見出し画像

『サピエンス全史』まる分かり完全ガイド!

人類はどこから来て、どこへ向かうのか

私たちは、なぜこの地球で頂点に立つ存在となったのか。

『サピエンス全史』は、その問いに答える壮大な人類史です。

過去、現在、そして未来――ホモ・サピエンスという種がたどった道を振り返り、今を見つめ直すこと。

それが、この本の目的です。

しかし、この物語は決して平坦なものではありません。人類が築いてきた歴史は、輝かしいものばかりではなく、むしろ冷酷で皮肉に満ちた真実を暴き出します。

『サピエンス全史』ってどんな本?

まずこの本、ざっくり言うと「人類がどうやって地球でこんなに偉そうにしてるのか」を解説してくれるもの。「ただの歴史書でしょ?」と思ったそこのあなた、それは違う!
これね、ただの歴史じゃなくて、毒っぽいユーモアと鋭いツッコミで「人類とは何か」を暴いていくの。

読むと「え、人間ってこんなヤバい生き物だったの?」って気づくし、普段考えないことに目が向けられるのよ。たとえば、「私たちの進化って本当に良かったの?」とかね。この本のすごいところは、めっちゃシンプルな話し方でめちゃくちゃ深いテーマを突いてくるところ。

あと、ハラリ先生の書き方がズルいくらい面白いのよねw
著者であるユヴァル・ノア・ハラリ先生は、イスラエルの歴史学者。オックスフォード大学で博士号を取得し、人類の歴史と未来をテーマに研究を続ける学者さんね。
『サピエンス全史』は40以上の言語に翻訳され、全世界で2000万部以上を売り上げた超ベストセラー。
だけど、ただ売れてるだけじゃなくて、「読めば世界観が変わる!」って大絶賛されてる本なのよ。

じゃあ本編に入るよ~!

第一部:認知革命 ~ウソをついて勝ち残ったホモ・サピエンス~

7万年前、私たちホモ・サピエンスは、他の原始人たちとそんなに変わらない存在だったの。ネアンデルタール人とか、ホモ・エレクトスとか、いろいろいたけど、見た目も脳の構造も大差なかったわけ。でもある日突然、「認知革命」ってやつが起きて、人類が他の原始人をブッチ切りで置き去りにし始めたのよ。

この認知革命、簡単に言うと「抽象的な思考」をする力を手に入れたってこと。たとえば、「神様がいるよ!」とか、「この線の向こうは俺たちの土地だ!」とか、目に見えないものを信じる能力を得たの。

これが何で強いかっていうと、めちゃくちゃ大人数で協力できるようになったから。他の原始人たちは、小さなグループでしか協力できなかったのに、サピエンスは数百人、数千人単位で連携できるようになったのよ。その結果、ネアンデルタール人たちは絶滅して、サピエンスだけが生き残った。

しかも、この「虚構を信じる力」って、宗教とか国とか、今の私たちの文化の基盤になってるの。つまり、人類の始まりは「壮大なウソ」だったってことなのよね。なんか皮肉すぎて笑っちゃうでしょ?w

もしも原始人がSNSを使ってたら…って考えたらどうなると思う?
例えばネアンデルタール人だったらきっと「俺たちだけの縄張り」とか「ウホッ、肉ゲットした~!」とかしか投稿しなかったと思うのよw
だって彼ら、目の前の現実しか信じられなかったからね。

これがホモ・サピエンスだったら、「この肉を神に捧げよう!」とか「お互い協力してこの土地を守ろう!」みたいな、もっと壮大な話ができちゃうわけ。
想像上の見えないものをお互いが同じイメージをすることができたって感じかな!
つまり、私たちは情報発信力が段違いだったのよ!そう考えると、SNSとか広告業界の元祖はサピエンスってことになるのかもねw

第二部:農業革命 ~私たち、小麦の奴隷になりました~

次は1万年前の農業革命の話。これ、「人類が進化した瞬間!」って思うでしょ?
でも、ハラリ先生曰く、農業革命は人類史上最大の罠なんだって!罠!?って思うよね。
これどういうことかっていうと…。

狩猟採集してた時代、人類はもっと自由だったのよ。必要な分だけ獲物を狩って、果物を取って、あとはのんびり暮らす。それが農業を始めた途端、毎日毎日畑を耕して、「食べ物を増やさなきゃ!」って働き詰めになったの。

しかも食べ物が増えたらどうなるかっていうと、人口も増える。結果?余裕なんてゼロ!むしろ「貧困」という新しい悩みが生まれる始末。これって、進化どころか劣化してない?

そして何よりショックだったのが、「人類が小麦に支配された」って話。小麦を育てるために私たちは生活を犠牲にし、どんどんその依存度を高めていったのよね。つまり、私たちは“小麦の奴隷”になったってこと。いや、小麦ってそんなラスボスキャラだったの!?

…てか昨日、サイゼでピザとパスタ食べちゃったし、、
うわぁ私、完全に小麦の奴隷だわ。。

第三部:人類の統一 ~世界が一つになるって話が怖すぎ~

ここからは、世界がどうやって一つにまとまっていったのかの話。でもね、その過程が超エグい。

まずは「お金」。お金ってどこに行っても価値があるから、みんなが欲しがる共通のものとして機能するのよね。でもこれによって、格差が生まれていったのも事実。

次に「宗教」。宗教は、「全員で同じ神様を信じる」ことで人々をつなげる力を持ってた。でも同時に、宗教の違いを理由に戦争が起きたりもしたの。

最後が「帝国」。大きな国を作ることで世界をまとめようとしたけど、その結果、侵略や文化の破壊が起きて、めちゃくちゃな犠牲が出たのよ。

なんか聞こえは「みんな仲良く!」だけど、やり方がえげつなさすぎて怖いよね。文化が押しつぶされる過程とか、読んでてゾクッとする部分も多かったわ。

第四部:科学革命 ~未来がヤバすぎる件~

最後は、500年前に始まった科学革命の話。科学革命って、簡単に言うと「知らないことを認める」っていうシンプルな考えから始まったの。
なんかソクラテス味あるよねw

「自分たちは何も知らないんだ!」って認めることが、人類の新しい発展を生み出したんだよね。

結果、それによって私たちの生活はめちゃくちゃ便利になった。でもここからが問題。AIやバイオテクノロジーが進化しすぎて、人間が人間じゃなくなるかもしれないって話も出てくるの。

今までは「神様を信じてた」私たちが、これからは「人間が神になる」時代が来るかもしれないっていうの。これ、読んでてマジで震えた。

結論:サピエンス、調子乗りすぎじゃね?

この本を読んで思ったのは、「人間ってなんかすごいっぽいけど、実はめっちゃ危うい存在だな」ってこと。私たち、ここまで来たけど、この先どうなるのか全然わからないよね。

『サピエンス全史』は、人類という存在を見つめ直すきっかけをくれる本だよ!
みんなもぜひ読んでみて☆


いいなと思ったら応援しよう!