新学期は引きこもりが強くなる

夏休み明けから息子の引きこもりと不安定が強くなっている。5年になった直後の４月～５月も本当にきつかったな。１０日外出ないなんて当たり前で、食事も睡眠も乱れたもんな～。

新学期は、本当に大変だ。

夏休みは、友達みんながお休みで息子の気持ちも軽くなり、「夏休み最高！」と言いながら楽しく過ごしていた。不登校なんで過ごし方は夏休みと同じなんだけどね。それでも、みんながお休みの土日や夏休みだと、心理的負担は少ないようだ。

夏休み明けからは、友達が遊びにくることはない。この暑さだしね～。みんな疲れてるのよね。

引きこもっている息子も友達とは遊びたいようで、「暇だ暇だ」と言ってくる。だからと言って、外に出る元気なんかは残っていない。自分からアクションを起こすこともない。

でもね…外に出れなくても人と喋ることはできるんだ。
この３連休は、オンラインスクールの子達とよくゲームをして遊んだ。人見知りの息子は一緒にゲームはしても、画面オフ、マイクオフなんだけどね（笑）
ただ、私はコミュニケーションお化けのような母親なので、子ども達と一緒にいつも喋っている。息子は話さないけど、代わりに私がめちゃくちゃ子ども達と喋っている。ゲームできないくせに、べらべら喋っている。

すると…息子がようやく口を開いた。

息子がオンラインスクールの子達とぽつりぽつりと話し始めたのだ。ゲームを通じてなら、大好きなポケモンの話なら、話すことができるようになったのだ。

本当は息子だって話したかったんだと思う。親なんて抜きで、子ども同士で話したいお年頃よね。

とにかくこの３連休、息子はオンラインで子ども達と喋りながら、色んなゲームをして、とても喜んでいた。

人との関わりが決して嫌いなわけではない。
でも、どうやって話していけばいいのか？が難しいし、心を開くまでに時間もかかるんだよね。
人見知りもなく、リアルでもオンラインでも誰とでも喋る母親のことを息子はいつも、「ママは友達１００人作れるタイプだね」と言う。たまにもぅ喋るな！と息子に、口を押えられて呼吸困難になってはいるが…（笑）

まだまだ外に出ていくことは難しい息子だけど、家に来てくれるデイの先生とも楽しく喋ることができる。

昨日は、若くて新しい男の先生も追加で訪問してくれた。その先生は、ポケモンにとても詳しいのだ。息子と一緒になってポケモンカードで遊んでくれた。初めての先生だったけど、息子はすぐに心を開いていた。２階で先生達と楽しそうにゲームをしている声を聞きながら、私は１階で自由に過ごさせてもらった。本当に助かっている。

今日の通級は、オンラインにしてもらった。久しぶりなので画面に出るのを嫌がり、私と通級の先生とだけが話していた。息子も傍にはいたんだけどね～。先生と私のやり取りは聞いていたけど、息子が話すことはなかった。

しばらくすると、不登校教室の先生も追加で画面上に登場した。その男の先生は、とてもポケモンに詳しくて、画面越しで息子に沢山ポケモンの話をし始めた。「先生の好きなポケモンはガブリアスだよ」と話し始めた時だ。

息子がぽつりぽつりと話し始めた。
僕、ガブリアスの色違い持ってるよ
たった一言だけど、通級でとりあえず話すことができたので、とりあえずよかったねっと言うことで今日はおしまいにした。

どの先生も本当に寄り添ってくれている。
私だって頑張っているつもりだ。それでもなかなか息子は変わらないんだけどね。それでも、少しずつ少しずつ変化はしている。きっとまた外に出られる日が来るだろう。そう信じている。