PRプランナー1次試験の勉強法|広報のしごと
こんにちは、saitouです。
今日は広報のしごとについてのお話。
前回の記事ではPRプランナーを受けようと思ったきっかけについてお話しました。
その後のお話です。
2019年1月に広報誌制作依頼の相談をきっかけに、PRプランナー資格を取得しようと決めて、実際に行動し始めたのは4月だったと思います。※PRプランナー資格試験の詳細については「PRプランナー資格試験を受けた理由」をぜひご覧ください。
PRプランナー資格認定制度/検定試験について
PRプランナー資格認定制度/検定試験に受かるには、当たり前ではございますが、受験登録が必要です。
●受験登録しよう
私の場合、2019年度 後期試験にチャレンジしました。
※2019年 8月25日(日)東京会場
2020年度 前期試験は2020年3月1日(日)予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で8月に延期となったようです。代替試験は 2020年8月を予定していますが、詳細は未定ですね。
★第26回1次試験 開催延期のお知らせ★
なので8月の詳細が決定次第、すぐに受験登録をしてください。
受験料は11,000円(税込)。※日本PR協会会員は割引価格です
お申込みフォームから申請しますが、事前にご自身の顔写真を用意しておいてくださいね。私はスマホで自撮りしました。後日、受験票が届きます。万が一、忘れてしまった場合には現地での手続きが必要となります。
●試験の内容は?
1次試験は広報・PRに関する基本的な知識が出題されます。
試験方法はマークシート方式で、50問。70%以上正解で合格です。時間は80分。
試験内容について全項目を記載しましたが、新米広報の方にとっては、一見すると「もう無理!」なんて白旗上げてしまいそうですが、1次試験の合格率は平均75%。要点を絞ってしっかりと勉強すれば何とかなるかもです。
広報・PRの基本
∟広報・PRの基本構造
∟企業の広報活動の役割と機能
∟パブリックリレーションズの歴史
企業経営と広報・PR
∟現代の企業と社会環境
∟企業とステークホルダーの関係
∟広報・PR部門の役割
∟日本の企業広報の歴史
広報・PR活動のマネジメント
∟経営における広報・PR戦略
∟PDCAによるマネジメント
∟広報・PR活動の調査・分析と計画策定
∟報・PR活動実施の留意点と効果
コミュニケーションの基礎理論
∟コミュニケーションの基本
∟マス・コミュニケーションの歴史
∟コミュニケーション効果の諸理論
メディアリレーションズ
∟メディアの種類と特性
∟パブリシティの特徴
∟メディアリレーションズの手法
マーケティングの基礎理論
∟マーケティングの基本
∟消費者の購買行動
∟マーケティング・ミックス
マーケティングと広報・PR
∟マーケティング・コミュニケーションの役割
∟コーポレート・コミュニケ―ションとの連携
∟マーケティングにおける近年の潮流
ブランドとマーケティング
∟ブランドに関する諸概念
CSR(企業の社会的責任)
∟CSRの基本概念
∟CSRの発展と歴史的経緯
∟CSRに関する近年の潮流
インターナル・コミュニケーション
∟インターナル・コミュニケーションの戦略的位置づけ
∟企業文化とコミュニケーションの機能
∟社内広報の歴史
IR(インベスターリレーションズ)
∟IRの基本概念
∟IR活動の対象
∟ディスクロージャーの基本
グローバル広報
∟日本のグローバル広報の歴史
∟異文化理解のためのコミュニケーション課題
∟グローバル広報におけるメディア対応
危機管理広報
∟危機管理広報に関する基本概念
∟リスクマネジメントとしての広報の役割
∟クライシス・コミュニケ―ションの基本
行政・団体等の広報・PR
∟行政・団体等の広報の基本概念
∟行政広報における近年の動向
∟公共的な団体の広報の特徴
●参考書は必読!
でした、私の場合。資格を取ると決めたら念のため、協会推奨の下記2冊の購入をおすすめしています。
①広報・PR概説(PRプランナー資格認定制度1次試験対応テキスト)
この本は、広報・PRプランナーとして活躍する上でも、必要な情報となるため購入をおすすめしています。
②広報・PR資格試験参考問題集
広報・PR概説を完璧に暗記できる!または参考程度で知っておきたい程度の方であればPRプランナー資格認定制度/検定試験の試験対策にいくつか参考問題が掲載されているので必要ないかもしれません。しっかりと勉強しておきたい!方ならぜひ購入をおすすめします。
●勉強方法
あくまでも私の勉強法ですので参考までにご一読ください。記憶を辿りながらかなり細かい部分まで記載しています。
①勉強期間
試験対策として、最低でも2か月はゆとりをもってスケジューリングしましょう。2か月とはいえ仕事をしながら、家事をしながらだったので、実質集中できるのは1日1時間程度でした。
②5回熟読する
広報・PR概説をしっかりと5回熟読しました。要点だけを勉強すればいいと思ってはいましたが、マークシート形式なので意外にひっかけ回答が多いんですよね。なので隈なく5回熟読して正解だと思いました。熟読且つ暗記レベルで勉強はしたものの、まったく範囲外の問題も出ます。
③わからない用語を放置しておかない
当たり前ですが、わからない用語を放置して先読みすると理解に時間がかかるため、多少面倒でもかならず調べてください。忘れん坊の私は念のため書き込みしました。
③毎日すこしずつを心掛ける
まぁ、試験勉強自体が久しぶりであること、仕事と家事をこなしながらの勉強であること、50歳のチャレンジであること(年齢を言い訳にしたい年頃)から、前述の通りなかなか集中できない。どんなに忙しい時でも必ず本を手にして、たとえ1Pでもいいので必ず勉強する姿勢を習慣づけてください。
と、ここまでは勉強方法というより基本中の基本なお話です。
④不得手分野はしっかりと暗記する
好きな仕事とはいえ、広報・PR知識はかなり広範囲にわたるため、不得手な分野がどの章かを知ることがとても大切です。なぜなら得意分野で多少の知識があれば、マークシートのひっかけ度合いに気付くことができるから。不得手分野で知識習得が甘いともうお手上げです。できるだけ得手不得手を切り分けて効率よく勉強してください。私の場合、広報としての現業務に関連しない分野はやはり苦手意識が働いたので、あえて暗記レベルで頑張りましたね。
⑤時間軸で覚える
たまに、時間軸の出題があったりします。日経連と経団連はどちらが先に設立された?的な。なので時間軸で広報・PRの歴史をしっかりと叩き込んでください。私の場合は年表作って勉強しましたが、ここまでやる必要はないです。
●試験対策
私、とても緊張するタイプでして。とにかく「試験開始!」となった瞬間に少し手が震えてしまうんですよね。これは笑い話ですが、最初の1分は全ページめくってみて、「なんか大丈夫そう!」と自身を安心させてあげました。緊張屋さんは自分なりの緊張のほぐしスイッチを持っておくといいですね。
①一問あたりの時間の決め方
私の場合、タイムスケジュールを決めていました。マークシート形式で50問、80分の試験の場合、単純計算すると一問あたり1分半です。試験勉強万全!という方は時間配分を均等に、最初から順に解いていけば問題ありませんが、そうでない方にとっては難題と思える設問もあるでしょう。事前に「考え込む時間」を考慮して一問あたり50秒くらいにしておくといいかもしれません。
②難題とのつき合い方
これはあくまでも私の対処方法ということを前置きしておきます。まず難題は飛ばしました。質問用紙と回答用紙が別々になっているので、回答用紙にかならずチェックをつけておいて、難題飛ばしします。1問50秒程度で進めることができれば、ゆとりをもって難題に向き合うことができるかと思います。
試験終了後にひとり、カフェで答え合わせしましたが、やり切った感はあったものの、「絶対合格だ~」とまではいきませんでした。合格発表までが長く感じましたが、なんとか1次試験は合格。
いよいよ次は2次試験についてです。
続く--
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