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不登校息子が「早く学校に行こうよ」と突然言ってきた

金曜日から私のホルモンバランスが大暴れしている。
思いっきりやる気のない私と一緒に息子も3日間引きこもっていた。もう、ある意味私のホルモンの道連れである。

息子の為に外に出てあげないと…
私が頑張って外に誘えば息子だって動くんだから…
と、無理をしている時が過去に何度もあった。
ただ、私は自分自身の精神面を優先をする。
息子を外に連れて行くことには、かなりのエネルギーを使うからね。

母親のご機嫌は、家族全員の平和に繋がると信じて疑わない私は、できるだけ無理をしない。
息子の為に、あ・え・て頑張らない!方法を取り、ダラダラを優先させていた。

でもね、メリハリってものも大事にしたい私は、しっかり休んだ後は、少し頑張ってみようねと日曜日の晩に息子に話をしていた。
すると、日曜の夜は、21時に寝て、6時半にはシャキ-ンと息子が起きていた。
息子に「頑張ろうね」と言っていた私のほうが、布団から出られずグズグズしている始末。

朝から息子は、張り切って算数のワークも解いていた。間違いを指摘しても、頑張ってまた解き直していた。昔は間違いを指摘するたびに癇癪で「もう、やんない」が合言葉だったのにね。

そしてね、いつもは「学校にそろそろ行こうか」と呼びをかけて、ようやく動く息子なんだけどね。

今日はなんと!自分から…
まだ、学校に行かへんの?はよ、行こや。

どう思います?奥さん!
こういう奇跡みたいな瞬間が、突然訪れたりするから、おもしろいよね。
不登校の子育てって、苦しいけどおもしろい。予測不可能すぎて心臓に悪い気もするけど、喜びも半端ないのよね。



息子は2月から月・水・金と週3回学校に行っている。初めの方は、1時間で迎えに行っていた。もちろん、気分が乗らないときなんかは、私も一緒に教室に入り、一緒に遊んで帰ってくるだけの日もあった。

でも、段々初めだけ付き添い、子ども達で楽しそうに遊びだしたら帰るようにした。そして、預ける時間も1時間から、1時間半、そして2時間と延長していった。
私は行き帰りの送迎だけで、家の中でゆっくり過ごすこともできるようになった。

なんで、ここまで息子は学校にいけるようになったんだろうね。

ダラダラとYouTubeばかり見て、家から一歩もでず引きこもってばかりで、どうしようもなく辛い時期には、私もほんと荒れまくったわ。

あの時は、息子の未来に不安ばかりだった私なんだけどね。でも、たった一つだけ信じていたことがある。

息子は、人が好きだ。

しんどいこともあったけど、楽しいこともあったから通えていた学校。
3年間、息子が頑張れていたのはね。
しんどいことはある!それでもぼくは友だちと一緒にいたいんだ!この気持ちだけで、なんとか頑張っていたと思うのよ。

きっと外へ動き出すとしたら…
学校に興味を持つとしたら…
息子の動き出す理由は、やっぱり人かもしれないなって、ずーっとそこは信じていた。
もちろん初めっから、友だちと触れ合うのなんて無理だったけどね。

まずは、家の中で、一緒に遊んでくれる大人との交流から始めてみた。息子の「好き」に寄り添って一緒に遊んでくれる大人と家の中で信頼関係を築いていった。
そうすることで、少しずつ外に出られるようになってきて、段々と子ども達とも交流ができるようになってきた。

もちろん、学校の教室に行くことは避けてるけどね。
サポートルーム限定よ。でも、それでもええやん。少しずつ息子が色んな人と関わりを持つとこまで成長してきたのは、私にとっては凄いことなのよ。

家の中は安心で居心地はいいけども、学校に行くと楽しいこともある。

少しずつサポートルームに通いだすことによって、自分に自信がついてきたのかもしれない。もちろん、楽しいことばかりではないけどね。でも自信がついてくると、多少のしんどさも少しずつ乗り越えていけるんだと思う。

そんな感じで、のほほ~んおっとり息子はたっぷり休みながら、少しずつ頑張るを繰り返して過ごしている。


今週、息子の心の充電に実家に帰ろうと思う。自分をありのままに受け止めてくれ、自然いっぱいの田舎の環境が、息子には癒しのようだ。私もたくさん癒されよう。
そして、たくさん充電して、4月を乗り越えていこうじゃないか(笑)

進級の時期は荒れやすいからね…



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