”老い”=”退化”ではない。
”老い”
”老化”
”年をとったな”
そう感じる人は、何も中高年の人だけではありません。
20代の人でもそう感じることは多々あるのではないでしょうか?
老化とは、
退化とは、
ここで言う退化は①の意味です。
(②は四足動物からヒトへの進化の過程で見られた退化の領域のこと。)
つまり、何が言いたいかとうと、
身体が老化したからといって、ヒトとしての進歩は止まるわけではない。
と言う事です。
年をとっても、年をとったなと感じても、
やりたい事を諦めるタイミングではない。
自分の成長が止まっていると思うこともない。
「年だから」と諦めていたこと。
それは理由にならないと言うことです。
例えば、年収が急に50万円減ったとしましょう。
あなたはどうしますか?
また稼げば良い!
そう思う人もいるでしょう。
しかし、今の生活を下がった年収で乗り越えなくてはいけません。
どうしますか?
きっと、お金の使い方を変えますよね?
節約する。
無駄なものは買わない。
無駄な付き合いはしない。
外食を減らし、自炊する。
確かに収入は減った。
しかし、お金の使い方が良くなりますよね。
しかも無駄な付き合いをしないのだから、時間に余裕も生まれるかもしれない。
自炊するようになったから、料理の腕が上がるかもしれない。
収入は減った。
しかし、そのお陰で進歩している部分もあるのです。
話を戻しましょう。
”老い”、”老化”
これは退化を示す言葉ではありません。
ただの肉体的・精神的機能の衰えです。
若い時は、無理できたのです。
なぜなら肉体的にも精神的にも今より強かったから。
年を取るにつれて、無理することは、ただ身体を酷使するだけになるため、考え方を変えないといけません。
そのポイントは
”身体の使い方を考える”
これに尽きます。
人は、身体に負担のかからない動きを持っているのですが、
スマホの流通、デスクワーク、運動不足などの社会現象が
この負担のかからない動きを忘れさせてしまっているのです。
若い時は身体に負担をかけても良かったかもしれない。
しかし、年取っていくにつれて、”身体の使い方”を見直す必要があります。
身体の使い方はトレーニングで取り戻すことができます。
それは筋力を鍛えましょう、柔軟性を高めましょうと言うことではありません。
忘れてしまった身体の使い方を呼び覚ますためのトレーニングです。
赤ちゃんが成長するときに獲得する身体機能は、現代社会での生活の中で失っていくのです。
それを取り戻す。
意識するのは、呼吸だったり、身体の隅々を思い通りに動かすことだったり、
筋肉を鍛えるのではなく、使うことにフォーカスを当てたトレーニングです。
先ほど、『年取っていくにつれて』の部分を太字で強調しました。
これは、年をとっていなくても重要だからです。
若い時から”身体の使い方”を意識したトレーニングを行うことで、
そもそも忘れることなく年を取る事ができるのです。
ネガティブとポジティブは表裏一体です。
”老い”とは”身体の使い方”を獲得する成長の機会なんです。
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