80年の眠りから目覚めた歴史の爆発――宮崎空港で不発弾が起こしたサプライズ
たいそうけったいなニュースだ。
約80年前の米国製の不発弾と判明 なぜ爆発?時限式の可能性も…宮崎空港の誘導路陥没
宮崎空港で突然、太平洋戦争中のアメリカ製不発弾が爆発し、滑走路に7メートルの大穴が開いたというニュースがありました。しかも、通常運行の航空機が通過した約1分後。SFよろしくな発想をすると、時空が少しでも歪んでいたら大変な事態になっていたことでしょうが、幸いにも今回はケガ人はいなかったとのこと。いや、80年前の爆弾が現代で爆発なんて、やっぱりSFの世界のお話ですしね……。とはいえこれは現実世界。全89便が欠航し、6000人もの人々に影響が出たそうです。80年も土の中で眠っていた怪物が、まるで「今がその時だ」とばかりに目を覚ますなんて歴史の重みを改めて感じる出来事です。
過去と現代のつながり
最近の世界情勢にも、歴史の影響が色濃く残っているのは明らかですよね。ウクライナとロシアの戦争や、ここ数日かなりきな臭くなってきている中東の対立も、その背景には長い歴史が絡んでいます。ぶっちゃけ世界史も近代史も疎すぎる僕ですから中東の歴史なんてほとんど把握してませんが、さぞかし根深いんでしょう? 宮崎空港での不発弾の爆発も、戦争の影が今にまで及んでいる証拠。僕たちの日常は、意外と過去とつながっているんだなと思い知らされます。
空港の対応は見事だけど……
滑走路が大きく崩れても、翌朝には運航再開を目指す空港の対応はお見事でした。どげんかせんといかんって、職員総出で頑張ったんでしょう。でも、実際に自分が利用者だったとして「不発弾が爆発したために欠航です」なんてアナウンスされたら、自分の精神がいかれたか、あるいは知らぬ間に泥酔しちゃっているのかを疑いかねない。それぐらいのインパクトでしょう。こんな日常の中に、過去が唐突に顔を出す瞬間があるなんて想像もつかないこと。
歴史は教科書の中にだけあるわけじゃない、現場で起きてるんだ。宮崎空港封鎖できません!
過去からのサプライズはもう少し控えめに
今回の爆発を聞いて思ったのは、歴史が顔を出すのはいいとして、次はもっと穏やかにお願いしたいということ。80年ぶりに「ドーンッ!」なんて、ちょっと爆弾さん側の承認欲求強すぎませんかねぇ。SNSデビューした中学生じゃないんだからさ。茶化すべきお話でもないですが、きっとこれからも、どこかでまた過去が顔を出すんでしょうから、次は静かにお目見えしてほしいものです。
静かなるドーンッ!!
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