おばあちゃんのつづりかた

                          散歩

毎日、午前中散歩するのが日課になっている。
晴れ、曇り、雨の日、雪の日に拘わらず正味一時間ほど歩く。正味というのは、途中休憩を入れたり、帰りは買い物をしたり、時には、カフェにドボンしてボーッとしてるか、本を読んだりして、二時間は寄り道、道草をしながらの散歩なので、歩いてる時間が一時間ほど、歩数でいうと5、6千歩になる。コースはその日の気分に依るのだが、犬のように繋がれていないから足の向くまま、気のむくまま。幸い家の前のロケーションが良く、一級河川あり公園あり神社があったり土手は春には桜並木、秋は紅葉、鴨や鷺、時にはカワセミと自然がその都度立ち居振舞いを見せてくれるので、体にも心にも潤いを与えてくれる。

15年前は、都会に住んでいたのでぼやけた太陽光とコンクリートとビルの谷間に埋没していたので、なかなか解放感が薄かったが、隣の県だけど、此処は郊外感がある。
此処に住みはじめてからの毎日の散歩も、大雪や台風など足を取られそうな悪天候の日以外は、ムズムズ感は健在。
毎日が同じようで、毎日が違う、一番は季節感だが、子鴨が誕生して、親子の行列にあったり、草刈り風景にあったり、護岸工事が始まったり、ましてや、足がだんだん軽やかになっていくのが何より散歩の効用だろう

となりのトトロの歌に
さんぽという歌がある

        あるこう  あるこう  わたしは げんき
        あるくの だいすき  どんどん あるこう
.       さかみち とんねる くさっぱら

         いっぽんばしにでこぼこじゃりみち
          くものすくぐって くだりみち

毎日 トトロを励行している

特に鍛えていないが、歩くのは苦 にならないし膝も今のところガクガクしない。

長続きさせるには、ウォーキングてなく散歩という概念で楽しんで
工夫すれば、特に筋トレが目的以外は継続すればそれなりに効果はあると信じてる