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ゴジラ-1.0を観てきたよ

昨日は丸の内ピカデリーに公開直後のマイホームヒーローを観に行ってきたんですが、今日はピカデリー新宿でゴジラ-1.0を。

公開から結構経っていますが、ゴジラは映画館で見たほうがよかろうということです。

十九時半開演の回、時間ギリギリに入ったと思ったら、すでに始まっていたようで、いそいそと中程の席へ着席。どうも静かに物語が進んでるなぁとは思いながらではありましたが、途中、認知症の母親役の木村多江様が、脱糞してクソまみれになってしまった頃には、とっくの昔に気づいていました。ええ、これはゴジラではない、と。

どうもね、急いでいたもんで、ゴジラ-1.0の10という数字だけが目に入り、シアター10に入室してしまった模様。ゴジラはシアター9。クソっ、クソっ。

途中抜けするか一瞬迷ったものの、ゴジラを途中から観るのも悔しいもんで、そのままこの映画を最後まで鑑賞。盛り上がりもなく、感動もなく、涙を流すポイントもなく、ただ物悲しくストーリーが進み、ずっと分かり合えなかった父と息子が、最後には、母の生前の言葉によってうんたら……というヒューマンドラマ。

ローマ国際映画祭、最優秀初長編作品賞受賞とのことですが、僕の脳はゴジラ一色でありましたし、元々観たくて観た映画でもないということもあり、というか最後までタイトル分からないまま観続けたってな具合ですので、とにもかくにも消化不良。寝ずに観きったのが奇跡的。

二十一時頃に終わり、そそくさと調べてみると、あるじゃない、新宿バルト9にて二十二時開演の回のゴッズィーラが(シン・ゴジラ風)。その場でぽちぽち予約チケットを購入し行きましたよ。人生初の映画館はしご。

日曜のレイトショーですし、客入りはまばらで十組程度。僕は最後列のど真ん中に陣取りまして、いざ上映開始。

今回は七十周年記念作品とのことで、初代ゴジラの世界観に近いもののようです。

(以下、かすかなネタバレあり)

物語は太平洋戦争終戦直前、「特攻隊」として戦地に赴くはずだった主人公、神木隆之介演じる敷島浩一が、直前でびびっって機体が故障したと嘘をつき着陸した島でゴジラと遭遇するところから始まります。駐屯していた航空機の整備部隊がゴジラによって全滅し、そのトラウマを抱えたまま、本土に戻る。戦後、GHQ統治下におかれ、軍隊も自衛隊も存在しない中、ゴジラの本土上陸により大きな被害を被る日本国。終戦直後に銀座襲われて、さらっと死者ニ万人って、そんな無慈悲な………。それに対して立ち上がった民間の対ゴジラ部隊。主人公は、くしくもそのゴジラとの戦いにおいて、ひとしれず、自ら「特攻」することを決意し、「自分の戦争」を終わらせようと……。

大音量でのゴジラのテーマ曲は、やはり感情を揺さぶりますね。

ストーリーとか、ハリウッドに比べての超低予算でのVFXだとか、上に書いたストーリーでは端折ったヒロインべーやんの演技だとか、まあ賛否あるようですが、僕はかなり楽しめましたし、あっという間のニ時間。えーやんえーやん。

一本目にまさかのお預けを食らった直後だったというのも影響しているのかもしれませんが……。

ところで、昨日観たマイホームヒーローの主演が佐々木蔵之介と木村多江でしたが、今日の一本目の映画(あえてタイトルは書くまい)では木村多江が、二本目のゴジラ-1.0に佐々木蔵之介が出演されていたので、若干脳が混乱気味。

んでまた、そもそも短時間に続けて二本も映画館で観るのはちょっと集中力的にもあれっすね。まあ、一週間もやもやしたままになるよりはマシでしたが。

映画って、とっても良いものですね。さよなら、さよなら、さよなら。

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