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不登校児にも高齢者にも優しい世の中になって欲しい

今私は、実家に帰っている。外に出るのが嫌な息子ではあるが、私の実家が昔から大好きだ。4時間くらい乗らなければならないバスも、平気で乗る。
この前は20分車に乗るだけで、吐き気をもよおしていたのに…。

好きなところに行く時は、何時間かかろうが平気なのだ。
まぁ、大体このくらいの時間で実家に着く…と見通しがたつからかもしれない。

いや、それよりも目的地に大好きなじぃじ、ばぁば、私の妹がいる!これが楽しみで仕方がないんだと思う。

田舎は本当に癒やされる。

栗だって道端に落ちている


あそこに落ちているぞ!と指導するじぃじ

みんなが誘うと、外にだってすぐに出てくれる。
本当に実家のパワーは凄い。

息子にとって、じぃじとばぁばは、自分をありのまま受け止めてくれる安心感の塊のような存在である。

もちろん、私にとっては、父親と母親だ。
今は温かく受け止めてくれているが、息子が不登校になりたての時は、過干渉が凄かった。
特に母親は、うるさかった…。
息子が不登校になり、心配してくれるのはありがたいんだけどね。でも、良かれと思ってのアドバイスが、私には辛かった。

身内のアドバイス程辛いものはないんだ。
身内だからこそ、そっと見守って欲しいのだ。
私は、あまりにもうるさい母親の過干渉に、爆発をした!
この年になって、たくさんケンカをした。



こうやって親子でのバトルの末、母親は過干渉から見守ることに移行してくれたと思っていた。

でも、ここ最近はなんだか違和感を感じる。

頻繁に電話をしてくる母親だったのに、電話もない。息子のことを私から話すと、興味を示すどころか、もういいわ…と言う感じで電話を切ろうとする。
勢いもなくなったし、関心もない感じがする。
そして、なんだか痩せた。

なんか、明らかに様子がおかしいので、帰省する度に、病院に行くように言うんだけど、拒否をしている。

いつも、私のことはいいと、父や子ども、孫の事ばかりを優先する母親だ。
常に自分は後回し。
人に頼むことも下手くそだ。

とても繊細で、とても優しいけど、頑固でもある。

父親も、この前お盆休みに帰ってから急に足が悪くなり、杖をつき始めた。

自分の家族のことで精一杯だったけど、両親は確実に年を取っているんだよね…。めちゃくちゃ心配だ。

実家がもう少し近ければ、お互い助けあえるんだけどな。不登校の息子にも、私と帰りの遅い夫とよりも、じぃじとばぁばがいる生活の方がいいんだろうな。そして、私も助かるやろうな〜。

不登校の子どもを、ワンオペで育てるのは、母親に相当な負担がかかる。もっと、母親を助けるサポートが増えて欲しい。なぜ、私達が必死で「助けてー!」と叫ばないと、周りは動いてくれないのか?助けてほしいと言う、気力も失われるくらいしんどい子育てなんだよ。
もっと、周りから「大丈夫ですか?こんなサポートしますよ」と言って欲しいくらいなんだよ。

そしてまた、高齢の父と母が2人で過ごすのも大変な世の中だと思うのだ。

幸い、田舎というのはありがたく、ご近所同士での助け合いがある。そして、妹が傍に住んでくれている。

もっともっと、優しい世の中になって欲しいと切に願う。


今回、実家に帰省して、私は高齢者の生活や、米作りの継続の難しさに直面している。
私の両親は、お米を作ることや、野菜を作ることが生きがいだ。
ありがたいことに、私は両親のお陰でお米を買うことなんて一度もなかった。もらってばかりだ。でも、両親の体力面から考えると、今後のお米作りは難しいのかもしれない。
昔はもっと沢山お米を近所の人も作っていたのに、みんな高齢になりきつくなったのか、太陽光発電が増えてきたな。
なんだか、切ないな〜。


この体勢から起き上がる時、クラッとするのよね


後は、機械にお任せなんだろうけど、これだけのお手伝いでゼーハーの私。長引く咳に苦しんでいる。


稲を運ぶお手伝いだけで大汗。こりゃ〜ジム行くよりも痩せまっせ。


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