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海に憧れ、海に恐怖し、海に救われた人生。「七つの海のティコ」を再視聴しての印象。

 この数年アニメ世界名作劇場シリーズにハマっていまして、現在は赤毛のアンに特に入れ込んで各地にイベントまで行くくらいなのですが、その他の名劇作品も少しずつですが視聴したりしています。

 今新たに視聴し始めた作品が「七つの海のティコ」
私が名劇シリーズで(少なくとも記憶がある限り)一番最初にリアタイで視聴した作品となります。当時よく似た海をテーマの作品で「ふしぎの海のナディア(再放送)」も同時期に視聴していまして、あれ??ナディアだっけ?ティコだっけ??など混乱した記憶があります(ペペロンチーノ号?ノーチラス号?どっち?みたいな)どちらも素晴らしく出来のいいアニメ―ション作品ですね✨✨


「七つの海のティコ」をおよそ30年ぶりに再視聴のきっかけは

 再視聴のきっかけは昨年Rチャンネルでの無料配信で毎日放送していたのところでして後半ヒカリクジラに出会うあたり7話ほどだけ視聴したことがひとつ、それと12月14,15日でXでの名劇ファンアート投稿企画がありましたので、今回は第二回目で今年30周年記念となる七つの海のティコがテーマだったので懐かしくなり、2枚ほどファンアートを描かせていただきました。

私が描いたイラストの1枚目はヘッダー画像の作品(枠素材はYUMEさん作成のもの)2枚目に関してはまた後ほど詳しくご紹介しますね。

 このXファンアート投稿企画は古き良き名劇作品再視聴のきっかけともなりうるので、非常によい試みであると思っており今後も応援しております‼
それとやはり、無料配信があることは作品視聴のきっかけとして大きいでしょうね。


名劇シリーズの視聴サービスご紹介

 私が名劇視聴する背信サービスとしては、契約しているニコニコ動画Dアニメストアニコニコ支店であることが多いです↓(その他アマプラなど他多くの配信サービスでも名劇シリーズは視聴できます、一部配信されていない作品もありますが)

こちら名劇シリーズは全体的にコメント少なめなのですが、時々実にくだらないコメントが面白かったり知らなかった情報を知るきっかけともなったりでおすすめです。


 名劇シリーズの無料配信サイトとしては現在日アニさんが公式でも毎週各作品順番に配信して下さっていたり↓

なんと、来年2025年が名劇シリーズ始まって以来50周年(半世紀‼)ともなるので、特設ページが日アニさん公式サイトの方に設けられております!
こちらで配信スケジュールなど(Xでも確認できます)最新情報が一覧できますね。来年はラスカルに、赤毛のアン新アニメ放映の発表もあり、今から楽しみなところです✨✨


 名劇シリーズの無料配信サイトとしては、Rチャンネル見逃し配信もおすすめです(一部の作品のみ)

こちらのホームから「見放題(無料)」で「名作アニメ」より視聴できます。やはり、いつでも気兼ねなく無料で視聴できることは大変ありがたい。
意外と知られていないようなので、隙あらば宣伝!
なぜそう名劇シリーズをおすすめしたがるのかはこの記事の後半部分お読みいただければ大体ご理解いただけるかと思います。


ティコを再視聴!リアタイ当時とは印象がだいぶ異なることに


 この作品リアタイ当時は、まだようやく物心ついて記憶がおぼろげにあるくらいなので内容をはっきりと覚えてはいませんが、毎週放送を楽しみにしていて、シャチが好きになった作品だということは覚えております✨
主人公ナナミの明るさ(と声優の林原めぐみさんであることも)好感が持てて好きでした。

  この記事を書く前3日間で再視聴したのは、1~3話(ほぼ未来少年コナン!ニコ動Dアニメのコメントにあったけど、もともとこの作品の続編として作られたみたいな話は本当かも?と思わせるくらい縦横無尽な動きとかよく似ています)
あと、1話はやはりジョーズの影響めっちゃありますね。この映画当時すごく怖かった印象です。鮫って案外、海水浴場にもよく現れるんですよ。
こんな大きな鮫はまずいないですけども(;^ω^)

 続いてXファンアート投稿企画、第2作目について。
ナナミのいつもの衣装ではない、女の子らしく可愛い衣装の着せ替え画像がXでの投稿でいくつかお見掛けしたので、この着せ替えナナミを複数枚描きたいがために該当する回である11話、12話を視聴。
元々ふざけたイラストにする予定でしたが………↓そうそうこんな感じのふざけたノリで………

一瞬しか登場しない!明らかに小さい体のサイズに対して大きすぎるバスローブ姿かわいい~🥰って思って描いてたら、どうも髪型からしてお侍さんになりました、みたいな落書きです。仕上げる気にならなかったのでこのままでいいやとラフですね。このままでも結構よく描けたと思うけどなぁ………♡(o^―^o)♡

ようやく、X企画ティコ第2作目のご紹介です。今回の記事のメインテーマはこちらのイラストを描くことになった元のお話、11話、12話について。
幼少時のなんの経験も知識もないリアタイ当時とは全く印象が異なりました(というより当時の印象までは覚えておりません正直………)

今現在視聴した印象。

なんと素晴らしい話だろう!(ただしお父さんの過失は不幸な事故とはいえ軽率でした)ナナミの不器用ながらも真っすぐな性格のよさが光る回!

この話、シャチのティコが空気読んでなのか、ピンチの主人公たちに花を持たせてヒーローが遅れて登場するのもタイミング計り過ぎてていいですよね。

プリンセスナナミが可愛い~🥰🥰癒され回かな???
とか思って気楽に見てたら、とんでもない!
11話、12話では家族テーマの比較的重いとまではいかずとも苦しい話でして、思い起こす出来事が多すぎました、私には。

仲良し4人家族、その中で『太陽』の存在だった人がひとり、亡くなってしまったりすると、その後の家族関係が冷えてしまう場合があることはよくあることかもしれない。
このティコのお話のように重大な不注意、過失による不幸な事故というわけじゃなくっても。


海が嫌いだった幼少期から海が好きになった十代のころ。

 こっからは作品語りも交えつつ、ほぼ自分語りみたいなものです。
ご興味ない方はスルー推奨です~

幼少期、ちょうどティコやロミオが放送していた当時。
海が嫌いでした。

父の実家は海がほど近い田舎でした。
家族4人、毎年夏になると必ず海へ行きました。
その海は海水浴場でしたが、シーズンになってもほとんど人がいない穴場スポットでした。

ティコの影響で、シャチや海に対し憧れがあったものの、海が嫌いだった理由は、海水浴へ行くと必ず裸足で一日砂場を走り周ったら足の裏に「棘」が沢山ささっており、それを帰ってから全部抜かないといけないのが嫌だったからです。それと海洋生物でカニは好きだったのですが、その他の見た目少々グロテスクな生物(特にナマコ)などが苦手だったからです。
信じられないことに、ナマコ素手で捕まえられる子もいたんですよね。

私は虫は意外と大丈夫なほうだったのですが、なぜか海水浴場にいるカニや貝類、魚以外の生物は苦手だったんです。

それと泳げなかったこともありますね。ようやく顔に水をつけれるようになったのも、ビート版ありでバタ足が出来るようになったのも、同級生の誰よりも遅く、クロールはやってみるけど息継ぎが出来なかったし、平泳ぎは沈むので結局今でも出来ないままです。10歳頃、夏の特訓で毎日スイミングスクールに通っても、出来るようにはなりませんでした泳ぎだけは。
(ということもあり、名劇のロミ空ではアルフレドが泳げないのが好きだったりします🥰)

あとですね~まだあります、海が嫌いだった理由。
父が釣りを一番の趣味としておりました、会社員やりつつほぼ毎週末釣り仲間と釣りに行っていたんです(そのために私が0歳~3歳頃まではほぼ育児放棄されてたらしい、なので私は3歳でハッキリと、父に対し「おとうさんきらい!」と言ったらしいという話を母から聞いております覚えてませんが)

 そしてもれなく、私もそこそこ大きくなった7歳くらいから、毎週末とは言えないけど父の行く釣りに駆り出されることとなったんですね。
って、こう書くとすごい釣りが嫌だったみたいに聞こえると思うのですが、
そう嫌いなばかりでもありませんでした。
ただ獲物が引っ掛かるまで待ってるのが退屈だっただけです。

毎年のように近くのハゼ釣り大会とか行ったりよくしてましたね。
ハゼの他によく釣っていた魚はキスで、釣った魚は持ち帰りその後しばらく調理して天ぷら等にしておりました。釣った魚が食べられるのは嬉しかったですけどね、母が毎回調理するの嫌そうでしたけども。

 そんな感じで幼少期、海に行くのは毎年恒例どころかしょっちゅうだったものの、あまり海が好きだったと思ったことはありません。
清潔なプールの方が好きでしたね。海って色々砂っぽかったり大変ですし。

こう、今海についての幼少期の思い出をふり返ってみると、実は嫌いというのは思い込みで、自分で思っているほどには海を嫌っていなかったのかもしれません。


 記事を書いていてもうひとつ、思い出したエピソードがありました。
船に乗ったことです。母の親友のツテでよく豪華客船(止まっていて動かない船)の内部見学に行っていたようです。多分5~7歳くらい?あまり記憶にありません。写真で見たことがあるくらいです。
この頃から、どうやら私の人生には初期から海や船には縁があったようなんですね。

それと、ちょうどそのくらいの年ごろに今はもうありませんが、子ども目線からすると超怖い顔のクジラの遊覧船がありまして……

遊覧船「ホエール」

今見てもやっぱりこ・わ・い‼‼これ子どもが見たらやっぱり泣いちゃうわ~(;´∀`)(;´∀`)💦
なんでこんな怖い顔してるのか謎ですね、今はもうとっくの昔に廃船になっているんですけども。これですぐ近くのふたつの島「猿が島」「うさぎ島」に渡って島を一周するみたいなことを母に連れられ毎年行ってました。

猿が島………ちょっと今では考えられないんですが、野生の猿が野放しになっているような島でして、あの怖い顔したクジラの遊覧船に乗り、ようやくやってきた島でも怖い猿に追い掛け回されるとかいう、幼少時の子どもには恐怖体験でしかありません。猿が野放しですよ!うさぎならまだしも………。
この二つの島も現在ではとっくに観光地ではなくなっています。

今記事を書いている現在においては、これもひとつのよき思い出とも言えますが………。野生の猿はこわいですよ、もちろんホエール君も(^-^;



海に憧れを持つきっかけ

 ティコの影響で当時シャチブーム(だったらしい、覚えていません)で水族館はよく行っていたようです。シャチのグッズもそういえば、好んで買ってもらったかな?ぬいぐるみとか、えんぴつとか。文章書きながら当時を思い出しつつあります。

 それで、肝心の海に憧れるきっかけとなる作品はティコ、その他ナディアや未来少年コナンの影響も大きいのですが、しかし上記の理由により海が好きより嫌いの方が強かった私が、再度海に憧れを強く持つきっかけになった作品は皆さまご存知、超有名大人気海賊漫画「ワンピース」なんですね。

あれ?名劇は?ティコは?
ワンピースアニメ放映時の小学校高学年時には名劇シリーズのティコやロミオはすっかり忘れさられ、良作アニメの黄金期90年代は次々と気になるアニメ―ション作品が放映されていき、昔ながらの心温まるストーリーの多い名劇作品は当時は古く感じられたのか自然と忘れ去られていきました。まぁ、子どもですから興味が次々と移っていくものですよね。

名劇シリーズに再度ハマるのは遥か時を超えた今から3年前の2021年10月頃、ロミオの青い空が一番ハマったしそれはリアタイ当時も同じなのですが、名劇以外のファンアートも描いてました。↓のワンピースナミさんとか

そうです。再び海に憧れを持つきっかけは非常に単純なんですが、このワンピースのナミというキャラクターの存在が大きいと思います。
この頃漫画もアニメも毎回見ていたのですが、仲間集めの段階でナミさんの話が一番好きでして。自己犠牲しすぎてスゴイですよね。頭もよく要領もいいですし、戦闘力こそ他キャラには劣るけれども、海賊として圧倒的に必要な能力【航海術】が何より魅力(もちろんその見た目の可愛さとかナイスバディなとことかも素敵ですけれども)

ナミさんの影響で将来【航海士になりたい】とか本気で思ってた時期もあったくらいです(ちなみに高校一年生時点の将来の夢が天気予報士、到底無理すぎましたけど………。)

で、この航海士になるとかいう無謀な夢は実際叶ってしまったのです、不幸な出来事がきっかけでしたけれども。



「航海士」ならぬ、セーラーになる!

 もうこの話ブログでもXでも数えきれないほどしていますね。
私が中学三年生の高校受験まであと一か月というところで、前触れもなく(本当は予兆があったのだが本人が言わなかった)私の父が病に倒れたことです。

そうして結果的に高校に入り、全国でもかなり珍しい特殊なクラブに入りました。それが「ヨットクラブ」
このクラブ活動に関しては、ブログ1記事程度で語り尽くせるものではありません。なのでこの3年間でももう何度も、何度も書き続けている内容です。

なぜにこのヨットクラブに入部することになったのか。
病に倒れて余命一年となった父が、ヨットに非常に興味を示したからです。
もともとずっと趣味で釣りが好きで、しかも若い頃にはウィンドサーフィンまでやっていたことをこの時初めて知りました。
なのでクラブ入部する段階で、ずっと昔の海用の靴やウェアがある程度揃っていたのです。まるでずっと前からそういう運命だったようなのですね。

 それまで、病気になってからというもの、父が一度として笑えたことはありませんでした。手術で髪がほとんど抜け落ちました。受験期間中も何度も母に連れられ入院している病院へお見舞いに行き、申し訳程度だけど伊勢神宮までお参りに行き健康祈願のお守りも買ってきたのですが、本当に申し訳程度だったのです。
この期間に2週間ほど引きこもって学校を休んでいた時に、すぐ隣に住む叔母から言われた一言から、20数年経った今でも完全には自由になれずにいます。↓※画像はあくまでイメージです。リンドのおばさんを悪役イメージに描いてしまいごめんなさい。アンに登場するリンドのおばさんは非常に面倒見がよくて心根のいい人ですし好きなキャラクターです。

それにしたって、この時アンがリンド夫人に言ったように、マシュウのことを今の時に言うのはあんまりだと思ったけれどね。実際に叔母に言われた一言二言(三言?)はこんな感じです。

「あんたはこうこうこういうことで悩んでいるんでしょ!(決めつけ、私が当時なんでも話せるダイアナのような親友がいなかったことに対し)
そんなことで悩んでいても、たいしたことじゃない。世の中にはもっと、恵まれない子供たち(アフリカや、孤児など)がいくらでもいる!あんたなんか全然たいしたことはない!」

私が、「自分の父親が病に倒れて余命残り少ないことが分かって、それで勉強も普段の生活も手につかない状態になっていることが悪い」のですよね。
この時、だったら「つらいことは何もないと思うことにしよう」がその後の基本的な生き方となってしまったわけです。

心理学的には感情の「解離」というらしいのですが。自己防衛のために、感情・感覚を自分から切り離してしまうことだそうです。
当時私の母からも同じように「私がダイアナのように何でも話せる親友がいないことや友達がそもそも少ないこと」に対して同じ風に言われていました(といってもあくまで母が満足する理想のレベルでの、友人関係が作られていないことに対してですが)
なのでこの叔母の発言よりずっと以前からも、

私は、私自身という存在そのものが間違っている

が基本の生き方のベースになっている感覚が、今現在でも完全には抜け切れていませんね。それでも大分マシにはなりましたが。
唯一自分の味方で人格否定しない身近な人物が、私の父だったのですが、残念ながら病気でそれどころじゃなかったので、私が自分ひとりでも強い人間になるしかないと思っていました。

子ども時代に最も身近な養育者からの人格否定をされ続けると、そもそも自己肯定という感覚が全く育たないので、人を信頼するということもわからないものです。今でもよく、わかりません。が交流会活動やこうした記事を書いたりXでのファンアート投稿活動を通じて回復傾向にはあります。

いつもこのような個人の無駄に長い記事や、SNSでのファンアート投稿などご覧下さる方ありがとうございます。


高校でヨットクラブに入り、それから毎日まいにち、練習は本当に大変でしたが大充実の日々でした。毎日今日あったヨットクラブでの話を父にしました。私がする前に、私の帰宅後すぐご飯の時に父からいつも聞いてくるわけです。本当は体験入部だけにしておくつもりで部活など本格的にやらないつもりだったのに、やめる理由がなくなりました。

ヨットについてのメモ書きがありました。主に2種類あります。

ティコに登場するような、複数人(たいていは10名前後まで)搭乗できる大きなヨットはセーリングクルーザー。
『セーリング』とついているのは帆があるもので、帆がないタイプのエンジンのみの船はモータボート。ティコ3話で拳銃持った悪党が乗っていたものですね。ナナミはこの時スクリューに絡ませれば船が止まることを知っており、船に詳しいな~✨と感心したものです。

私が高校時代乗っていたものはレースに特化した1~2人乗りの「ディンギー」と呼ばれる小型のヨットになります。

って、ヨットなんて言っても日本人にはなじみなさ過ぎて伝わらないかもしれないですね。
「スーパー金持ちの道楽」みたいなイメージがあるヨットですけど、実際ヨットクラブがある高校というのは私立中高一貫校のいいとこの学校が多数なんですが、私の通っていた学校は私の状況と似て片親だったり高校卒業したらすぐ就職以外選択肢ないみたいな子が多数通う、ちょっとやんちゃな子が多く集まる学校でした。
ま~、いろいろと雰囲気的にも体力的にもついていくのがやっと。
いつも体力腕力足りないながらも、男性陣と一緒になって筋力トレーニングとかしてました。
ヨットは他のスポーツに比べて反射神経、運動神経はあまり要求されませんが、圧倒的に体力がいります。常にトレーニング。しかも頭も使う頭脳戦だったりもする、奥の深いスポーツです。

大体の人のイメージする、ヨットのイメージってたぶんこれだとおもうんですけど↓

静かな海で悠々自適に海をたゆたっている………。

全くそんなことはないですね、風が少ない時はこういう日もありますよ。
しかし強風時は………。ティコ12話でもありましたが、船と船の衝突というのはそう不注意でなくとも起こるもので、船同士衝突しなくとも強風時の風の強さに対し技量が追いついてないとあっという間に船は転覆します。
一体何度、海に投げ出され、船は転覆したか、数えきれません………。

高校時代の写真は全て、もう捨ててしまって手元に残っていないので
↓の画像は数年前社会人でヨットを再開したときのもので、海も全然別の海域のものです。

慣れればどうってことないですが、一年目は悲惨でしたね。
しかし、先ほど申し上げたように私にはこの船に乗るだけの十分すぎる理由がある。しかし、当時はまだ思春期、誰かにヨットを始めた本当の理由を話すということはなく、卒業後も何年も、クラブ員の誰にも明かすことはありませんでした(なのでこれだけ何度も記事にするほど、こじらしてるわけですね)


セーリングクルーザーに乗る。

 社会人になりおよそ8年経った頃合いに、学生以来10年ぶりにヨットを再開したのですが、はじめは小さなヨット、ディンギーで毎週末練習、月に一回はレース出場などしておりました。といってもほんの遊び程度です。
一応このディンギーでもそこそこ大きな大会に出場したりもしました。

その後、ヨット関連のツテで親切なクルーザーのオーナーさんとお知り合いとなり、憧れだった「セーリングクルーザー」に乗船する機会に恵まれたのです。
ディンギーでは行ける範囲はせいぜい陸から見える程度の海域までなんですが、セーリングクルーザーは違います。陸から見えない遥か島の向こう側まで数日かけて行くこともできます。もちろん、レースもあったりして最盛期は毎月レース出場しておりました。

これは、完全に「男性の世界」ですね。普通女性が乗ることはあまりありません。ディンギーよりも何もかもが大きくなり、船まで数十メートルの大きさの帆を運ぶだけでもやっとです。しかし、なんとかやりこなせるためにクルーザー乗船している時期には自分なりにジムに行くなりして鍛えていました。

セーリングクルーザーで遠くの島まで出かけるクルージングには、何度も同行させていただきました(とはいえ私は相変わらず非力でほとんど役には立てませんでしたが)
周囲は海しかないので、空が非常によく見えます。
煙突掃除のアルフレドやロミオが煙突の登った先に見た景色を見たようでした。

海域によりますが、エメラルドグリーンのきれいな海もみました。
この日は鏡のように風のない静かな海面ですね。

いつだったか、夜間レースというものに参加したことがあり、夜中2時からのスタートで次の島まで到達するというものでした。しかし、この日は設備トラブルによりあえなくリタイヤとなったのでした。
この日かなりの夜間でただでさえ視界の悪い中、かなりの強風で船に捕まってるのがやっとでした。当然参加者は私の他にはみな男性です。

ティコの12話で帆のないモーターボートタイプのクルーザーとはいえ、泳げないジョージが妻と子どもだけ連れて海に出るなんてことはあり得ないですね。クルーザーには少なくとも海と船について熟知していて、何かあっても対処できる人が最低一人はいないと………。と思いました。
この時、船上トラブルでも助かったのは、プロのヨットマンが乗船していてマストに登って対処出来たからです(海上で揺れに揺れる中セーリングクルーザーの数十メートルの高さのマストに登るなんてプロくらいしか出来ませんとても)

それと、レース時に普通に足を滑らせて船外に落ちたクルーもおりました。すぐに浮き輪を投げて救助出来たのでよかったですが、これが強風かつ夜間のデッドコンディションだとあっという間に見失ってしまいます(もちろん、通常クルーザーの乗組員は全員ライフジャケット着用が義務です、着けるの忘れる人もいますが)


海は素敵なこともいっぱいあります(何度かクルーザー上から野生のスナメリやイルカに出会うことが出来ました)
しかし、それ以上に怖いことは山のようにありますね。

ティコ11話、12話を30年ぶりに再視聴したら、今回の記事の内容がブワァーーーといくつも浮かんできたのでした。


今現在は、ロミ空交流会活動もあったり、お絵描きの方が楽しいのでヨット活動は年に1回になってますけど(大きな船のセーリングクルーザーはもうやめました、命がいくつあっても足りないくらいの危険はある)

せっかくティコを再視聴してみたらやっぱり海もいいなぁとか思ってきました。一応12月1月の冬も乗れますが、べらぼうに寒すぎるし体力ももう、そこまでないのでもう冬は乗りませんね。また次は春かなぁ。

一応、私が現在唯一所属しているゆるヨット活動クラブは静岡県浜名湖のこちらなんですけども

まぁ、色々準備も何もかも大変で(最低1時間くらい準備にかかるかな)
まずやってみようなんて人いなさそうなんですが、年2回乗るだけの賛助会員なら年会費6000円という格安です。これくらいの値段設定じゃないと庶民には手が出せませんね、この趣味(めっちゃこだわる人は船自分で所有して各地に遠征にとすごい金かけてる)

今はもう、名劇趣味、お絵描き趣味が一番なので、当分これを楽しもうと思います✨
ティコは今後も視聴続けようっと~(^^♪


海は危険だけど、素敵な出会いや体験もいっぱい出来て、特別なものですよ✨

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