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節目のギター演奏 Far Beyond The Sun(Yngwie Malmsteen)
20年間ほど完全に辞めていたギターを今年4月に再開しましてあっという間に8ヶ月目。
再開後は毎日とは言わないまでも、わりとギターは触り続けていたし、マルっと空いた日は7、8時間とか余裕で練習していたもので、現役時代の中盤以降、バイト→スタジオ練→バイト→ライブ→バイト→レコーディングみたいな感じで慌ただしすぎて全く個人練できていなかった頃と比べると、完全に「ギターの練習」だけに集中できている状態が続きました。
また、現在の楽器演奏者にとっての練習環境は20年前と比べると格段に恵まれているんですよね。
音源はYouTubeにあがっているし、プロ含め上手い人の「弾いてみた」や、タブ譜付きの解説がごろごろ転がっていて、なんなら0.25倍速で耳コピも楽ちん。自分の演奏はPCやスマホで気軽に撮影して即映像付きで振り返りできる。音源もアプリを介せば楽器ごとに音声データを分離できるので、ギターだけを聴く、ギターだけを外すといった処理もワンタップで完了。
これで上手くなれないほうが不思議だわっていう感じ。なんということでしょう〜劇的ビフォーアフターってなもんですよ。
これは将棋の勉強などにも全く同じようなことが言えるし、他もさまざまなものごとがそうなっているんでしょう。
僕の現在も例に漏れず、再開後、割とスムーズに昔レベルに戻れたというか、一曲一曲のコピーの完成度という点ではあっさりと現役時代のそれをこえてしまった感があります。
もちろん、当時はプロを目指してこれで飯を食わねばならぬ……というプレッシャーと焦りしかなかった状態。
今は余計なこと(作曲できるようにならなきゃとか、理論をきちんと勉強しなきゃとか、スケール覚えなきゃ、難しいコード覚えなきゃ、メタル一本早弾きオンリーじゃどうにもならない……でもどうしよう………)を一切考える必要がなく、特に大きなゴールも設定せずにただ好きなものに一心不乱に集中することが許されるという束縛レスな心身の状態が良い方向に影響していることは間違いないでしょう。
そして当面の道しるべだったYngwie Malmsteenのインストの代表曲Far Beyond The Sunを自分の今のレベルでは十分かなぁと思えるぐらいには弾けるようになってきたので、まあ2024年を通じての取り組みとしてはとても満足です。
とはいえ、これはメリットでありデメリットでもありますが、昔と違って、悶絶するほど上手い人たちの演奏がそこかしこにたくさん上がっているので、それと比べちゃうと心が折れそうになるってところはありますね。
どのように自分の現在地と理想との折り合いをつけるのか。
マイペースに行くしかないですが、成功モデルが可視化されているということは、それだけ早い段階から果てしない未来の工程も同時に見えるということでもあり、特にゼロから始めようとしている初心者たちにとっては、最初の挫折ポイントになるかもしれませんね。
さて、練習と成長の軌跡の記録という意味も兼ねて、今となってはだいぶ恥ずかしい出来のものも含めて全部撮影してアップしてきましたので、先ほど撮影したものと、過去の演奏動画たちとを比較するとじぇんじぇんデキが違っていて、いたたまれないやら感無量やら複雑な心境ではありますが、それぞれにその時点での限界までは練習したうえでのアウトプットであったことを考えると削除しようとも思いません。思い出ビデオ。
そんなわけでオチもなにもありませんが、撮りたてほやほや、ぜひ観てやってください。チャンネル登録とグッドもよろしくね🎸
この次は何を練習しようかな〜。