
勉強がしんどくなったから不登校になったんだろうか?
私は小学校を通常級にした時からずっと息子の勉強が不安だった。
境界知能のおっとり息子は、いつか勉強につまずいて不登校になるんじゃないのか?とずっと恐れていた。
私は勝手に息子の不登校の原因は、「勉強のつまずき」だと思っている。
それが原因なのかは、息子に聞かないとわからない。
ただ、息子自身が、はっきりとした理由を言わない。
何が原因で、どうしてこうなってしまったのか?自分でも、わからないのもしれないね。
まぁ、とにかくわからないものは仕方がないのよ。
何かしらしんどくなったんだろう…と言う「わからない」と言う息子の気持ちを、そのまま理解している状態だ。
ここ最近、学校に通えてた頃の過去の日記を読み返してみた。
すると、息子のことを心配し続ける日記が多かった。
勉強についていけなくなったら、学校が辛くなるんじゃないのか?
お友達に言いたいことを言えない子だから、いじめられるんじゃないのか?
凸凹の息子が、学校を楽しむ為に、苦手なところをどうにかしなくては…。
どうやってフォローしたらいいものか?と、息子のできないところ(凹の部分)にばかり注目しまくっていた。
確かに、授業についていけない子どもは、自己肯定感が下がることは多いかもしれない。
でも、勉強が苦手でも不登校になってない子だっていっぱいいるはずだ。
嫌なことやできないことはあるけど、なんらか楽しいことを見つけられる子だと、乗り越えていけるのかもしれないね。
息子が不登校になった原因は正直わからない。
今更原因探しをして、突き止めたところでどうしようもないんだけどね。
でも、あの時の私は、勉強を気にしすぎていたことだけはわかっている。
できない所をどうしていこうか?と必死だった。周りの子達に追いつかせようと必死だった。
それが、息子の幸せに繋がると思い込んでいたからね。
もっと凹の部分を気にしすぎず、できている所に、目を向けて育てていたら、不登校にならずにすんだのだろうか。
まぁ、でもあの時の私だって、精一杯やってたんだ。過去の私を責めることは辞めよう。
不登校のお陰で、今までの価値観を見直すことができた。息子のできている部分をたくさん見つけて、励ますことのできる親になった。
パワーアップしたと思わない?
だって、不登校の子どもを認めて褒めていくのって上級者しか無理なことよ。
めちゃくちゃ難しいんだから(笑)
息子が不登校になって辛かったんだけどね。どこかで、ほっとした部分があるのも事実なのよ。
もう、周りに追いつかせようと必死にならなくていい。
息子だってそうだ。あの環境にいると、きっとみんなと同じように頑張らなきゃ!のプレッシャーが凄かったのかもしれない。
今のサポートルームは、本当にのびのびとした環境でね。息子も、ちょこっと勉強したり、遊んだりしてんだけどね。
環境って大事だな〜て心底思う。
息子の笑顔と自信が増えていくのがわかる。
支援級とも通常級とも全然違う空間でね。とにかく息子には居心地がいいの。自分をありのまま受け止めてくれる。
自信をつけてくれる場所だと思う。
ここ最近、サポートルームの利用者も少し増えている。学校の中でほっとできる空間があるのはいいね。
まぁ、欲を言えばどのクラスも、サポートルームのような空間なら、不登校かなり減るとは思うけどね。