての頃。当時、その人は部長のような役職でした。
身だしなみや言葉遣い、歩き方までまだ学生気分が抜けない私に社会人の基礎を叩き込んでくれました。
「会うのが怖いけど会いたい」
という不思議な感覚にされた人で
この人厳しいな〜と思うと同時にこの人からもっと学びたいと思わされました。
飴と鞭もお上手で仕事が終わると優しい顔してよく食事に連れて行ってもらったものです。
若造の扱いがプロです。
「迷ったら電話しろ!」
これはよく言ってくれてたことです。
よく考えたらありきたりな先輩、上司の発言ですがこれがものすごい効果でした。
当然、人間いつも元気ではないので落ち込むこともありますし、それが私みたいな未熟者だと頻繁にあったので電話すると進むべき方向に導いてくれます。
言葉にパワーがある人っていますよね。
びっくりするくらい元気になります。
「何のために仕事しているんだ」
この言葉が1番考えさせられました。
突然、投げかけてきたその質問に20代前半だった私は「お金のため、出世したいからです」と即答し、苦笑いされたのを覚えています。
その人は家族と部下を幸せにするために仕事してるんだと強く語ってましたが、こんな人いるんだと感動し、私の目指す人になりました。
私はこんなステキな上司になれてるだろうか。
なりますよ、あなたに教えてもらったから。
辞める時や離れる時に感謝の気持ちが湧き出てきますけど普段から伝えておけばよかったと後悔します。
本当にありがとうございました!
そしてお疲れ様でした。