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結局、「作る側」に回らないと一生搾取される話

「スマホがないと生きていけない!」と言いながら、そのスマホを作れる人はほとんどいない。
「このゲーム、神!」と叫んでも、ゲームを作る側には回らない。
「この服、おしゃれ!」と語っても、デザインやブランド戦略は知らない。

世の中には、知識を持ち、それを活かして何かを生み出す人がいる。
そして、その成果を何も知らずに享受するだけの人がいる。

この二者の間には、想像以上に大きな差がある。

「使う側」は、「作る側」に支配される

スマホの話をしよう。

スマホの最新機能や便利なアプリに詳しいという人でも、それを「作る側」になれるか? と言われると、多くの人は「無理」と答える。実際、スマホを支える技術は膨大で、CPU設計、OS開発、通信インフラ、UIデザインなど、細かく専門化されている。もちろんジョブズのようにそもそもスマートフォンという概念をデザインした人も、それこそ「作る側」の最たる例だ。

知識を持つ人は、それぞれの専門分野で価値を生み出し、社会を動かしている。そして、その知識の結晶が「スマホ」という形で提供され、「使う側」の人間がそれを享受している。

そして、この構図はスマホに限らず、あらゆるものに当てはまる。

「ゼロから作る人」と「既存のものを活用する人」

知識を持つ側にも2種類ある。

  1. ゼロから何かを生み出せる人(スマホを作る人、OSを開発する人、服をデザインする人)

  2. 既存のものを活用して新しい価値を生み出す人(アプリ開発者、スマホを使ったサービス提供者、ファッションコーディネーター)

どちらも「知識を持つ側」だが、大きな違いがある。それは、前提が崩れたときに生き残れるかどうか だ。

たとえば、スマホがなくなったら? スマホOSを作る人は、新たなデバイス向けに技術を応用できる。しかし、スマホに依存しすぎると、新しい環境への適応が難しくなる。

ファッションも同じだ。服をデザインする人は、新しい素材やトレンドを取り入れて変化できるし、そもそもトレンドを生み出すこともできる。でも、トレンドを追ってコーディネートするだけの人は、その流れが変わった瞬間に、持っている知識の価値が大きく揺らぐ。

結局、本当に強いのは「ゼロから作れる人」 だ。

「使うだけ」の人との差は、さらに開いていく

「作る側」と「活用する側」には明確な違いがあるが、少なくともどちらも「知識を持つ側」だ。

しかし、「使うだけ」の人は違う。彼らは、何かを生み出すことなく、ただ消費するだけの存在だ。

  • スマホを最新機種に買い替え続けるだけの人

  • 流行りのゲームをプレイするだけの人

  • トレンドの服を買って着るだけの人

「知識を持つ側」は、消費されるたびに価値を生み出し、利益を得る。一方で、「使うだけ」の人は、どれだけお金を払っても、どれだけ時間を費やしても、自分の知識や資産にはならない。

「使う側」は、いつまでも「作る側」に搾取され続ける。

「作る側」に回るには?

じゃあ、どうすれば「作る側」に回れるのか?

それは、「知識を得て、それを活用すること」。

  • スマホを作れなくても、アプリを開発できる

  • ゲームをプレイするだけじゃなく、ゲーム配信者になる

  • 流行を追うだけじゃなく、ファッションの構造を学ぶ

ファッションの世界で言えば、トレンドを追うだけでは「消費者」のまま。でも、ブランドの成り立ちや素材、マーケティング戦略を学べば、デザインやスタイリングの視点を持つことができる。実際に、自分でブランドを立ち上げる人や、スタイリストとして活動する人は、消費者から「作る側」にシフトした人たちだ。

まずは「消費するだけ」の立場を抜け出し、「知識を持つ側」になることが第一歩。そして、最終的には「ゼロから生み出せる側」に回ることが、搾取される側から抜け出す唯一の方法だ。

一生、「使うだけの人」で終わるのか?

結局、「知識を持つ側」と「使うだけの人」の差は、決定的だ。

スマホを使うだけの人は、スマホの未来を変えられない。
ゲームを遊ぶだけの人は、ゲーム業界を動かせない。
服を買うだけの人は、ファッション業界に影響を与えられない。

もし、自分が「使うだけ」の側にいると気づいたら。
今からでも遅くはない。知識を得て、作る側に回るべきだ。
さもないと、これから先もずっと、誰かが作ったものを消費しながら、作る側に貢ぎ続けるだけの人生になる。

言わずもがな、人は誰しも全ての分野で作る側に回ることはできない。というか、ほとんどの分野では使う側で居続けることになる。

たった一つの分野でも圧倒的な作る側としてのポジションを得ることができれば、その未来は大きく変わるのが現実だ。それをよしとするかしないかは、それもそれぞれの価値観といってしまえば終わりだし、どちらが幸せかということも断ずることはできないけれど、なんとなく今に不満を抱いているのであれば、それはおそらく知らず知らずのうちに「使うだけの側」が当たり前の世界に脳を支配されていることが原因なのでは? 

まあ、とにかく貢ぐのが好きって人もいるけどね。

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