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やっぱり一番大切なことは「諦めないこと」なんだろうな。

前々から観たくてたまらなかった映画「夢みる校長先生」を観たときに出会った方の話をしようと思う。
どんな映画かは、ざっくり説明すると、宿題をゼロにしたり、通知表を廃止したりした公立の校長先生達が出てくるドキュメンタリー映画だ。

先生達も生徒たちも笑顔で、夢のような学校ばかりが映画に出てきていた。
終わった後の正直な私の感想は、こんな夢のような学校もっと作ってよ。こんなこと、公立で、出来るもんなのか?って感じだった。

この映画に出演していた校長先生達は、「公立でもできるよ~」と簡単に誰でもできるよ〜くらいの勢いで喋っていた。
でも、現実は厳しいんだろうな~。だってそんな夢のような学校が、身近に実際増えていってないもんな〜。

感動的な映画を観てしっかり泣きながらも、なんとも後ろ向きな感想を心の中では密かに思っていた。

映画を観終わった後、感想をシェアする時間があったんだけどね。
「誰か発表してくださ~い」と言われても、結構あぁいう時間って勇気いるのよね(笑)実際私なんかも、あんな大勢の前で手を挙げて、マイクで話すのは苦手だ。
「誰も発表しないのなら、当てますよ~」なんて言われたら、速攻でうつむくタイプの人間だ。

ただ、今回映画を観に行ってた方達は本当に意識の高い方ばかりだった。皆さん、どんどん積極的に手を挙げて発表していた。何名か子ども達も映画の感想を述べていた。「こんな宿題のない学校に行ってみたいです」とかね。

本当にそうだよねぇ~って、素直に思う。

そして大人の方も沢山感想を発表していた。その中の一人の人の感想が私の心に響いた。
この映画を観て、多分私を含め何名かは、きっとこんな夢のような学校作りは理想だとか、難しいと正直思っていたと思う。

でもその人は違った。

みんな大人も子供も、諦めすぎ!

この言葉は私に刺さりまくった。こんな大勢の人の前で本当にカッコいいわ!
その後に感想を述べた方も、「この映画のようなことをしている校長先生が私たちの町にもいますよ」と教えてくれた。

前向きで熱い人の後には、熱い感想が続くものなんだよね。
あぁ私は、こんな熱く素敵な人達がいる町に住んでいるんだなと、目頭が熱くもなった。

本当だわ。この映画を観て、こんな理想的な学校作り難しいとか思っていたら、いつまでたっても実現していかねぇわ。
諦めちゃぁいけないんだ!子供たちの為に、素敵な小学校を作ろうとしている人はいっぱいいる。味方はいるんだ!希望を持て!ちゃぼはち!と言われているような気がした。

公立小学校から変えていかないと、いつまでたっても不登校は減らない。
私は先生じゃないから関係ないやでもない。保護者だって出来ることもあるよ。諦めなければ希望を持ち続けていけば子ども達の為に、できることが見つかるはずだ。今いる場所で私に何ができるか、今の息子に子どもたちの為に何ができるのか!もっと具体的に考えていこうと思った。

とりあえず諦めないぞ!
不登校の息子の未来を諦めない!
バイト先の子ども達の未来も諦めない!
現実的に難しいことは、そりゃ~色々あるよ。壁はかなり高いもん。でもね、そんな難しいことマイナスなことに目を向け始めたら、何も楽しくないのよね。

今できていること、息子が楽しんでいることにまず目を向けていくことが大切なんだと思う。やっぱり、物事はポジティブに考えていきたい。そして、やはり協力者も必要。仲間も必要。どんどん見つけていこう(笑)

理想だとか、夢みたいとか、私には無理ではなく、私にできることからまず始めてみようと思った。

もちろん、私だって弱気になることはあるよ。何度ももぅ無理!ってなったし、諦めそうにもなった。
それくらい、不登校の子育てはしんどいよ。

でも、また立ち上がっては息子らしい学校の通い方があると信じて行動している。息子の良さを伸ばしていけるような居場所、息子がまた友達と楽しく関われる居場所を見つけていこうと思っている。

そして、夫のことも諦めてはいない。絶対に協力して子育てしてもらえるように時間をかけて育てていくつもりだ。

やっぱり諦めないは、大切なんだ。
諦めの悪い女で上等なんだ。



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