賢い医師生活 シーズン1
NETFLIXで韓国ドラマ「賢い医師生活」のシーズン1を見終えました。
ソウル大学医学部を1999年に卒業した同期の5人の医師が主人公のドラマです。この5人の医師は、それぞれの個性を持ちながら、そろって魅力的です。
ソウル大学医学部というと、日本では、東京大学医学部みたいなものでしょうか。韓国の医学部の定員は少ないと聞きますので、5人もそろって(大学病院ではない)一つの私立病院に勤務する、ということ自体が珍しいのではないかと思います。
5人の医師は、それぞれ脳神経外科、胸部外科、産婦人科、肝胆膵外科、小児科の専門医で、大学時代からの友人です。私立の総合病院のユルジュ病院に勤務し、私生活では5人でバンドを組んでいます。
ドラマではしばしば緊急の手術が入り、医師たちはカップラーメンを食べている最中でも、途中で箸をおいて患者のもとに向かいます。海外に渡航する恋人の見送りにも行けなくなることがあります。
手術時間も長時間に及ぶことが多く、また、一日の勤務を終えて退勤しようとするところから緊急の手術が始まることもあります。患者の容体によっては、何日もろくに睡眠をとれないようなこともあります。医師というのは本当に大変な仕事だなと思います。
ときには命を救うことができなかったり、絶望的な状況になることもあり、患者の親族にそうしたことを伝える場面があります。言葉を選び、誠実に親族によりそって伝える態度からも学ぶところがありました。
日本の医師たちも、人の命を救いたいという思いで努力して医師になった方が多いのでしょう。私の友人の医師たちも、多忙な中でも親身に患者に寄り沿われる先生が多いように思います。また、非常に勉強熱心で、常に勉強を継続されています。
もっとも、日本の医療もののドラマは、しばしば奇をてらったキャラクター設定やどろどろした欲にまみれた人たちがたくさん出てきます。根はいい人だけど、みたいな設定のことも多いのですが、違和感を感じて好きになれません。
命の現場では、誠実さと愛が大切だな、と改めて感じさせられるドラマでした。また、医師という職業の素晴らしさ、尊さを感じさせられるドラマでした。
シーズン2も楽しみです。
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